『シルヴァリオサーガRPG』RTA 聖戦√   作:生野の猫梅酒

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シルヴァリオ ヴェンデッタ発売からちょうど5周年なので初投稿です。


Part2

 糞眼鏡をお兄様と呼ばなきゃいけないRTAはーじまーるよー!

 

 前回はキャラメイクを終えとうとう行動可能になる直前でした。早速続きからいきましょう。

 ……はい、まずは主人公のアイナ姉貴の部屋ですね。立派な内装はハーヴェス家の由縁のものでしょう。貴族なので仕方ないね。

 ちなみに現在のアイナ姉貴は10歳ですが、本ゲームではオリキャラは自動的に10歳からスタートするのでやや注意が必要です。うっかり欲張って新西暦1012年以降を生まれた年にすると時間や能力が足りず詰みます(1敗)

 ひとまず現在の目的は基礎ステータスの向上ですね。ゲーム内でも既に動き出してますが、15歳で黄道十二星座部隊(ゾディアック)に配属されるまではひたすら自宅と士官学校を往復する日々です。

 今はちょうど士官学校でお勉強を始めてるところですね。まずは【知力】の向上を狙います。これが高いと説得による言いくるめや、部隊配属で目当ての部隊に行きやすくなる等かなり重要です。

 さらに自宅でも自主訓練訓練&訓練で【攻撃力】を伸ばし、ひたすら目標(タイム)に向かって突き進みます。その姿はまさしく光の奴隷のごとしですが、動画映えはあんまりしないので動きがあるまで3.7倍速します。

 

 その間に、本RTAにおける最終目標となる聖戦ルートへの入り方を解説しましょう。前パートで述べたようにアスクレピオスの大虐殺で聖戦を発動させにいくのですが、より正確には大虐殺の日に主人公であるゼファーさんに逆襲を選択してもらい、聖戦のキーパーソンであるヴェンデッタ姉貴(文字通り)を叩き起こしてもらいます。

 つまり、ヴェンデッタ本編における『冥界へ、響けよ我らの(Silverio Vendetta)死想恋歌』発動を前倒しにする魂胆ですね。ただし言うは易く行うは難しです、ゼファーさんは非常にメンドクサイ男なので適切にフラグを立てて好感度を上げないと逆襲を選んでくれません。

 というのも、あんまりコミュニケーションを取ってないと本編通り心が折れて逃げ出してしまい、かといって立派にダメ人間を卒業させすぎても今度はヴェンデッタ姉貴の方がゼファーさんの成長に満足してしまい起動しません。なんなの、この人たち……?

 

 なのでここがプレイヤーの腕の見せ所さんとなり、裁剣天秤(ライブラ)に入隊してゼファーさんを上手いこと褒めたり叱ったりして逆襲を選択させるのです。そのための同期、あとそのための【知力】です。

 と、ゲームの方に動きがありましたね。今はちょうど士官学校での筆記試験みたいです。出題される問題はゲームと思えないほどガチですが、問題自体は固定なので答えを覚えておけば余裕です。存分に知力無双してやりましょう。ここで手を抜きすぎると後で裁剣天秤(ライブラ)に配属されない問題が発生したりするので気を付けましょう(3敗)

 

 【アイナ・ハーヴェスは筆記試験で学年一位になった!】

 【知力・精神力が上昇した!】

 【学年一位ボーナスで攻撃力が上昇した!】

 

 はい、こんな感じで余裕の学年一位です。ちょろい。

 一年の間に数回この手の試験はありますが、上位であればあるほど基礎ステータス向上に色が付くので可能な限り上を取りにいきましょう。筆記試験なら【知力】と【精神力】が、運動系の実技試験なら【攻撃力】【防御力】【敏捷性】から2つ上昇し、さらに上位3名以上の場合ランダムで基礎ステータスが1つ上昇します。今回は筆記試験ボーナスで【攻撃力】が上昇しました、どういうことだってばよ……? ままええわ。

 そんな感じで基本はお勉強と訓練の繰り返しです。本チャート前半では特に【攻撃力】と【知力】に重点を置いて成長させますが、ここで前パートで登場した成長性のランクが高いとより数値が伸びていきます。今回のアイナ姉貴は成長性Bだったのでそこそこ優秀ですね。ちなみに光の奴隷たちは貫禄の成長性EXです、宇宙壊ちゃ^~う。

