IS~駆け抜ける嵐   作:BD3

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旅行編はガトー視点があるのでそれでも良ければ・・・・


37話

 

 

『───────!───────!!』

 

電話相手はガトーに対し怒りをぶつけていたがそれに対抗しガトーもまた静かな声で怒りをぶつけていた。それもその筈、ガトーは()()メールの内容に対し異議を申し立てたため電話相手である亡国機業の人間は内容を実行しろとガトーに命令した。

 

そして電話は一方的に切られ続く事はなかった。

 

(ここまで根が腐っていたとはな...亡霊の看板が無ければ何も出来ぬ奴等が・・・。我等と組んでいることすら忘れているらしい)

 

ガトーは忌々しそうに眉間に皺を寄せながら心中に呟いた。しかしブツブツ呟いても今の状況は変わらないと思ったいたガトーに通信が入った。

 

『───此方アイランド。バルフィッシュ聴こえるか?』

 

「此方バルフィッシュ。どうした?」

 

『───もうすぐ京都に到着する。今のところ亡国機業らしき人物は確認出来ていない』

 

「そうかご苦労、引き続き警戒を頼む。」

 

『了解』

 

アイランドからの通信は途切れ、ガトーは人だかりが少ない場所に移動し、自分のリーダーの男に通信を入れた。

 

『──ガトーか』

 

「はっ....今しがた報告したい事が」

 

『──織斑一夏の抹殺と「白式」の名を持つISの事であろう?』

 

「──ご存知でしたか」

 

『うむ...。「白式」の件に関しては認知しておってが・・・抹殺の件に関しては先程ではあったが彼奴から知る事ができた』

 

「・・・・・」

 

『故にガトー、貴殿には任を下す。亡国機業による織斑一夏抹殺を妨害し、織斑一夏の身柄を確保せよ。抵抗があった場合は殺さず気絶させるのだ』

 

「はっ──」

 

『武運を祈る』

 

通信は途切れ、この場に残ったのは静寂であった。

 

ガトーは髪を束ねた紐を外し、束ねた髪がさらされて今のガトーの姿は建築関係に近い姿をしていた。

しかも丁度付近には高層ビルを建てている最中であり、そこに関わっている者は全てガトーと同じ組織にいる人間達だけであり、限定的ではあるが隠れアジトとしても使われている。

 

そして大通りに出ようとすると画像専用の着信音が端末から響いた。開くとそこにはIS学園修学旅行の予定表が書かれていたものだった。それに目をひととおり読んだガトーは大通りに出て歩きながら思考を張り巡らせた。

 

(──亡国機業が織斑一夏を抹殺と白式を強奪するのは恐らく旅行で自由行動ができる最終日だろうな・・・・最終日が訪れる時がくるまでにはアイランドには苦労ばかり掛けるが尾行させるしかあるまい)

 

そして建設現場に到着し一時思考を中断し、安全ヘルメットを被り作業に取りかかるガトーであった。

 

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

 

そしてその日の夜。

 

京都の繁華街飲食店。しかしそこは庶民が金が無ければ到底入れない超が付く高級飲食店に3人の女性がそこにいた。

 

 

1人は天災と呼ばれる人物、篠ノ之束。

 

1人は亡国機業の幹部、スコール・ミューゼル。

 

最後に亡国機業の構成員、オータム。

 

 

束は目の前にいる2人を気にもせずガツガツと食事を進めており、どこかの野菜人にも劣らず皿は段々と積み重っている。

スコールは天災が本当に来るとは思ってもおらず驚きを隠しきれておらず、隣のオータムは束の食いっぷりを気持ち悪がっており吐き気すらを感じていた。

 

「あぁ~久しぶり食べたぁ・・・。で?こんなところまで呼んで何の用?まぁ大体の検討はつくけどさ」

 

そう言いつつ目の前にいる2人に殺気を飛ばした。理由は分かっているだろ?と天才は顔に出していたがスコールはその殺気を受け流し、話を出した。

 

「・・・これを」

 

スコールは束の前に1つの写真を渡した。それはガンダム試作4号機であった。

 

「まぁどっかでパクったかは天才である私は聞かないけど早い話コイツを改造してほしいのかな?」

 

「え、えぇ、そうです」

 

「うん。いいよしてやる。その変わり私の依頼を受けてくれるかな?」

 

スコールとオータムは目の前にある天災の顔を見た。

 

 

束の表情はまるで凶悪な悪魔の様に笑顔を浮かべていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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