『シルヴァリオサーガRPG』RTA 聖戦√ 作:生野の猫梅酒
レズVSヤンデレの頂上決戦なRTAはーじまーるよー!
前回はまさかまさかのヴァルゼライド閣下が接触してきたところでした。
この時期はまだ閣下ではなく大佐ですが、ステータス的にはほとんど完成されております。ガチガチにキャラを鍛えていてもこの時点では絶対に勝てないので大人しく諦めましょう(37敗)
正直なところロス&ガバに繋がる可能性大な不意打ちイベントですけど、操縦性EXを捨てるのは惜しいので突っ切ります。この後の戦闘次第では十二分に挽回できる余地はあるから(震え声)
「貴君の活躍はこちらも聞き及んでいる。まだ弱冠十六ながら国のために働いていること、誠に立派だよ。俺からの評価など何の足しにもならないだろうが、尊敬の念すら覚える」
うわぁ、こんなイベント見たこと無いのでじっくり話を聞いちゃってますね。この時点で思いっきりロスしてます、馬鹿じゃね?(罵倒)
アイナ姉貴がまだ16歳だった事実を思い出しつつ当たり障りのない回答をしていきます。ひとまず「大佐ともあろうお方が、一介の軍人になんの御用でしょうか?」くらいにしておきましょう。気が逸って聖戦のことを口走れば大変なことになるのは他ルートと同じはずですので(4敗)
「身構えなくてもいい、叱責や注意といった目的で来た訳ではないと先に告げておこう。だがそうだな……目的のために脇目も振らず突き進むその姿に、どうしても見覚えがある。急にこんな事を言われても困惑するだけだろうが、お前は俺やハーヴェスのようにはなるな」
あっ、ふーん……(察し)
どうやらヴァルゼライド閣下は、アイナ姉貴が彼やギルベルトお兄様のような光の奴隷になることを危惧していたようですね。閣下は意志力ですべての困難を突破してしまう光の魔人ですが、そんな自分を救えない塵屑として嫌悪してますので。盟友であり同類であるギルベルトの妹にまで同じ道を歩んで欲しくないといったところでしょうか。
しかし既にアイナ姉貴は【光の信奉者】なんですけどそれは大丈夫なんでしょうかね……? まま、たぶん平気でしょう。わざわざ釘を刺しに来てくれた閣下には申し訳ないですが、チャート的にも【光の奴隷】となる予定はありませんので。そちらのチャートは先駆者兄貴の解説に委ねます。
「急にこのような不可解なことを言ってしまいすまないな。だが、どうか忘れないでくれ。鋼の決意ですべてを薙ぎ倒すような破綻者に未来はないということを」
言うだけ言って去ってしまいました。忙しいだろうに本当に善意で忠告にしにきてくれたようです。その不器用な優しさが心とタイムによぅ沁みる……
とにかく無事(?)にイベントは終わったので一安心です。多少のロスになりましたがこれくらいなら許容範囲内、今後の戦闘で巻き返しを──
【光の信奉者が光の殉教者へと変化しました!】
なんで?(殺意)
いやホントどうしてですかね……? たった今ヴァルゼライド閣下から「光の奴隷にはなるな(意訳)」と注意されたばかりじゃないですか。30秒前に言われたことすら馬耳東風とかこんなところで
なんにせよ低確率をさらに引いて勝手に上位の光属性に進化しちゃいました。チャートがあーもう滅茶苦茶だよ。しかし好感度稼ぎにはギリギリ影響出ませんし、
事故事故&屑運というどうしようもない事態を呪いつつ、ゲームの方ではさっさとゼファーさんを連れて【暗殺任務】に乗り込んでますね。我ながらここの立ち直りは早かったなと自画自賛してます。
ひとまずチトセ姉貴との決戦まではもうしばらく時間がありますので、【暗殺任務】を周回する日々が続きます。なのでこの間に、他ルートについて簡単にお話しましょう。
プレイヤーたちの設定次第でたくさんのオリジナル分岐が発生する『シルヴァリオサーガRPG』ですが、有名なのは閣下生存ルートでしょうか。どうにかして聖戦を止めつつゼファーさんたちが冥王にならないようにし、閣下が生存したままアドラー帝国をハッテン♂させていくルートです。原作でいうミリィルートが最も近いですかね。
この場合、地上での聖戦を止めることが最大の課題になります。ヴァルゼライド閣下とカグツチを止める最も手っ取り早い手段は
前にチラッと話したマイナ姉貴生存ルート、こちらはシルヴァリオシリーズの根幹をぶち壊すだけあって難易度の高さは随一です。まずマイナ・コールレインが
しかも上手いこと暗殺を逃れアンタルヤ辺りへ亡命しようにも、今度はギルベルトが追手を差し向けてきます。これがまた嫌らしく、白夜の炯眼から逃げ切るのは大変困難です。トドメに最後はヴァルゼライド閣下とのタイマンが待っており、これを打倒しなければエンドにたどり着けません。無理に決まってんだろ、いい加減にしろ! と叫んだプレイヤーは数えきれないとか。
先駆者兄貴の中にはこのルートでチャートを練り上げRTAを走った猛者もいますが、準備と手順が膨大すぎてもはや通常プレイ並の時間がかかるのは言うに及ばずです。少なくとも私には無理なので絶対に走りません(鋼の意思)
他にも変態ドMロリコンなルシード君の性癖を矯正したり、あまりにも儚い
本RTAで興味を持った視聴者の皆さまたちも、自分の好きなプレイスタイルとゴールで自由に走ってみてはどうでしょうか。千里のガバも一歩から、すべては心一つなりです。
話をしてる間に、そろそろゲームの方でも動きがありましたね。
どうやらチトセ姉貴が無事に部隊長へと任命されたようです。今が新西暦1024年の終わり際なので、想定より少し遅めです。まあその分だけアイナ姉貴を鍛えられたので安定を取れたと思いましょう。決して脳死で周回してた訳じゃありませんよ……?