 お勉強も訓練も作業自体はあまり変わらないのでこれも倍速していきます。コミュや散策を選択しないと単調ではありますが、実プレイ中も結構テンポが良くてサクサク進むのは本ゲームの魅力ですね。

 

 ではその間に、本チャートにおける主なボス敵3体について説明しましょう。

 このチャートでは目立ったボス敵は多くないですが、そのぶん強力なボスばかりです。大虐殺で相対する赤青の魔星たちはもちろんのこと、チャート中盤で戦う()()()()()()がもう鬼のように強いです。プレイヤースキルが足りていても基礎ステータスに倍近い差があって負ける、なんてのも日常茶飯事なくらい幾多のプレイヤーを苦しめてきました。

 ですがその分のうまあじは存在し、撃破ボーナスが非常に多いため基礎ステータスの大幅向上が見込め、その後の魔星戦が安定&高速化します。またこのボス敵は男性キャラを選ぶと戦闘が発生しなくなるため、敢えて女性キャラを選んだ訳ですね。

 

 ……え、それなら最初から戦わず素直にタイム短縮した方が良いだろって?

 もっともな意見ですが、最後の最後に運に支配されるよりは途中で負けたら即リセット(Acta est Fabula)する方がまだ精神的に楽なので。それに地味ながら総合タイムも短くなるので問題はなにもありません。あるとすれば親譲りのガバプレイと屑運だけです(20敗)

 小物の中の小物姫(ウラヌス)一般兵士虐待おじさん(マルス)も魔星だけあって基礎ステータスの高さは尋常じゃありませんが、その戦闘では助っ人としてヴァルゼライド閣下と逆襲ゼファーさんが途中から参戦するのでそれまで凌げば大丈夫です。三人に勝てる訳ないだろ! 魔星ズに勝ち目はありません。

 ただしタイム短縮を狙うなら当然アイナ姉貴もダメージソースとなる方が望ましいです。だから【攻撃力】特化な成長を狙ってるんですね。【防御力】はどうせ上げたところでこの星辰光だと当たれば死ぬので無視です。(戦場で)止まるんじゃない、犬のように駆け回るんだ!

 

 さて、既にゲームの方ではアイナ姉貴が13歳にまで成長してますね。そろそろ【攻撃力】と【知力】の数値が良い感じになってきてるので、ここらで帝都の方にでも遊びに──

 

「やあ、久しぶりだなアイナ。息災にしているかね?」

 

 出たな糞眼鏡!!!

 ビックリしました、まさかこのタイミングでギルベルト・ハーヴェスが登場するとは。この時期の彼は東部戦線で閣下と無双してたり、はたまた帝都に戻ってきたと思えば職場(セントラル)に籠り切りなのですが……たまには実家に顔を見せてるらしく、低確率で主人公とも遭遇します。オフの日の糞眼鏡隊長は結構珍しいですね。

 とはいえこれは願ってもないチャンス。彼に勉強や訓練を頼めば普段の数倍のペースで成長することが出来ます。ここはさっそく媚びを売って手取り足取り教えてもらいましょう。

 

 お兄たま~、ヴァルゼライド閣下について教えて~。

 

「ほう、かの誇るべき英雄について聞きたいと。これはこれは、我が妹ながら鼻が高いよ」

 

 このように、ヴァルゼライド閣下の話を振るとそれはもう嬉しそうに食いついてきます。あとは満足するまで閣下についてお話を聞きつつ、ギルベルトお兄様に勉強を見て貰ったり訓練相手になってもらったりしましょう。

 ちなみに、個性【光の信奉者】はこのイベントに関係なく初期状態で所持しています。とはいえそんな個性を得た背景には、きっとお兄様の英才教育の賜物があったのでしょう。兄妹揃って光狂いとかやはりヤバい(確信)

 

「さて、今回はこんなところか。よく励んでいるようで大変によろしい、今後もしっかり続けるように。才能も出生も総じて誤差、大事なのは貫く意志と継続する努力なのだから」

 

 【アイナ・ハーヴェスの攻撃力・精神力・知力が上昇した!】

 

 一定時間が経過し、光の亡者らしいことを言って糞眼鏡お兄様は去っていきました。やはりヤバい(二度目)

 でも分かってる、才能(ガバ)出生(ロス)も総じて誤差、大切なのは(最後までRTAを)貫く意志だよね!

