『シルヴァリオサーガRPG』RTA 聖戦√ 作:生野の猫梅酒
新宇宙誕生! 希望の未来へレッツGOなRTAはーじまーるよー!
前回はゼファーさんを裏切りヴァルゼライド閣下側に着いたところでした。仲間を売るとか人間の屑がこの野郎……
ですが、すべては
さてさて、
あと、この場合だとルシード君は参戦しないので気にしなくて問題ないです。覚悟決まってないからね、しょうがないね。
では、先ほど仕留め損ねた彼らを今度こそ地獄へと叩きこんでやりましょう。
ちなみに帝都での戦闘ではどう足掻いても魔星を倒しきることは出来ません。また前回のゼファーさん戦であまりいたぶりすぎると閣下からも悪と認定されて攻撃されるので、これから走ろうとする方は注意しておきましょう。
「英雄譚の主役が物語の黒幕を倒すには、それに至るまでの苦難が必要だ。乗り越えてみせろ、我が宿敵よ」
「無論だ、カグツチ。貴様に言われるまでもない」
この2人はどのエンドに向かおうが大きな変化はありません。そのせいで光の奴隷の間に挟まろうとするアイナ姉貴の図が少し場違いに思います。まるで薔薇の間に挟まろうとする勘違い女みたいだぁ……(直喩)
ですが勝手に参戦するぶんにはヴァルゼライド閣下は文句を言わないので、適当に魔星たちを削って援護しておきましょう。特にマルスの方を削っておくと早いです。ウラヌスはまあ、順当に閣下に敗北するだけなので……
え、閣下ならそんなことさせずアイナ姉貴を地下から帰すだろって? いいえ、英雄は最後は意志の力で突き抜けてしまいますが、決して誰の力も借りない訳じゃないんです。むしろなし崩し的にここまで巻き込んだなら是非もなしということで判断を任せてもらえます。ほら糞眼鏡お兄様冷えてるかー?(煽り)
ともかく画面では既にマルス戦が始まっておりますね。さすがにアイナ姉貴単独では魔星を滅ぼすのは不可能ですが、ヴァルゼライド閣下が魔星を各個撃破してくれるなら話は早いです。この場合、マルスよりもウラヌスの方がヴァルゼライド閣下が撃破するまでの時間が短く済むため、より効率的になります。それも見越しての
なのでアイナ姉貴はひたすら逃げ回りながら影の刃でチマチマとマルスを削っていきます。現在は
「おいおい、コイツは驚かされたな。アンタまさか英雄殿の同類かい? これまで共に過ごした仲間を躊躇なく犠牲に出来るとは、見上げ果てた根性じゃないか。なぁ?」
ゼファーさんを裏切った場合の魔星との会話は専用パターンなので、聞いたことない方は一度くらい聞いてみると良いかもしれません。マルスなんかは口が達者なので分かっていても心が結構削れます。
ですがこの程度で動揺しては走者としてはまだまだ2流もいいところ。無限のガバも再走も、重ねた全てが自分の力になったと信じて進みましょう。ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?
マルスの攻撃パターンですが、瘴気を纏っての突進に限定されるので軌道さえ読めれば回避は結構容易いです。ただし相当な高速で突っ込んでくるため、影を立体機動装置の如く扱い接触しないように高速移動して避けます。反射神経と操作の技量が要求されますが回数を重ねれば慣れますので安心してください。え、今の場面で1度
ただしうっかりウラヌスの攻撃範囲に突っ込んだり、ヴァルゼライド閣下の
「──ヴァルゼライドォォォォォォッッ!!!」
「やはり、貴様の魂は芯から腐っていたらしい。このまま惨めに死ぬがいい」
どうやらヴァルゼライド閣下VSウラヌスは終わったようですね。後はマルスを倒せば完走も同然です!
