全能者の揺籃   作:プロメテア

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プロット組み直して全部書き直して投稿し直したので初投稿です





prologue
ACTー◼


 

 

 

 自分が世界を救う者だと自覚したのは、果たしていつの事だっただろうか。

 

 今日か、昨日か、一昨日か。一年前か、二年前か、三年前か。

 それよりもずっとずっと前のこと、子供頃か、産まれた時か、はたまた母の胎の中か。

 または前世のその時からなのか。

 

 気がついた時には自分(オレ)は世界を救うのだと自覚していて、それをどうしようもなく理解していた。

 

 

 ──◼◼の声が聞こえる。

 

 

 水底から迫り上がるように。天上から降り注ぐように。耳元で囁くように。

 救え。救え。救え。救え。世界を、未来を、星を。遍く全てをその手で救えと声が聞こえる。

 そもそも、どうやって救えばいいのか分からなかった。

 仮に核戦争を止めればいいとして。

 それを自分ができるのかどうかなんて分かりきった事だ。

 

 だから忘れるようにした。

 だから聞こえないふりをした。

 

 そうやって、日々を普通の子供として過ごした。

 

 朝起きて両親に挨拶して、身なりを整えて学校へ行く。

 まず、学校で友達を作ったり勉強したりして、何の変哲もない小学校の六年間を過ごした。

 次に地元の中学校にそのまま進学した。

 小学校の頃からの友人で固まって遊ぶこともあれば、入部した剣道部を通じて仲を深めた新たな友人と競い合い、いくつかの大会にも出場した。

 この頃には声が聞こえていたということすら忘れている時すらあった。

 それほどまでに穏やかな日々だった。

 

「お前、将来どうすんの?」

 

 もう顔も思い出せない友人にそう聞かれた事がある。

 答えたことは忘れた。たぶん何も考えてないから会社員になるとか、公務員になるとかそんなことだった気がする。

 

 そんなこんなで、何となく高校に進学した。

 

 適当に受けたからかある程度知り合いや友人はいたと思う。

 でも剣道も他の部活も何となく燃え尽きたような気分だったから入らずに逃げ回り、頭に響く声から逃げるように勉強に没頭していた。

 なんと言っているか分からない。分かりたくない。聞こえない。聞きたくないと耳を塞いだ。

 

 向き合わないことを選んで大学に進んだ。

 

 だから、今もこうして生きている。

 

 それなりに裕福な家庭ではあったけれど、弟と妹がいたからあまり遠くに行くという選択肢はなかった。

 出来れば地元が良かったけれど、やけに熱心な両親に説得されて東京の大学を受験して合格した。

 下宿は少し高めのアパートで、サークルには入らない。

 限られた友人とたまに遊ぶくらいで特別な娯楽もなく、趣味といえば散歩か筋トレ、飲酒に喫煙くらいもの。

 

 今日も飲みすぎでフラフラしながら歩くバカ二人を横目に、寒くなってきた東京の空を見上げる。

 

 雲に覆われて星はおろか月も見えない。これでは風情も何もあったものじゃない。

 雪でも降るんじゃないかというほど寒いが、天気予報は降るなんて一言も言ってなかったから降らないだろう。

 実家は雪で大変になるだろうし、年末の帰省は早めにしておきたいと思う。

 

「おーい、ぶんしんすんなよまひとー」

 

 酔っ払いの戯言が少し感傷的だった気分を吹き飛ばす。いい感じだったのに台無しだ。

 馬鹿なこと言うなと小突いて駅に歩く。

 歩きながら吐いた息は白く、少し身体が震えた。

 

「少し寒いな」

 

「おれぁぽかぽかするぜ〜」

 

「酔いすぎだバカが……」

 

 すまんな、とこちらに詫びながら片割れをど突くのが見えるが、思い切り鳩尾に拳がめり込んでいるように思えるのは気のせいだろうか。

 いくら相方が合コンで毎度毎度飲みすぎてこうなるとはいえ、リバースしたらどうするのだろう。処理するのだろうか。

 いや、こいつならテキパキ処理を終わらせてからもう一発殴るくらいはしそうだ。

 