 RTAを継続する努力? ないです(断固たる意志)

 

 ともあれ、突発的な糞眼鏡襲撃イベントも終わり基礎ステータス伸ばしも及第点まで到達したので、今度こそ帝都に乗り出します。

 本ゲームではこの時点で帝都に行ってもあまり面白いことはありません。せいぜいショタプレイ(確信犯)してると上手くいけばカナエ様と接触できる可能性がある程度ですね。しかし、代わりに貧民窟(スラム)に行くことで幼いころのゼファー・コールレインとマイナ・コールレイン姉貴の最重要姉弟に接触することが出来ます。特にゼファーさんとはこの段階から好感度を上げて顔見知りになるくらいはしないと、個性【光の信奉者】もあってかなり厳しくなります。

 

 ということで、(ゼファーさんの好感度稼ぎは)もう始まってる!

 危ないので貴重品は身に付けず、擬装用に少しぼろい服に着替えたアイナ姉貴を意気揚々と貧民窟(スラム)へと突撃させましょう。忘れずにお菓子を持ったのも確認したらいざ鎌倉!

 

 ──といったところで今回はここまで、ご視聴ありがとうございました。

 


 

「兄さん、またボクにヴァルゼライド様の話をして欲しいな。今度はどんな活躍をしたの?」

 

 ここ数年、ギルベルトが帰ってくるたびにアイナは目を輝かせて”彼”の話をせがんでくる。

 最初は実家に戻る時間すら疎ましく感じていた白夜の如き男であるが、自らの信奉する男を目標とする人間が身近にいる事実は純粋に喜ばしいことだった。

 好きな物事を語る際に自然に饒舌となってしまうのは、例え天才と呼ばれる人間だろうと変わりはないようだ。存外に子供じみた気性があったものだと内心で苦笑しつつ、彼はここ最近の英雄の動向を思い返す。

 

「そうだな、今は政府中央棟(セントラル)で飼い殺しにされているも同然だが、水面下でその牙を研いでいる最中だ。目立った活躍こそないが、いずれ必ず帝国に蔓延る血統派(むのう)たちを断罪することだろう」

「すごいなー、きっと昔に巨大麻薬組織(ニルヴァーナ)を一人で潰したみたいに不可能を可能にしちゃうんでしょ? ボクも近くでお手伝いしたかったなー……」

 

 本気で無念そうにつぶやく少女の中には、もはや誰にも止められない”英雄”への憧れが宿っている。言うなれば光の信奉者、意志の力で下層から這い上がり華々しい戦果を挙げるヴァルゼライドに憧憬が止まらない。他者を見抜くことに長けたギルベルトにはその内心が手に取るように分かってしまうし、止めようなどとは微塵も思わない。

 数年後に士官学校を首席で卒業するだろうアイナは、黄道十二星座部隊(ゾディアック)の何処でも好きなように選べるだろう。そこまで到達したとき、英雄の膝元で彼女が何を成すのか──我が妹ながら興味深いと兄は薄ら笑いを浮かべた。

 

「なに、そう心配する必要はない。本来ならば憂うべき事態なのだろうが、たとえあの方の力があろうとほんの一年二年で血統派を一掃するなど困難極まる。だから、その時になって手伝えれば何も問題はないとも」

「そっか……そうだよね! ありがとう兄さん! ボクはもっともっと勉強して鍛錬して、将来は絶対ヴァルゼライド様の役に立つ!」

 

 箱入り娘、純粋無垢な少女、白皙の天才──アイナ・ハーヴェスを形容する言葉は無数にあるが。

 真っ新なキャンバスをただ一色の光で塗り上げればどうなるか。約束された行く末を見守るのが、光に眼を灼かれてしまった者の楽しみであった。




RTAパートと一般小説パートの比率は4:1くらいの予定です。
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