「反応多数・・・・あれがそうか.....!」
コロニー周辺に辿り着くも、待っていたのは紛争時に戦ったジオンの機体とそれに紛れ込む様に無人のISが数え切れない程存在していた。
『ヤベェ!ヤベェ!』
敵の多さに驚きを隠せないハロ。そして此方が接近しているのが気が付いたのか、群がる様に一斉に襲い掛かってきた。
「ハロ!メガ・ビーム砲発射準備、一気に蹴散らす!」
『リョウカイ!リョウカイ!』
メガ・ビーム砲のコントロールグリップを使用し接近してくる敵に向け発射。直撃した敵は塵となり、傍にいた敵は副次的な被害を受けた。
ビーム弾を回避した敵はデンドロビウムを遠距離から足を止め攻撃する。
しかしそれはデンドロビウムの前では無力であった。
武器コンテナが開き、発射されたのはマイクロミサイル
だ。
収納されたミサイルは辺り一面をミサイルの嵐に変え、直撃した敵は爆散、良くて四股が消し飛ぶぐらいだった。
しかしそれでも敵の数は増えていく一方であった。
(これ以上突っ込めばデンドロビウムでも持たない....。時間は惜しいが早く体勢を立て直そう)
機体をバレルロールさせ体勢を立て直すため後退した。追ってきた敵はいたが、その前にフラッシュを使ったため、追いかけてくることはなかった。
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正面でデンドロビウムが暴れて体勢を立て直すため後退している中、コロニーの反対側で暴れている機体がいた。
そのシルエットは、ジオンの精神の形を表していた。
名は、ノイエ・ジール
そしてそれに搭乗しているのはコウより先に宇宙に上がってガトーであった。その回りには多くの残骸が浮遊しており、すべてガトーが撃墜したのだ。
「邪魔だぁ!!」
多数の敵に対し、全く息の切れないガトー。
その戦闘の最中、外部からの通信が入った。
『やぁやぁ!私の可愛いゴーレム達を倒すなんてどうゆうつもりかな?』
「篠ノ之束か....!」
『そうです!私が天才の篠ノ之束です!』
とびっきりの笑顔でダブルピースで天才だとアピールする束。ガトーは束のテンションに苛立ちを覚え、さっさと通信を切ろうとするが束の待ったが入った。
『いいのかなぁ?それ切っちゃったら・・・お前の頭領の頭が吹っ飛ぶけどぉ?』
「!?貴様ぁ.....!!」
『うんうん!察しが良くて助かるよ!それじゃあ私からのお願いを聞いてくれたら解放してあげるね』
「お願い・・・だと?」
送られて来たのは、つい先程、コロニー正面で戦っていたデンドロビウムの映像であった
『コイツを跡形もなく消したら解放するから頑張ってねぇ~』
癪に障る笑顔で一方的に通信を切った束。辺りを見渡すと、先程で戦っていた無人機達はコロニー防衛の為に元の居場所に戻っていった。
「ヌゥゥ....!」
人質を取られたガトーは己に対する怒りで溢れんばかりに肩を震わせたのだった。