「おっと、向こうは終わっちまったか。こいつは残念だ」
「ほざいていろ、
この後は閣下を味方に付けて上手いこと立ち回れば撃破できます。より速度を取るため少しでもマルスを削っていくのに変わりはありませんが、うっかりやられてゲームオーバーでもしたらここまでの苦労が水の泡なので気を付けるように。
今回は【光の亡者】もありますので恐れずに攻めていきます。1回2回攻撃が当たった程度で怯んでなどいられません。恐れず進めば道は拓く、勇気と気力と夢さえあれば大概なんとかなるものです(邪竜)
「いいぞ、我が宿敵、我が好敵手。お前はやはりそうでなければ! 己との唯一無二の聖戦をどうか叶えてみせるがいい!」
ちょっと熱の入ったカグツチの合いの手が入ってますが、どうにか順調ですね。
このまま行けばもうそろそろ──あっ。
……やっぱい、ガバりました。回避しきれずアイナ姉貴の片足が見事に吹き飛びましたね。どうにか
【光の亡者】の回数がまだ残っていれば”部位欠損はギリギリ避けた”という判定でどうにかなったのですが、既に回数切れなので仕方ありません。ひとまず生き残ってるだけで儲けもの、やれる範囲で閣下のサポートをしていきます。
「これで終わりだ、災厄と死の魔星。貴様の目覚めは二度とない」
「それはまた、随分と勝手な話じゃ、ねぇか……なぁ、英雄様よ。そちらの都合で蘇らせて、だけど許せないからはい用済み、と……はは、天頂神らしい傲慢さだよ」
「知っているとも。そのすべてを背負い、俺は征くのだ」
幸いにしてマルスも沈んだようですね。アイナ姉貴が大ダメージを受けてからすぐに閣下が決着を付けてくれました。
これならどうにかロスも最小限で済んだと思うので結果オーライでしょう。ガバプレイを閣下に救われるとか走者が光墜ちしちゃうよヤバいヤバい……
というか、アイナ姉貴の操作がマジで覚束ないですね。片腕片足を失ってしまったので当たり前ではあるのですが。一応原作のゼファーさんみたく義手を着けたり、本気おじさんやジェイスさんのごとく身体改造しちゃうという選択肢も存在はしますが今回はもう結構です。イベント発生まで死ななければ安い安い!
さて魔星2人を倒せたのでこれでイベント発生です。
いよいよ大気中の星辰体濃度がカグツチ復活に足るレベルになりました。彼が復活したら聖戦開始と同時、本RTAのタイマーストップとなる台詞が登場します。
カグツチの入っていた硝子管にも罅が走り、輝きだしました。もう間もなくなのでしっかり見守りましょう。
「──では、待たせたな。己らの聖戦を今こそ始めるとしようか」
「来るがいい、カグツチ。我らが悲願たる聖戦をここに始め、終わらせよう」
ここまで来るとアイナ姉貴は完全に部外者ですがまあ良いです。割と本気で死にかけなので仕方ありません。
あと英雄と神星は相思相愛の宿敵同士なので、まあ多少はね?
『すべては、”勝利”をこの手に掴むためッ!』
はい、ここでタイマーストップです!
この後はイベントバトルとなりプレイヤーが関与する場面がないため、本RTAでは計測区間としないのはPart1でお伝えした通りです。レギュレーションによっては聖戦も含めたりしますが、今回は気にしなくても問題ありません。
さて、肝心の記録は4:37:30、試走におけるベストタイムとなる4:48:00を大幅更新する結果となりました! これは中々の成果ではないでしょうか。プレイ中の私も思わずご満悦な顔をしてたと思います。ちょっと画面が荒ぶってますし。
では完走した簡素な感想となりますが──
操縦性EXが強すぎる、これに尽きますね。大きなガバやロスなく走れたのも記録更新の要因だとは思いますが、やはり戦闘時間を大きく短縮できたのが一番です。特に
他方、強力な個性となる【光の信奉者】におんぶに抱っこだったのは少し気にかかる点ですね。あるものを最大限に利用して駆け抜けるのがRTAの華ではありますが、途中で【光の殉教者】へ進化したからと攻めすぎたのは反省点です。無事に完走出来たから良いものの、うっかりゲームオーバーでもしてれば目も当てられませんでした。
しかし走ってみて改めて思うのは、『シルヴァリオサーガRPG』の緻密な設計と『シルヴァリオ ヴェンデッタ』の奇跡的な噛み合いっぷりの凄さですね。色んなルートが網羅されているゲーム側ももちろんですが、何か一つボタンが掛け違えば全く異なる展開になる余地を残した原作側も本当に良く出来た作品だなと感じ入るばかりです。
今回走ったチャートは比較的難易度の高いルートを行きましたが、もっと簡単なエンドかつチャートは無数にあります。本RTAで『シルヴァリオサーガRPG』のRTAに興味を持った方が、新たな走者となってくれれば幸いです。
