スイートプリキュア♪ 鬼人の組曲 作:水無月 双葉(失語症)
本編とは違う技を使用するチームがおります、理由は後書きで説明いたします。
裂けた空から爆発するように現れるプリキュア達、お互いがお互いの再開に喜ぶ。
長い戦いの末ようやく俺達は合流を果たしたが、奴らもこちらに戻って来てしまっている。
「おのれ! プリキュア! ブラックホール様の力の元にひれ伏すが良い!」
魔女の体が膨張しだし巨大な姿に変わり各々が襲いかかって来た。
爆風を利用し合流するブラックとホワイト、大きな水晶に二人は足を付けると力強く手を握ると魔女を見据えた、その瞳は力に溢れている。
「ブラックサンダー!」
「ホワイトサンダー!」
「プリキュアの美しき魂が!」
「邪悪な心を打ち砕く!」
「「プリキュア! マーブルスクリュー! マックスー!!」」
ブラックとホワイトから打ち出された黒と白の巨大な稲妻がひとつの力となり魔女を包み込み一瞬で浄化させた。
空から舞う様に降りて来たブルームとイーグレット、精霊の力を解放し更なる高みに登る。
叫び声を上げながらサーロインが本当の姿を現しブライトとウィンディへ向かって襲いかかる。
「大地の精霊よ!」
「大空の精霊よ!」
「今! プリキュアと共に!」
「奇跡の力を解き放て!」
「「プリキュア! ツイン・ストリーム! スプラッーシュ!」」
サーロインは精霊の光に包まれ何も出来ずに浄化された。
ドリームがルージュがレモネードがミントがアクアが空を翔ける、手甲の蝶からは彼女達の思いの力とも言える5つの光が溢れている。
マントを脱ぎ棄てムシバーンが手に光の剣を携え襲いかかって来た。
「プリキュア! サファイア・アロー!」
「プリキュア! エメラルド・ソーサー!」
「プリキュア! ファイアーストライク!」
激流と化したサファイア・アローを切り裂き、巨大なエメラルド・ソーサーを弾く、迫って来たプロミネンスを吹き出しているファイアーストライクを迎撃し、ムシバーンはなおも向かって来る。
「プリキュア! プリズムチェーン!」
アクア、ミント、そしてルージュの作った小さな隙、レモネードはその隙を逃さない、プリズムチェーンがムシバーンを捕えるが、純粋に力で引き千切られた。
だが、ドリームにはそれで充分。
「プリキュア!」
ドリームの前に希望の光が集まる、小細工無しの真っ向勝負、ドリームは何時も真っ直ぐに進む。
「シューティング・スタ───ッ!」
正面からムシバーンを貫き後ろに着地する、消えていくムシバーンに対しドリームは目を伏せた、ドリームの懐は広くて深い、どんな敵にも悲しんで見せる、それが彼女の魅力。
ピーチの胸のクローバーが輝く、彼女は何時でも全力疾走、思いを何時もストレートにぶつけ諦めない。
トイマジンが巨大な姿に変わる、それを見たピーチの眼光が鋭くなる。
「幸せになったトイマジンの姿を利用するなんて絶対に許さないんだから!」
ピーチの瞳に映るのは敵か、それとも……
「プリキュア・フォーメーション! レディー・ゴー!」
「ハピネスリーフ! セット! パイン!」
「プラスワン! フレアリーフ! ベリー!」
「プラスワン! エスポワールリーフ! ピーチ!」
「プラスワン! ラブリーリーフ!」
ありたっけの
「「「「ラッキークローバー! グランドフィナーレ!」」」」
浄化される瞬間に目が笑うトイマジン、まるで感謝の言葉を述べているようにピーチは感じ、鋭い眼光を放っていた瞳が揺らぎ、柔らかな光を湛えた。
ブロッサムは心に正直だ常に自分の心に従う、それが倒すべき相手であってもだ、その優しさが皆を繋ぐ。
「サラマンダー男爵の姿を使っての悪行の数々! 私……堪忍袋の緒が切れました!」
「出ました! 堪忍袋!」
マリンは知っている、こうなったブロッサムはもう誰にも止められない。自分も一緒に走るだけ、それだけで良い。
サラマンダー男爵が巨大な飛竜へと変わり巨大な翼を使い向かって来た。
「花よ! 輝け! プリキュア! シルバーフォルテ・ウェイブ!」
ムーンライトから放たれた光が飛竜の足を止める。
「プリキュア! ゴールドフォルテ! バースト!」
ブロッサムとマリンがサンシャインの作り上げた
「プリキュア! シャイニング!」
「「フォルティッシモー!」」
輝く光が貫くとそこには誰も居なかった、ムーンライトは胸に手を置くと祈る様に瞳を閉じる。
全力で走る、狙いはただ一人シャドウ。プリキュア5を悲しませ、手の届いたドリームの思いを踏みにじった相手。
あの当時はこんな終わりって酷いと思ったものだ、少し懐かしい。そんな自分がプリキュア達と一緒に行動している。
最初はプリキュアの世界に戸惑ったものだ、でも今は違う、
ドリームの腕の中で
シャドウの攻撃を掻い潜り、炎を纏った音撃棒で
──聞こえているか?