こ↑こ↓からは受注するクエストを【書類精査】に切り替えプレイ時間を短縮しつつチトセ姉貴の襲来に備えます。状況によってはギリギリまで【暗殺任務】をガン回すことになりますが、今回は想定外の【
ちなみに【書類精査】は実のところスキップコマンドで、プレイヤーのやることが無くなった場合に手っ取り早く【休日】に移動するための要素ですね。なので実時間は【暗殺任務】とは比較にならないほど縮まりますがうまあじも雀の涙程度。しかもあんまり連続でやってると、
一般通過天秤兵A:ほらお前も、見てないで
一般通過天秤兵B:俺もやったんだからさ(同調圧力)
一般通過天秤兵C:そうだよ(同意)
と嫌味を言われる無駄にリアルな機能があるので気を付けましょう。
これが発生すると完全にロスなので(5敗)
「アイナ・ハーヴェス、貴様に折り入って話がある。時間はあるか?」
さて、過去のガバを振り返っているとついにチトセ姉貴が動き出しましたね。
着いて来いといわれるので大人しく【はい】を選択します。ボタン連打でうっかり【いいえ】を押すと移動時間が余計にかかる羽目になるので注意です(2敗)
呼び出された場所は帝都郊外の森の中。たぶんチトセ姉貴が
「最近の貴様はかつての切れ味を失い、書類仕事ばかりにかまけている。はっきり言うが、なんだそれは? 貴様もまた誇り高き帝国軍人、
ん、まぁ、そう、よく分かんないですね……
ここでのチトセ姉貴の言い分は直近の行動で多少変化します*1。割と理不尽ではありますが、まあゲーム+不安定な時期の言動なので、今回は許したる。
何よりそれっぽい言葉の裏には、好きな相手を取られたくないという純粋な乙女心があると思うと可愛い……可愛くない?
「とぼけるか。ならば錆びつき鈍らとなった刃、私が研ぎ直してやろう。気張れよ、出なければ死ぬかもしれないぞ──!」
はい、という訳で始まりましたチトセ・朧・アマツ戦です。
原作の共通ルートを思わせる言動ですがガチで手加減抜きですし、うっかりすれば普通に死んでしまいます。長引かせるとガバの危険性も増えるので手っ取り早くレズの毒牙で骨抜き(意味深)にしてやりましょう*2。
対チトセ姉貴はさすがに強敵だけあって研究を重ねパターン化しております。します、させます、させませんを合言葉にゼファーさんばりの
「
という訳でまずこちらは初手で
今回は
「躊躇なく札を切ってくるか。ならばこちらも……
これで狙い通りチトセ姉貴も
今回は真空刃でしたね。ライフで受けつつ影を伸ばして反撃しておきます。この時点では基礎ステータスに差がありすぎて大したダメージにはなりませんが、まあ気休め程度に。
「なんだ、天才と言われた女も所詮はその程度か。つまらんな、そのまま死ぬのがお似合いだ」
なんか言われていますが問題ありません、聞き流しましょう。ここからがエンジン全開です。
そう──まだだッ!
「なに……ッ!?」
【光の殉教者】の効果発動! オワタ式で復活しバフてんこ盛りです。
さっきまで大したダメージにならなかったレズの星ですが、こっからは十分にチトセ姉貴にも通用します。後はパターンに嵌めて攻撃を回避しつつ、余力で封殺し何もさせずに押し切ります。今回は操縦性EXもあってだいぶやり易いですね。
蛇腹剣は一回の攻撃回数に制限があるので見切り続けてひっこめた隙に懐へ肉薄。真空刃は自分の周囲に影刃を展開し相殺します。雷はさすがに今の状態でも防げませんが、予備動作が大きいので出だしを挫いてやれば一転攻勢のチャンスです。お前のここが、隙だったんだよ!
