DDS 真・がっこう転生 MythLive   作:想いの力のその先へ

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 こんばんは作者です。
 今回は早く書き上げれたのですぐに更新できました。
 まぁ今回の話も、元々は前話と一つにしようかとしてたけど、文字数が嵩みそう&二話に分けても目標文字数は達成できそうという判断から分けた、いわば後編的な意味合いが強いのですが……。
 即ち今回も伏線回収&説明会なお話となっております。
 では、実は主人公たちがとあるガバをやらかしていたことが判明する第十五話をどうぞ。










第十五話 思い込みと外の状況

 見張りのために秘密基地の外へ出た晴明。

 だが、保護した面々に見つからない場所まで移動すると晴明の顔は憤怒の表情に歪む。

 

「……くそっ!」

 

 思わず悪態をつく晴明。

 それを唯一聞いていたバロウズは晴明を心配しながらも、どこか戯けるように話しかける。

 

《あら、マスター。ご機嫌ななめ? どうしたのかしら?》

 

「バロウズ、お前は分かって聞いているだろうに……」

 

 彼の憤怒の原因を知っているはずのバロウズのわざとらしい声掛けに晴明は毒気を抜かれたのか、どこか気の抜けた表情で呆れたような声を上げる。

 無論そのことを理解しているバロウズはさらに言葉を続ける。

 

《ええ、勿論。だってあの子たちへの説明、()()()()()を暈したんでしょ? ……やっぱり踏ん切りがつかなかった?》

 

「……ああ、そうだよ。全く自分の間抜けさが嫌になるな」

 

《でも、それは結果論でしょうマスター? あの時点では流石にここまで大事になるなんて予想もできてなかったんだし》

 

 二人が話していることは晴明が転生者の件……ではない。透子を始めとする生存者たちに、実は先ほどの説明で意図的に省いた部分があるのだ。

 その省いた部分とは、悪魔が顕現する条件にMAGが必要とだけ伝えていたが、実は他にも条件があったのだ。

 

 その条件とは異界化と呼ばれる現象が発生させる、ないしは空間内にMAGを充満させることだ。

 そも異界化と呼ばれる現象がどういうことかと言うと、現実空間を悪魔たちが過ごしやすい空間、つまり魔界に近い空間に上書きするということである。

 

 簡単な例えにすると現実空間が外、魔界が家屋だとしよう。

 だがその家屋には出入り口が存在せず、中にいる悪魔は普通なら外出することが出来ない。

 だが家屋にいる悪魔は中から外出──脱出と言っても良い──をしたい。ならばどうするか?

 簡単だ、出入り口がないのならば、玄関なり勝手口なりを作ってしまえばいい。

 その玄関や勝手口に相当するのが異界という空間なのだ。

 そして異界を作り出すためには、悪魔たちの顕現と同じくMAGが用いられる。

 しかし、本来異界化させるためのMAGは人間一人、二人程度の保有量では到底足りず、主に富士の樹海のようなパワースポットや、悪魔崇拝者たちに手による特殊な儀式をすることで発生することが一般的だ。

 

 またこれは一部の例外であるが、私利私欲で悪魔召喚師の力を奮っている通称ダークサマナーの総本山とでも呼ぶべき組織【ファントムソサエティ】では、構成員のレベリングのために自前で異界の確保、並びに整備を行っている例もある。

 

 多少話がそれてしまったが、つまり悪魔が顕現するためにはまずその現れる土地が異界化、ないしは大量のMAGが空気中に存在することが必須条件だ。

 しかしMAGはその性質上パワースポットのような特殊な環境、またはパワーストーンのようなオカルトアイテムがない場合はその場に留めるのは難しい。それこそ土地に()()()()()()()()()()()()()()()

 

 そう、結界である。

 

 覚えているだろうか? 晴明が巡ヶ丘に来た折に義妹である十七代目葛葉ライドウ(朱音)に、万が一の場合は巡ヶ丘を隔離するように結界を張るように依頼したことを。

 その後通信を終えたライドウはすぐさまクズノハの上位に位置する組織【超國家機関ヤタガラス】に連絡を取り手配していた。

 ヤタガラスも国家の守護者として最大級の戦力であるライドウと、その義兄でライドウを始めとする葛葉四天王やキョウジに次ぐ実力者である晴明の二人から依頼を受けたことで只事ではないと感じたのか、即座に巡ヶ丘に人員を派遣。