「めちゃくちゃかわいいこいたなー。もったいなかったなぁー」

 

「お前には無理だと思うよ」

 

 認めよう、今日の相手の子はめちゃくちゃ可愛かった。

 

 ナイスバディだった。聖人君子かと思うような性格の良さ。皮を被ったくらいなら百戦錬磨の俺たちに見抜けなはずもないから、あれは正真正銘、心の底から善人であるという事なのだろう。

 黒髪ロング、性格良し、超巨乳。

 通っている大学ではメンタルヘルス関連の分野を専攻しており、二年にして既に就職先もほぼ内定状態だという超優良物件だった。

 

「お前みたいな単位落としまくってるやつのこと、ああいうタイプの女は哀れんでくれても愛してはくれないよ」

 

「うるせーばか! もててるやつにおれのきもちがわかるか!」

 

「負け犬の遠吠えは気持ちいいね!」

 

 ハッハッハー、と笑い飛ばす。

 合コンでも引っ張りだこ、学部内被告白回数ナンバーワン。なんなら大学で一番モテる男、坂上真人(さかがみまひと)様とは俺のこと。

 

 顔はいいのに単位とこの酒癖でモテない裕一とはひと味もふた味も違うのである。

 

「お前、合コンには来てるのにそういった相手を作らないのはどうしてだ?」

 

 だから彼の質問はある種当たり前だった。

 

 だが俺の口にする理由は単純にして明快。然して世界の道理である。いざ震えるがいい、実は俺は──

 

「実は俺、貧乳派なんだ」

 

「マジか」

 

 紛れもない事実である。

 巨乳より貧乳。無乳より貧乳。乳に貴賎なし? 否、否である。貧乳こそ至高。無敵の存在なのだ。

 大艦巨砲主義にも理解は示すが、それは脳を蛆に侵された愚者の戯言でもある。俺は決して染まらない。

 

 酔いも冷めたかというくらい驚く二人をしり目に改札を通る。

 二人とは真逆の方向に住んでいるため、今日はここでお別れだ。合コンの終わり際は終電ギリギリで少し焦ったが、駅まで来てみれば案外余裕だった。

 別れを軽く済ませてタイミングよく来た電車に乗る。

 

 車内には当然のように人がいる。

 自分と同じように終電ギリギリまで遊び呆けていた学生もいれば、疲れきったスーツ姿の人が年寄りから若者まで。

 そんなに働くようにはなりたくないなと思いながら、空いた席に腰掛ければ電車が動く。

 

 流れていく景色はいつの間にか見慣れたものだと感じるようになっていて、ここ最近で少し遊びすぎたかと内心で自嘲する。

 財布と講座の中身をしっかり把握しておかないとなと思いながらぼーっと向かいの席の奥にある景色を眺め、次の駅に着く。

 降りるのはここから更に三つ先で、そこから歩きと考えるとやはり帰宅はいつも通り日付が変わるギリギリになる。

 

 不意に震える携帯を見れば、明日の夜も合コンするぞという馬鹿な内容が書いてあった。

 二日酔いでダウンしてそうな馬鹿だが、まあ慣れたものだ。どうせ夜には復活しているので気にすることも無い。

 問題ないと返信して目を上げれば、

 

 

 

 ──そこに、蒼い少女がいた。

 

 

 

 

 知らず、息を呑む。心臓が跳ねる。痛みを伴いながら鼓動が加速する。瞬きが出来ない。

 ふんわりとした金の髪。幼い顔立ち、低い背丈。妖精と見紛う可憐さ。蒼い瞳は宝石のように美しい。

 ここにいたのが詩人であれば、思いつく美辞麗句の限りを尽くしてその可憐さを語っただろう。そういう可憐さだった。それほどまでに見惚れてしまった。

 

