(完結)成層圏にて燃えるもの【IS×DARKSOULS】   作:エーブリス

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何処へ向かっているのか分からない…とは言わない、そもそも結末から思いついて始めたから物語だから。
でも、どんな道を辿ってゆくかと言うとまあ…ってなるガバガバチャート風味なのがこの作品です。






所でカラオケに平沢進のSignってあるのかな?
そんなどーーーでもいい疑問を抱えながら本編始めていきます、灰。





2021/11/04、一部描写の追加
2022/10/25、最後の引用部分を変更


失くして久しく。

シャルロットが目が覚めると、そこは知らないベッドの上だった。

自分が何故ここにいるのか理解もせずいる内…次第に脳が醒めてきて、記憶が戻る――――しかしそれはどうも、【彼】の傍らで映画を見ていた所で途切れているようだった。しかしそれだけの記憶があれば察しも付く…どうやら彼女は映画鑑賞の最中、眠気に耐えられずに深い眠りについてしまったようだった。

 

と、すると…そう彼女が推測を立てようとした時にはもう直感的に気が付いていた、このベッドは間違いなく【彼】のものだろう。事実に気付いて、盛大に赤面したシャルロットは一先ずベッドから出た。

 

 

数時間ぶりのリビングへ行くと【彼】はソファーで座っていた、やはり眠らないようだ。しかし軽く気絶に近い状態にはあるようで、まだ彼女が起きた事に気が付いていない…目の前に居るにも拘わらず、だ。

 

シャルロットはそっと、【彼】を覚醒させるために顔を近づけた――――――――――――――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――そんな甘い現実など、何処にも存在しない。

全ては幻想、全てはまやかしだ。実際にシャルロットが感じれるのはむき出しのコンクリートの冷たさだけだ。

 

何せ…今、彼女は囚われの身である。

 

 

「そう、だよね…」

 

夢から醒めて尚、この現実もまた夢だと信じたいが…徐々に醒めていく思考能力がこれ以上の幻想を許す事は無かった。只々…絶滅の冷気漂う、閉ざされた部屋の片隅で小さく蹲っていた。奇しくもその姿は【彼】の不死人としての始まりさえ思い起こさせる…それとの違いは、今もシャルロットは自分自身にとっての“オスカー”が現れる希望を持ち続けている事だろう。

 

例え自分が何処にいたとしても…【彼】は必ず助けに来てくれるだろう。運命が呼び寄せる、だから別つ事など無いと信じれるその気持ちは一体、【彼】への信頼だろうか…それともただ単に、今の絶望が受け入れられないのか。

 

 

やがて、硬く閉ざされた部屋の外から音が響いてくる…誰か、それも2人以上の声だ。本当に、本当に小さな声なのでシャルロットは旨く聞き取れなかった…が、その声の主ならどちらも知っていた。

 

片方の――――それなりの歳であろう女性の――――声は忘れるはずも無い、自身の継母の声だ。彼女を泥棒猫と罵った声だ…忘れたくても忘れられないのだ。そしてもう片方の声もあまり聞き慣れてはいなかったが知っている…デュノア社の、常にアルベール(社長)へゴマをすっていた男だ。そして口にする言葉と言えば利益やらなんやら。いくらそれが社会人の常だとするのだとしても、その下心を隠さず映した表情もあってか…あまり印象のいい男ではなかった。

シャルロットは今回の一件の真相に一歩近づく、事の渦中にいたのは常に自分であったのだと。

 

 

…最早【彼】に助けてもらうのが、烏滸がましく感じて来た。

一発の銃声を始まりに、引きはがされてどれだけの時間が経っただろうか…それが分からずとも既に悠久の時が経ったような感覚が、失くした痛みが絶望と共に、再び疼き始めてくる。

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、会話が止んだ――――そう思った矢先、扉が開く。

 

 

 

 

 

  ◆ ◆ ◆    ◆ ◆ ◆    ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

 

セーフハウスたる廃倉庫群の一角は、既に眩暈がするほどピリピリしていた。

原因と呼べるものは二つ――――ガルルルと鳴く番犬のような威嚇を続けるラウラと、その威嚇相手の少女…どちらかと言うと、この少女が一番の原因である。何せこの水色の髪の少女が侵入者であるからだ。

 

しかし、この侵入者(少女)はまるでその自覚が無いのかのように無邪気そうな表情を見せ、いかにも私マイペースと言ってそうな口を開く。

 

「あらら、随分警戒されちゃってるわね…まあ当たり前かなぁ

 

「貴様ぁ…!