 巡ヶ丘でアウトブレイクが発生した際には依頼通りに即座に結界を張り、その後はヤタガラス並びに日本政府に報告を上げるために現地から撤退している。

 

 そのため現在巡ヶ丘には異界ができやすい土壌になっている。が、そこまでだったら()()問題ではなかった。

 問題はアウトブレイクで発生したゾンビたち、正確に言うならばそのゾンビたちを討伐していた晴明やデモニカ部隊にあった。

 実はその答えになることをアウトブレイク初日にバロウズが既に述べている。

 

 ──一切悪魔の反応がなかったのよ。

 

 ──反応上は間違いなく、ただのヒト、よ。

 

 ──悪魔特有のMAGの波長も、悪魔憑きに見られる特殊な波長も確認できなかったわ。

 

 バロウズがこのように述べたように、精神、魂魄的に死んでいるかはわからないが、少なくともあのゾンビたちは肉体的な意味で言えばまだ死亡していなかったのだ。

 いわば脳死に近い状態だと推察できるが、これは原作でも青襲椎子がΩに感染し、発症していた胡桃を診断した際に、肉体の代謝活動を行っていることを確認したことからも見て取れるだろう。

 

 ならば何故晴明たちはそのことに気付けなかったのか。その理由を簡単に言えば一種の思い込みが原因だった。

 

 と、言うのも悪魔には屍鬼と呼ばれる種族が存在し、その中にはアウトブレイク初日に晴明たちが勘違いしたようにゾンビやグールなどといった存在もいる。

 そして晴明たちはそういった存在の討伐も幾度となく行っており、故にゾンビ=死者という図式が頭の中にあり、無意識下のうちに巡ヶ丘のゾンビたちもそれと同じ存在である、と認識していたのだ。

 

 奇しくもその認識が正されたのはリバーシティ・トロンにおけるフォルネウスとの一戦が原因だった。

 悪魔の肉体がMAGで構築されている、というのは先述の通りだが、ならばそのMAGをどうやって確保するのか。

 一つは人々の崇拝や畏怖のような【この悪魔はこのような存在である】という一種の信仰。祈りと言い換えても良いが、その思いに人々の持つMAGが少量であるが含まれて対象の悪魔に送り届けられる。

 例えるならば、何事かを成す時に自身にできることは全て行ったが、まだ不安だから神社を詣でて神頼みを行った人もいるのではないだろうか?

 その神頼みにのせられた祈りこそが悪魔たちの血肉となり、そしてその祈りが悪魔に気に入られたのであれば、時に満願成就や、または神託という形で人間のもとへと帰ってくる。

 

 これが一般的なMAGの取得方法になるが、他にも方法がないわけではない。

 一つは人間の感情の爆発によって生成され、体外に放出されたMAGを吸収すること。

 よく物語で、主人公や登場人物が怒りなどの感情で普段よりも戦闘力が高くなる描写があるが、それがMAGにも適応されるのだ。しかし同時に人間の体内に貯蔵できるMAGの総量は決まっており──修行などで総量を増やすことは一応可能である──その総量を超えた分をそのまま体内に留めておくと最悪の場合、肉体が崩壊するために体外に放出する必要がある。

 つまりお零れに与るということなのだがここで一つだけ明言しておくと、この感情というのは何も怒りだけではなく、憎しみなどでも問題ない。

 即ちどういうことかと言うと、一つの方法として適当な人間を攫い拷問にかけて自身に憎しみを向けさせる、これだけで悪魔としてはMAGが回収できる。

 

 そしてもう一つ、これが晴明が巡ヶ丘のゾンビが肉体的に死亡していないと気付いた要因になるのだが、その方法とは単純に人間をそのまま喰らい直接MAGを摂取するという方法だ。