───届いているか?
俺なりの
「音撃打! 猛火怒涛!」
浄化され、消えていくシャドウを見ながら、俺は
響と奏、幼いころから仲の良かった二人、少しの行き違いで不仲になるもその時間が二人の思いを強く成長させた、今でも衝突はする、でも、二人の絆はもう揺るがない。
手を取り合うメロディとリズムまだまだ戦いに不慣れで危なっかしい、でも、常に全力。人々の痛みを自分の痛みに出来る強く優しい少女達。
「フリージング!」
フリーズンフローズンの叫びを聞いたメロディとリズムの繋いだ手に力がこもる。
「プリキュア!」
メロディとリズムの世界を思うステップが始まる。
「ブリザード!」
フリーズンフローズンの悪意の吹雪が二人を襲う。
「パッショナート! ハーモニー!」
現れるハートのト音記号、彼女達の世界と音楽を愛する心の力、誰にも砕く事の出来ない思いの力が光となって溢れ出す。
フリーズンフローズンの渾身の一撃とメロディとリズムの思いの力がぶつかり合う、競り合う事も無くフリージングブリザードを蹴散らしながら進む光。
「「何故だ! 俺達は最強のコンビだと言うのに!」」
焦るフリーズンフローズン、だが光は止まらず迫りくる。
「「はあぁぁぁぁぁぁ」」
更に力を込めるメロディとリズム、フリーズンフローズンはなすすべも無く浄化された、輝く一条の光に夜空が昼間の様に明るくなりゆっくりと夜の帳が下がる。
「最強のコンビは私達みんなに決まってるじゃない!」
メロディの勝利宣言。伝説の戦士プリキュアはどんな困難にも……絶対に屈しない。
お読み頂きありがとうございます。
次回は来週末の更新予定となります、宜しければお付き合い頂ければ幸いです。
本当ならスプラッシュスターの二人はスパイラル・スター・スプラッシュを使用します。ですが、出来るだけ色々な技を使いたかったと言う思いと、筆者のブライトとウィンディの姿でこの技が見たかったと言う願望でこうなりました。
力の源が違うので使用出来るかは不明ですが、この世界のプリキュア達はフォームを変更しても全ての技を使えると筆者は独自解釈しております。
キュアドリームが5GOGOの状態でドリーム・アタックやクリスタル・シュート等を利用出来ます、今回は上手く組み込めなかったのが残念です。
スプラッシュスターが使用する技ですが、スパイラル・ハート・スプラッシュと悩みましたが、決め手は願望と詠唱でツイン・ストリーム(筆者はどちらの技も好きです)に軍配が上がりました。
この様な変更は二次創作の楽しみと筆者は考えております、スプラッシュファンの方に「おっ、この技か!」と楽しんで頂けましたら筆者としましては本望です。それと、ダークプリキュア5に関しましては、完全に筆者の趣味と願望です、ダクドリちゃん達も好きなんです。
では、次回。
プリキュアオールスターズ 虹色の花束
第18節 アニマル達の
よろしくお願いします。