触手のようにうねうねする影でチトセ姉貴を捕まえ、影を纏わせた拳で数発いいのを入れれば工事完了です……(達成感)
今回は無駄な動きもなく理想的な戦闘が出来て大満足です。これまでのガバやロスもおおよそ取り返せたことでしょう。膨大な経験値も非常に美味しいので忘れずに【精神力】と、あと【攻撃力】にも少し振っておきましょう。
ちなみに戦闘直後の絵面はどう見てもムフフされる直前の女騎士ですが気にしてはいけません。レズの星なのでこうなるのは当たり前だよなぁ?
さてここまでのタイムは3:18:45、試走の段階ではチトセ姉貴撃破時点でのベストタイムが3:24:21だったので驚くくらいハイペースで来れてますね。
やっぱり操縦性EXの功績は大きいんやなって。なにが日本一やお前、宇宙一や!
「これは、貴様を甘く見過ぎていたかもしれないな……勝手に勝負をしかけた挙句にこれか。私の完敗だ、好きにしろ」
(すっごい男前すぎて)笑っちゃうんすよね。
あんまりにも覚悟決まりすぎてると同時、決してチトセ姉貴がただの恋愛脳だけでないと分かる台詞でした。恋による暴走をした後もしっかり勝利すれば責任感から正気に戻ってくれる辺り、どこぞのアマツの面汚しとは違いますわぁ。
もちろんここで調子に乗ってチトセ姉貴を殺害してもメリットは何もありません。むしろ隊長殺しとして指名手配される羽目になります。なので和解を選択しておきましょう。というか殺害してる時間が勿体ありませんので。
──といったところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
自分でもいっそ笑ってしまうほど、清々しいまでの完敗だった。
無敗を誇ったはずの裁きの剣が、簡単にへし折られる。最初は容易い相手だと失望の念すら覚えたというのに、予想外の復活を果たしてからは彼女の独壇場だった。あたかもこの瞬間を想定していたかのようにアイナ・ハーヴェスの挙動に淀みはなく、自らの攻撃すべてを先読みされて封殺されてしまえばどうしようもないだろう。
そして腹部に熱い拳をいくつか受け、そこでやっと、目が覚めた。いったい自分は何をしていたのか、どんな感情に支配されていたのか。高ぶる感情のままにどのような未来を求めてしまっていたのか……理解できてしまったからこそ認めるしかない。
「あまりにも、愚かな女だよ私は……鉄の女として規律を重んじようとしたはずだというのに、私情でもって咎無き者を裁こうとは。
口から零れた自嘲に嘘はない。
これまでこの燃え上がるような感情を自覚すらしてなかった。なのに自分の
だが、勝者であるはずのアイナは決して自分を見下してはいなかった。彼女の星である影を仕舞うと、傷だらけの姿のままこちらへと手を伸ばしてきたのだ。
「ちょっと驚きはしたけど、別に怒ってはないよ。人間誰しも感情が爆発することはある。ボクだってそのことは知っているつもりさ」
「……しかし、此度のこれは言い訳をして良い所業ではないだろう。部隊長ともあろうものが私怨で部下を斬ろうとするなど──」
「恋慕とか、信仰とか、女ならむしろ一つの感情が起爆剤になることなんて当然だとボクは思うな。それにほら、傷はついたけど誰も死んでない。ならボクたちが和解すれば全部丸く収まるじゃないか」
本当に恨みも含むところもない様子のアイナの姿に困惑ばかり感じてしまう。
その感情が伝わったのか、彼女は薄く笑みを浮かべた。
「ボクは確かにゼファーと仲が良いけど、それは決して好きだからとか惚れられてるからだとか、そんな理由じゃない。単にあのダメ人間ぶりをどうにかしてあげないと後で困るだろうからそうしてるだけさ。結局のところやりたいからやってる、それだけだよ」
それに、とさらに悪戯っぽく付け加えた。
「有数の強者とこうして本気で刃を交えるのもいい経験だったよ。おかげで今の自分の限界を知ることが出来た。ありがとう、朧隊長」
本物の感謝と共に告げられた言葉に、思わず安堵を覚えてしまった自分が浅ましくて仕方ない。所詮は人の子、これまでの経歴がすべて吹き飛び、想い人と離れ離れになるのが怖かったのだ。
だけど、もう一言だけ恥知らずにも言及させてもらうなら──
「いったいお前は、何処を目指しているんだ……?」
「明日の光。ただそれだけさ」
殺し合いすら成長するための糧としか考えず、正体不明の
あと3話くらいで完結ですので、そこまで完結RTAをしたいと思います。