 つまり、人間の踊り食いというわけだが、勿論これは前提として喰らう人間が生きていなければならない。

 と、言うのも単純に人間が死亡した場合、体内に貯蔵されているMAGは体外に排出されて霧散してしまうのだ。

 無論それでも悪魔たちはある程度MAGを取得することは可能だが、それだとどうしても多少のロスは発生する。それに人間が死亡して時間が立っている場合は、完全にMAGが空気中に溶け込んでしまい回収するのは困難なために、悪魔が人間を殺してから喰らうという事例は稀だ。

 

 これらを把握した上でフォルネウス戦を思い返してもらえば理由は見えてくるだろう。

 ……そう、フォルネウスは晴明に追い詰められた際に、地下から上がってきたゾンビたちを咀嚼することでMAGを摂取し強大化してみせた。さらにはその時にフォルネウスはゾンビたちに向かって()()()()()()と吐き捨てている。

 そのことからもわかるように、フォルネウスはあの時点でゾンビたちが()()()()()()()()()()()()()と言っていたことになる。

 

 そしてさらに晴明の今までの、ホテルからの脱出、透子の救出、リバーシティ・トロンでの行動を思い返してみてほしい。

 その全てにおいてゾンビの殲滅を行っているのだ。

 勿論晴明本人にとっては生存者を助けるため、今後の行動を円滑にするための行動ではあったのだが、実際には本人が気付かぬうちにせっせとゾンビを殺すことで空間中にMAGをばら撒いて異界を発生させるための下準備を行っていたに等しい。

 その結果が圭たちのもとに現れた野良悪魔のジャックフロストであり、フォルネウス、デカラビアだった。

 そして一度悪魔が巡ヶ丘に発生した以上、今後はさらに悪魔たちがこの地に現れることになるだろう。

 

「メシア教やガイア教がなにかやらかすかと思ってたら、まさか俺自身が異界作りの片棒を担ぐなんてな。……本当に焼きが回ったかな?」

 

 晴明は自嘲するように告げる。それを聞いたバロウズは彼に声をかけようとするがその前に誰かから通信が入る。

 

《……誰かしら? って、あ……、マスター不味いかも》

 

「何がだ?」

 

《とにかく通信を繋ぐわ。あの子、怒ってないといいんだけど……》

 

 そんなバロウズの不吉な言葉とともに先方との通信が繋がるが、まず聞こえてきたのは女性の甲高い声による怒声だった。

 

[ちょっと、ハル兄! いつになったら連絡してくるの!!]

 

 その声の主、義妹である朱音の声を聞いた晴明は連絡をすることを怠っていたことを思い出して、額に一筋の冷や汗を流す。

 思わず晴明は(あ、やっべ)と内心思っていたが、そんな晴明の心の中が読まれたのか、バロウズの通信映像に映し出された朱音は険しい表情を浮かべながら、さらに晴明を問い詰めようとする。

 

[ハル兄、聞いてるの! 返事くらいしたらどうなの!]

 

 朱音の剣幕に晴明はタジタジになりながら返事を返す。

 

「あ、あぁ、済まない。聞こえているよ。だが、こちらでも色々あったんだ。だから連絡を忘れていたことに対しては大目に見てくれ」

 

 晴明の声を聞いた朱音は、どこか呆れたような、それでも安心したような雰囲気を醸し出しながらホッと溜息を吐く。

 そして先ほどとは違い幾分か優しい声色で喋りだす。

 

[まったくもぅ、とにかくハル兄大丈夫なんだよね?]

 

「ああ、幸いにも怪我なんかはしてないよ」

 

[よかった……]

 

 晴明の返答を聞いた朱音は、ようやく安心できたようでその言葉には深い安堵の表情が滲み出ていた。

 晴明もそんな義妹の様子に、ちょっとした罪悪感をいだきながらも、巡ヶ丘の外の状況を確認する。

 

「それで、そっちの方は何も問題はないのか?」

 

[そうね、()()()()()()()()()()()()()()()()()()]

 

 晴明の質問に朱音はそうやって含みのある言い方で返す。それを聞いた晴明は。

 

「日本に関しては、か。ということは何かあったんだな? 何が起きたんだ?」

 