何者だ!何処から入ってきた!?」

 

ラウラは【彼】の制止すら振り切って、少女に銃を向けた。

 

 

優秀だが…ちと嚙み癖がある。

あまり警戒はしていない様子の――――しかし手元にはロングソードを持った――――【彼】は、完全に置いてけぼりを喰らっているアルベールに、上記のラウラへの評価を述べた。

 

 

いい加減、話が進まないので彼はラウラを止めに入る。それでもラウラは「だが…!」と食ってかかっているので、そろそろ少女――――更識楯無の素性をバラす事にした。

 

「えぇー、もう言っちゃうの?」

 

楯無は口元を隠していた扇子を広げて『もう少し…』という文字を露わにした…一体どういう仕組みなのだろうか、一切検討も付かない。【彼】は何を楽しんでいるんだと彼女を呆れた様な目で睨みつけ、さっさとここに来た要件を言う様に要求した。

 

 

「成程、彼女が…学園最強と名高いロシア代表か」

 

どうやら更識の名は、世界有数の企業のトップすら知る所であるようだ。まあそんな事はどうでもいい――――そろそろ生徒会長の戯れに付き合う余裕も無い、いつこの廃倉庫が襲撃されるか分からないのだ。そう、楯無に【彼】が告げると彼女は目つきを多少ながらも変えて「それよ」と、閉じていた扇子を再び広げて『それ』という文字を見せ付けた。

だからそれどういう仕組みなんだよ。

 

私達(更識家)の方で“あるテロ組織”を追っていたら、丁度――――貴方、佐々木潤君が名指しで狙われているって情報を掴んだの。それで保護も兼ねて出向いたら…まさかドイツの代表候補生はおろかデュノア社の社長まで居るなんて。しかも襲撃の情報まで掴んでたみたいだし、私の方が驚きたかったなぁ」

 

「テロ組織…?

件の襲撃者はデュノア社絡みではないのか?社長…まさか」

 

「いや、流石にテロ組織と組んだりはしない。

――――が、あの男なら或いは…」

 

どうやらデュノアも一枚岩では無かったらしい――――いや、そもそも一枚岩のグループで無いからこそ社長が今こんな事をしているのだとも言えるかもしれない。2つ以上の組織が絡むややこしい現状を【彼】は既に状況はクロエ経由である程度察していたが、仕入れ先が仕入れ先なのでここで語る事は出来ないだろうと手元の札は懐にでもしまう事にした。

 

その代わり彼は楯無の手札を引き出させることにした…“テロ組織”とやらの情報や襲撃のタイミング等の情報だ。

 

 

「そう、ね…一応、教えてもいいのだけれど――――先ずあなた達が何故ここに集まっているのか、それを教えてくれないかしら?理由によっては…」

 

教えられない、と言いたいのだろう。その証拠に彼女が広げた扇子には『機密保持』と書かれていた。

相変わらずラウラは訝しんでいるが更識家の素性を知る【彼】は寧ろ今回の一件に強力してくれるのなら願ったり叶ったりだと彼女を説得し、事の経緯――――シャルロットが誘拐された事を簡潔に述べた。

 

 

「嘘…重大事件じゃない、専用機持ちの誘拐なんてッ…!」

 

楯無の顔は瞬く間に驚愕で染まり、危うく手に持った扇子を落としそうになる。

直ぐに彼女は犯人の目星について尋ねたので、【彼】とラウラは丁度いいと情報を持っているのであろうアルベールにバトンを渡す。

 

「あ、あぁ。

そうだ…シャルロットの一件についてはデュノア社、正確には社内の一派が仕掛けた事だ」

 

ここからアルベールが語る事実は楯無はおろか【彼】もラウラも聞き及んでいない、というよりまだアルベールを確保してから半日も経っていないのだ。

 

「社内の…内部分裂か?」

 

「結果的には…だな。

元より社内には、シャルロットに対して不穏な動きを見せる者が何人か見受けられた。排除も試みたが…如何せん規模が大きすぎた、返ってわが社が損害を被らん程には――――」

 

それが、シャルロットを男装させてまでIS学園に入学させた動機だったらしい。

織斑一夏及び【彼】のデータの奪取、そして会社の広告塔という役割は例の一派を説得させるための建前でしかなく、実際はただ実の娘への愛が故…という話であったようだ。いくら経営難と言えども我が子を道具として使える程に人を捨てる事が出来た訳ではない…いや、寧ろ人としてまだまだ清い方ではあると言える。

 

しかし【彼】はその話を中々信じれない、元より幾度となく騙され利用された経験がそうさせるのだろうが…今は何よりもシャルロットだった。そんな――――ある意味往生際の悪いともとれる――――動機から…彼はどうなんだか、とアルベールを疑う言葉と視線を浴びせる。それに対してこの男がどういう表情をしたのかは彼の立ち位置からは伺う事は出来ないし、そもそも知ろうともしなかった。

 

 

アルベールは話を続ける。

 