「となり、いいかしら?」

 

「あ、ああ……」

 

 ありがとう、という声を呆然と聞く。

 心臓が五月蝿い。血流が痛い。目が焼ける。気を強く持たなければ直ぐにでも気を失ってしまいそうだった。

 ──()()()()

 横に目をやれば、微笑みながら向こう側の景色を見ていた瞳がこちらを向く。

 

 小首を傾げる姿にすまないと返しながら、自分もまた視線を向こうに固定する。

 先程まで景色ばかりを見ていた気がするが、ガラスに映る少女の姿から目が離せない。

 何度瞬いても、青いドレスに身を包んだ妖精がそこにいる。

 

 ──会話はない。

 けれど、視線が絡む。

 優しく微笑む姿はまるで慈母のようであり、僅かに紅潮した様子はなにかにときめく乙女のようでもあった。

 

 ただ見惚れたままでいても時間は経ち、最寄り駅に着く。

 

 席を立つことに僅かな抵抗を覚えるも立ち上がり、続くように少女が立ち上がる音を聞いた。

 

 視線をやることなく、なんとか電車を降りてホームを歩く。

 コツコツ、と。後ろに続いて足音がする。

 

 軽やかな足取りだった。鉛のように重たくなった身体を動かす自分とは違い、スキップするような軽さで彼女は歩いている。

 

 駅を出れば、視界に白いものが映る。

 手を出して触れれば溶け、冷たい水に変わるそれは間違いなく雪だった。

 今年は寒いとはいえ、まだ十二月の初頭である。こんな時期に東京で雪が降るなど信じられなかった。

 

「素敵ね」

 

「そうだな」

 

 思わず立ち止まった俺の前に躍り出て、振り向きながら言う彼女に返事をする。

 どちらともなく歩き出した。

 

「ねぇ、貴方のお名前は?」

 

「坂上真人だよ。君は?」

 

「私は沙条愛歌」

 

 名前を教え合いながら歩く。

 いつも通りの光景を見ながら、いつも通りではない光景を見る。

 

 その無防備な白い肌に、背後から手が伸びそうになるのを抑え込む。それはダメだと自制する。

 

「歳は?」

「21。大学三年生だよ」

「そう、私は14。中学二年生よ、歳の差だわ!」

「なんか悪いことしてる気分だ」

「そうかしら、とっても素敵よ?」

 

 楽しそうに笑い、跳ねる。

 無邪気に笑い、可憐に跳ねる姿を尊いものだと感じる。たとえ誰が認めなくとも、俺は彼女を誰よりも可憐だと言えるだろう。

 

 くだらない会話を続ける。

 

「好きな食べ物は?」

「焼肉、寿司、ミカン。あと甘いもの全般だな」

「趣味は?」

「飲酒喫煙、散歩に筋トレ」

「誕生日はいつ?」

「8月8日だったはずだ」

「好きな人はいるの?」

「いないね。中々ときめかない硬派な男なんだ」

「恋をしたことは?」

「実は一度もない」

「じゃあ将来の夢は?」

「幸せになりたい、かな」

 

 具体的になりたいものなんてない。ただ漠然と、不幸だと思う人生は歩みたくないから、幸せになりたい。

 

 それだけしか自分にはないことが少し恥ずかしくて、誤魔化すように視線を空に向けた。

 

 暗くて寒い夜だ。

 雲の合間に月が見え、空から落ちる雪が美しい。

 

「それじゃあ、今は不幸なの?」

 

 不幸ではない、と思う。

 

 家族がいて、友人がいて、不自由することは特にない。だが、目の前には妖精のような少女がいる。

 嘘は許さないなんて欠片も言っていないし、険しさの欠けらも無いのに。

 

 どうしてだろう。

 

 彼女にだけは嘘をついては行けない気がする。

 

 

 ──耳元で絶叫する誰かの声が聞こえる。

 

 

「ずっと、誰かの声が聞こえるんだ」

 

「声?」

 