[そこで起きたバイオハザード、実は全世界で同時多発的に起きてたようなの]

 

「何っ? それは本当か?」

 

 晴明は朱音の返答が、自身の聞き間違いではないかと思い聞き返すが、それに朱音は本当のことだと肯定すると同時に、世界状況の詳細を告げる。

 

[残念ながら、ね。それで少なくともバイオハザードが起きたのは、アメリカ、中国、ロシア、インド、イギリス、ドイツを中心としたEU諸国。確認できるだけでこれだけの国家で発生して、なおかつEU諸国とは音信不通。最悪国家機能が麻痺している可能性すらあるわ]

 

 その最悪の返答を聞いた晴明は、ひゅっ、と息を呑む。

 そしてそれがなにかの間違いではないかと確認する。

 

「お、おい、流石にそれは……。まだバイオハザードが発生して一週間程度しか立っていないんだぞ。いくらなんでも早計すぎないか」

 

[それがそうとも言い切れないのよ。今からバロウズにデータを送るから確認してみて]

 

 朱音がそう言うのと同時に、ガントレットにとあるデータが受信される。その受信したデータを開く晴明だったが、その目に飛び込んできたのはいくつかの衛星写真だった。

 その写真とはヨーロッパの町並みの中、ゾンビたちが住民たちに襲いかかっている状況写真であった。他にも軍隊がゾンビたちに抵抗している写真などもあったが、最後にはすべからくゾンビの物量の波に飲み込まれ、彼らもまた同じ末路を辿っていた。

 朱音から送られてきた写真の数々を食い入るように見ていた晴明だったが、そこで朱音に話しかけられ我に返る。

 

[ハル兄、これで嘘は言ってないってわかってもらえた?]

 

「あ、あぁ、なんとかな。だが、EU諸国ということはアメリカとかの他国家とは連絡が取れているのか?」

 

[うん、そっちは大丈夫みたい。ほら、今判明している国の中でEU以外は日本がデモニカスーツを販売してることはハル兄も知ってるでしょ?]

 

「ああ、なるほど。確かにそうだったな。特にロシアに関しては一部の科学者が開発に関わってたわけだし、優先的に販売、技術の提供もしてたな。同じく開発に関わったDr.スリルはなんとも複雑な気分だろうが」

 

 晴明が苦笑とともにそう零すと、朱音もまた軽く笑っている。しかし、すぐさまその笑いをおさめると不意に真面目な声を出す。

 

[ハル兄、そのスリルさんのことなんだけど……]

 

「? 彼がどうかしたのか?」

 

 晴明は不思議そうに朱音に尋ねるが、彼女の口から衝撃の言葉が飛び出てくる。

 

[現在行方不明なのよ、彼。……そして、彼が最後に確認された場所が今ハル兄がいる巡ヶ丘市なの]

 

「なんだと? スリルが行方不明でなおかつここにいる可能性がある? ……まさかとは思うが朱音は、あいつが今回のバイオハザードに関係していると思っているのか?」

 

 朱音の言葉に険しい表情を浮かべて尋ねる晴明だったが、朱音自身なふるふると首を横に振ると。

 

[私もあの人がわざわざそんなことをするなんて思ってないよ。……後、この通信一応公式のものだから私の呼び方はライドウでお願いね]

 

 と、自身もスリルのことは疑っていないことと、ついでに呼び方を改めるようにお願いをする。朱音の言葉を聞いた晴明は呼び方について謝罪すると。

 

「すまん、気が抜けていたな。それでライドウ、なぜスリルが行方不明なんて事態に? 一応まだ監視は付いている状態だったんだろう?」

 

[それがね……、スリルさん、この前のデモニカスーツの開発協力の功績が認められて、少し前に恩赦という形で監視は外されてるの。それで、それと同時にとある大学から講演を頼まれたらしくて……。本人は「ようやくわしの天才さ加減が世間様に認められたんや!」って、言いながらその大学、えっと……]

 

 そう言いながら手元の何かをゴソゴソと探す朱音、そして探しものが見つかったのか、手元に紙切れを持って書いてある文字を読む。

 