それと同時、原作となる『シルヴァリオ ヴェンデッタ』並びにシルヴァリオシリーズの魅力を少しでも感じてくださったのなら、是非とも原作をプレイしてもらえれば言う事はなにもありません。このRTAで酷い目にあったゼファーさんの魅力や、敵対したチトセ姉貴のヒーローっぷり、他にも様々なキャラ達が活き活きとしている様をどうか確かめて貰えればと思います。
あ、そういえば本RTAで用いた解説用のゆっくりグレンファルトのBB素材を置いておきます(唐突)
神祖の生首なので『いくらガバを重ねてもまた復活する縁起物』です。神(祖)の恵みとして受け取っておいてください。
では、この後は聖戦エンドまでの様子を垂れ流しつつお別れといたしましょう。
名残惜しいですが新たな宇宙で会えると信じて。さあ人々よ、この足跡へと続くのだ。約束された繁栄を、新世界にて齎そう──
魔星との戦闘を終え、既にアイナ・ハーヴェスは虫の息だった。
片足と片腕を失ったのだから当然だろう。止血はしたがそれとて気休め、地下に訪れる前に受けた傷も合わせて致命傷となるには十分すぎる。
それでも、倒れ伏した彼女の瞳の中には諦観も苦しみもありはしない。ただ一つの光、大和の使徒との戦闘に入った英雄の姿だけがそこにはあった。
「あぁ……やっぱり憧れちゃうな、あの光には……」
不可能を乗り越えて、意志の力ですべてを可能としてしまう。そんな有様を聞かされて、憧れて、駆け抜けて……最後はここまで来てしまった。随分と遠くまで来たものだが、英雄の野望の一端を手伝えたのだ。たとえこの場で彼に看取ってもらえないという事実があろうとも、後悔なんて微塵もない。
思わず光へ手を伸ばそうとして、既にそちらの腕を欠損していたことにアイナは気が付いた。だから苦笑しながら手を引っ込めると、天井を仰いで横になる。真っ暗な地下を覆う天井は何の感慨も起こさなかった。
「それにしても、痛い、なぁ……これも天罰とか、そういうのなの? ねぇ、
少しづつ自分の命が失われていく感覚は、冷静になってみると恐ろしい。
ゆっくりと指先が冷え、凍えていく。きっとヴァルゼライドたちの戦いを最後まで見守ることも叶わないだろう。だけどそれも仕方ない、むしろ仲間すら裏切った愚かな女には相応しい末路なのだろう。
ゼファー・コールレイン。長い付き合いだった彼を裏切ってしまったことが今になってしこりの様に気にかかる。ついさっきまでそれが帝国の為だと確信を持っていたはずなのに。身体が弱ったせいで心まで弱気になってしまったのか。
「ボクは中途半端な奴だな……君を倒してでも前に進むと誓ったはずなのに、もうこんなところで倒れてさ……笑っちゃうよね、本当に……」
立ち上がろうにも熱はすぐに逃げてしまう。そも、立ち上がるための腕も足も欠けてしまった。
自嘲を含んだ笑みを浮かべ、視線をさらに奥へとやる。そこにあるのは
……もしも今、彼らを装置から解放したらどうなるのだろうか?
一瞬だけ愚かなことを考えてしまう。みんなで仲直りして仲良くハッピーエンドなどと、お花畑のような妄想を出来る時期はとうに過ぎてしまったから。甘い想像は夢の中だけで十分だった。
戦闘の余波はもう間もなくアイナを呑み込みより大きく広がることだろう。地上はどうなのか、残された家族はどうなるのか、気になることはたくさんあるが考えない。彼らの行く末を案じる権利はもう、無いのだ。
「御身に光を、ヴァルゼライド大佐……」
そして、恥知らずにも許してもらえるのならば。
「じゃあね、ゼファー……」
光に奉じた愚かで一途な人間の旅路はここに終わる。
膨れ上がった
──かくしてここに、光に焦がれた一人の女の物語は終幕した。
だが忘れてはならない。たとえどれだけの犠牲を出そうとも、それすら礎として必ず成果を出そうとするのが光の奴隷の宿命なれば。巻き込んだ命が多ければ多い程、彼らは涙と笑顔を背負って明日を目指すのだ。
よってヴァルゼライドとカグツチの戦いに終わりはない。
「”勝つ”のは、俺だァッ──!」
「いいや、”勝つ”のは己だッ──!」
光と光、
最後はとうとう、新西暦の宇宙そのものを吹き飛ばして新たな宇宙を創造させてしまうのだから。
これにて本作は完結となります。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ここで長々と後書きを書いてしまうのもどうかと思ったので、所感などを簡単にですが活動報告の方にまとめておきました。興味があればそちらの方からご覧ください。