「殺せ殺せ、世界を救え。お前の敵はそれだ、首を絞めろ頭を殴れ心臓を潰せ」

 

 許すな。赦すな。それを救おうとするな。殺せ。世界を。人を。星を。未来を。

 

 多くを守り、救うことがお前の使命なのだと叫ばれている。

 

「これさえなければ、きっと俺は幸せなんだと思うよ」

 

「……そう、かわいそうな人ね」

 

 小さくそう告げた少女に手を取られる。

 

 ……小さな手だ。

 力を込めれば折れてしまいそうなほど細く、小さな身体をしていると思う。

 

 なのにどこか、自分にはない強さがあった。

 折れない芯のような何か。思わず膝を折ってしまいそうになるほど、こちらを見るその瞳は力強く優しい。

 それはきっと◼に満ちた眼だった。

 

「こっちよ」

 

 手を引かれ、公園に入る。昼間には子供を連れた家族を見かけるここも、この時間には閑散としている。

 導かれるままにベンチに腰掛け、向かい合うようにして膝の上に乗られる。

 

 頬を手で挟まれた。こつんと額が触れる。

 暖かいと感じた。手も額も、寒さの中ですっかり冷えきったしまっているのに、触れている部分から感じるのは暖かさだった。

 瞼を閉じ、慈母のような空気を纏う少女を◼したい。

 

 顔面を殴り付け、地面に叩き落とし、何度も殴打する光景が浮かぶ。

 腹を殴り、倒れた身体を執拗に踏みつける凄惨な姿が脳裏に流れる。

 

 それはあまりにも罪深く、あまりにも()()()()()()

 

 そうすることが出来たならどれほど楽だろうか。

 さけぶ声に従い、この小さな身体を蹂躙し、これが正義だと謳いながら救世主に成り下がることが出来たなら、

 

 

 自分は、どれだけ救われるのだろう。

 

 

 ─自然と手が伸びる。

 そのか細く白い首に手が届く。

 そっと触れれば、見た目よりもずっと脆く儚い感じがした。

 

 片手で撫でるようにしているところに、気がつけばもう片方の手が添えられている。

 

 力を入れればそれで終わる。

 終わる。終わってしまう。自分よりもずっと年下の少女の命は、今力を加えるだけで簡単に失われてしまう。

 けれどそれは、許されてはいけないはずだ。

 

「いいのよ」

 

 なのに、許されている。

 逃げ出せばいいのに。きっとそれが出来るはずなのに。それをしないまま受け入れている。

 

 少し、力が入る。

 

 苦しそうに身動ぎして、それでもその瞳が別の感情に囚われることはない。

 優しく、甘く、蕩けるように。

 こちらを労わるように見つめる姿に身体が震える。

 

「私のことは殺していいの。きっとそれは正しいことよ」

 

「……やめろ」

 

「あなたは世界を救う人。悪い女を斃し、明るい未来を手にする人。だから、気に病まなくていいのよ?」

 

「…やめろ」

 

「苦しいでしょう? 今も◼◼◼があなたに叫んでいる。大丈夫よ、あなたは悪くないわ。私を殺せば解放されるの」

 

「やめてくれ…!」

 

 勝手に力が篭もる。首を絞める感触がする。

 小さく息が漏れる音がした。暖かく柔らかい感触がする。絞める。身体が跳ねる。

 止まらない。腕が言うことを聞かない。

 

 苦しそうに身を捩り、それでも抵抗らしい抵抗をしない姿に死にたくなる。

 

 止まれ。止まれ。やめろ。止まれ。やめてくれ。

 

 

 

 首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。首を絞めろ。

 

 

 

 

 ───()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 




これは、どうしても愛歌おねーたんを書きたい作者のお話。
これは、どうしてもアーサー王に恋しない愛歌おねーたんのお話。
これは、どうしても東京を破壊したい作者の願い。


──これは、どうしても沙条愛歌を殺したい誰かさんのお話。



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