[あったあった、で、その大学【聖イシドロス大学】ってところに行って、そこから音信不通になってるんだ]

 

「聖イシドロス大学だって?!」

 

 朱音からでてきた大学名を聞いて驚きを顕にする晴明。そのことに驚いた朱音はどういうことかと問いかける。

 

「急にどうしたのハル兄?」

 

「その聖イシドロス大学、朱夏が通っている大学なんだよ。それと──」

 

 そのまま晴明は秘密基地で発見した冊子や今の時点で判明したことなどを朱音に説明していく。それを聞いた朱音を険しい表情を浮かべながら。

 

[なるほど、そんなことが……。ただでさえランダル関連で面倒くさそうなことになってるのに、悪魔と同時にさらには自衛隊にメシア教のスパイがいる可能性、か]

 

「ああ、まったく。その可能性に気付かなかったなんて本当にどうかしてるぜ」

 

 そう言って晴明は再び自嘲するが、そのことに朱音は。

 

[まぁ、それに関しては気付かなかったこちらにも落ち度はあるし、それより今は起きてしまったことを悔いるよりも、対処法を考えるべきだよ、ハル兄]

 

 と、晴明を慰めるように自身の考えを告げる。その言葉に晴明は。

 

「……ふぅ、そうだな。済まんな。みっともないところを見せた」

 

 そう言って朱音に謝罪する。そして──。

 

「それじゃあライドウ。済まないがまた頼まれてはくれないか?」

 

[こちらにできることなら]

 

 晴明の問いかけにある程度のことならと言いつつ、即座に了承する朱音。

 

「自衛隊の中にメシア教がいるかわからない状態で通信して、最悪傍受されたら面倒な事態に陥りかねないから、それとなくでいいから五島一佐に直接メシア教についてのことを伝えてくれないか?」

 

[そんなことならお安い御用。と、言うよりも今も対策会議で顔を合わせてるからその時にでも話しておくね]

 

「助かる」

 

 そこで少しの合間会話が途切れるが、朱音が何かを思い出したかのように晴明に話しかける。

 

[あ、そうだハル兄。ハル兄が受けた依頼の件、どうやらそんな単純なものではなかったみたい]

 

「いや、まぁこの状況ではそのとおりなんだろうが……」

 

 朱音の話にいまいち要領がつかめなかった晴明はそのように返すが。

 

[ああ、えっと、そう言うことじゃなくてね。……どうやら今回の依頼、何かしらの組織が政府に働きかけてハル兄に依頼が行くように仕向けてたらしいの]

 

 それを聞いた晴明は困惑した顔になると。

 

「なんだそりゃ? メシア教辺りがまた裏工作でもしてたってのか?」

 

 意味がわからない、とばかりに言葉を零す。しかし朱音はそんな晴明の言葉を否定する。

 

[その組織、すごく慎重に動いてるみたい。こちらやヤタガラスでも調査してるんだけどまだ名前しか判明していないんだよね。でもその判明した名前からするとどちらかと言えばガイア教っぽいんだよね]

 

「そうなのか? ガイア教がそんな組織だった行動ができるとは思えないんだが……」

 

[私もそう思うんだけど……]

 

 二人はそう言ってその組織が本当にガイア教なのか疑うが現時点では判断できないと結論づける。そして何時までも考えても仕方ないと思った晴明はその組織の名前について尋ねる。

 

「それで結局、その組織の名前はなんていうんだ?」

 

[うん、その組織は【()()()()】って名乗ってるみたい。]

 

 ね、ガイア教みたいでしょ? と告げる朱音を尻目に、晴明はとんでもないビックネームが現れたことに言いしれない悪い予感を募らせるのだった。

 






 読了お疲れさまでした。
 ちなみに今回判明した日本の状況を簡単に説明すると、原作がっこうぐらし! をノーマル難易度と仮定すると、晴明たちの行動により巡ヶ丘はハードモードに突入していますが、巡ヶ丘以外の日本全土はベリーイージー、つまり普通の日常をまだまだ謳歌している状況だったりします。
 まぁ、今後どうなるかに関してはまだまだ予断を許さない状況ですが……。


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