IS~駆け抜ける嵐   作:BD3

36 / 52







34話

 

ゲルググが上空から登場したとき観客は慌てる事はなかった。何故ならもう慣れているからだ。

「また来たか」と思う程度になり逆に乱戦を歓迎する様になった。

 

(赤いゲルググ・・・「赤い彗星」シャア・アズナブルが搭乗した機体に似ている...)

 

そして連なる様にまた上空から2つの反応が現れた。

 

それは緑と青を基調としたカラーリングのゲルググと胴体が紫で四股はカーキのカラーリングのゲルググである。

しかもそれはコウにとって因縁深い相手ばかりだった。

 

緑と青のゲルググは、ガトーが「ソロモンの悪夢」と言われたキッカケとなった機体であり、紫とカーキのゲルググは、シーマ・ガラハウの搭乗機でコウが重力下の1号機に乗りあえなく落とされてしまった相手である。

 

 

赤い彗星・ソロモンの悪夢・宇宙の蜉蝣というジオンのエースパイロットの勢揃いである。ただし機体だけで操縦はAIが行っているが。

 

(恐らくあの3機はリミッターがついていない・・・やるしかないか...!)

 

ウェポンシステムのリミッターを解除し、制限が掛かっていたイオン・ドライブの推進力が跳ね上がった。

 

頼みのIフィールドは簪により破壊され残ったウェポンシステムの武装はメガ・ビーム砲・ビームライフル・バズーカのみとなっていた。

 

もちろんパージをすればサーベル等は使えるが、無闇にパージをすれば時間が掛かるためそこを狙われたら間違いなく死ぬだろう。

 

コウはイオン・ドライブのスピードを活かし3機のゲルググを翻弄した。

 

その最中、楯無から通信が入った。

 

『サポートするわ』

 

「楯無?」

 

『あの3機同時に撃破する方法はある。だから“アイツ“らをアリーナの中心に貴方が集めてちょうだい。そこで敵の動きを止めるから貴方の一撃で決めて』

 

「・・・分かった。アリーナの中心に集めればいいんだな?」

 

コウは楯無の言う通りにゲルググ3機をアリーナの中心に引き付けようと行動する。

 

まずシャゲルをアリーナの中央に誘き寄せるべくビームライフルでシャゲルの周囲を撃ち中央に引き寄せた。

 

そのウェポンシステムの背後からゲルM指揮が奇襲するも、後ろに振り向いた時にメガ・ビーム砲の串刺しになった。

 

「後ろから来るからこうなる!」

 

そしてゲルM指揮はメガ・ビーム砲により機体は消し飛んだ。

 

残ったのはシャゲルとガトゲルのみのなった。

 

ガトゲルは狙撃用ビームライフルを撃ちウェポンシステムに当てようとする。

 

(正確な狙撃...!当たればこっちがやられる!)

 

イオン・ドライブを活かしそのスピードでガトゲルに急接近し、後ろに下がったガトゲルはウェポンシステムを追いかけていたシャゲルにぶつかり転倒した。

 

楯無は「ミステリアス・レイディ」の単一使用能力を使いシャゲルとガトゲルは沈んだ空間に拘束された。

 

そしてウェポンシステムはメガ・ビーム砲を下に向け最大出力で発射した。

 

「沈めぇぇぇぇぇ!!」

 

 

空間に拘束された2機はメガ・ビーム砲を食らい消滅したのだった。

 

 

 

 




あと少し!もう少し!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。