「――――一時はそれで沈静化する様子が見られた…が、丁度一週間ほど前に一派のリーダー格の男が急に要求してきたんだ。「命の保証はするからシャルロットの身柄を我々に預けて頂きたい」とね…経営難を打破する、最高の切り札だとかいっていたが…」

 

「…貴方はそれを断った」

 

「ああ、真っ先に…な。

しかしやるなと言われてやらないような男でもない…直ぐにシャルロットの周囲への警備を手配した。夏季休暇中に使う住宅にもこれ以上ないセキュリティを施した…はずだった」

 

肝心なシャルロットは、用意された息苦しい家に帰らなかった…帰りたがらなかった。そうだろ、何せ彼女は実の父親の真意を知らなかったからだ。そう【彼】が挟んだ言葉はその後の展開を言わずとも物語っていた――――彼の、憎しみさえ混じった後悔と屈辱を共にして。

 

 

最後に彼は、アルベールが父親らしい言葉の一つでも言っていれば良かったのだと…そう言葉を――――遠巻きに睨みつけながら――――吐き捨てた。

アルベールはそれに対して何も言わなかった。

 

 

「――――事情は大体分かったわ」

 

問題ない、と判断したのか…楯無は自分側の事情を話した。

 

「そっちとの関係性は不明だけれど…私達が追っていたのは【亡国企業(ファントム・タスク)】と呼ばれる、所謂秘密結社ね」

 

「亡国企業っ…」

 

「あら、知っていたの?」

 

「軍でも度々、声明らしきメッセージを拾う程度だ。上層部は昔から居ると言っていたが…」

 

「声明…ね」

 

一応、何も言わなかったが【彼】もまた亡国企業なる組織には覚えがあった。

何せ入学以前に何度か行った、博士からの“おつかい”に際して、偶にちょっかいをかけられたり、逆におつかいの内容でちょっかいをかけたりした相手だ…どうやら彼はそれに狙われているようだが、寧ろ狙われるだけの事はしていたのだった。

 

――――それはさておき、と…彼は襲撃に来る亡国企業の面子についての情報を楯無に求めた。

 

「ええ。

亡国企業の中でも…最近、実働部隊の中でもかなり勢いがついてる【モノクローム・アバター】っていう部隊――――だと最初は思ったのだけれど、どうやら違うみたい。貴方を狙っているのは通称【ザ・ウォッチャー】と呼ばれる別の実働部隊よ」

 

…この時、彼は【ウォッチャー(監視者)】を【ウィッチャー(魔法剣士)】と聞き間違える可笑しなドジを踏み、ラウラから「ウォッチャーだ、兄さん…」と訂正を入れられていた。

 

 

「この部隊の詳細はまだ分からないわ…構成員は全員イカれてるとか、そんな噂話しか出てこない。部隊の特徴・強みなんかも不明、いつ来ても可笑しくないわね…。

早めに見積もって、大体1時間後って所かしら」

 

「イカれている?薬で恐怖心を打ち消している…とか、そういう類かね?」

 

「そのレベルだったら案外何処にでもいるモノですのよ、社長さん。

――――何はともあれ、ここも割れてるワケだし逃げるなり迎撃………の準備の方が整ってる、かなぁ?」

 

楯無が倉庫内を見渡した。

目視では確認しづらいが、既にラウラの手によって軍隊仕込みの罠が多数設置されているのだ…きっと楯無は此処に侵入する際、多大な苦労をしたものだろう。

 

「ああ、罠の方は十分だ」

 

「罠はいいのだけれど、武器の類は?

流石にこんな狭くて入り組んだ所だとISも十全に使えないわよ?」

 

楯無の言う通り、倉庫内は共に放棄されたと思われる資材類にコンテナや棚等、そしてさび付いたフォークリフト等の類で非常に入り組んでおり、人が1~2人通る分にはまだ十分だが、人より多少大きなもの――――それこそISが戦闘を行うにか窮屈過ぎた。

特に他ISより一回りか二回り大きなロードオブシンダーには致命的だろう。

 

 

しかし【彼】とて何も用意がない訳では無い…雑に放置された資材の山の中から、彼の胸辺り程まである木箱を幾つか取り出した。その蓋を開くと…恐らくは襲撃を1回凌ぎきるには十分過ぎる程の銃火器及び弾薬が所狭しと詰め込まれていた。

 

収納されていた武器はどれも歩兵戦における主力品だった。

 

 

 

 

――――まあ、第一次~第二次世界大戦当時の…という注釈が付くのだが。

 

「DP28…PPSh-41…。

ず、随分と古風な…」

 

「パンツァーファウスト…MP40、やっぱりか…。

カンプピストル、ボーチャードピストルまで…」

 

「リベイロールス1918…FM mle1915…動くのか?」

 

無いよりマシ、とは――――それぞれの渋い反応に対する――――【彼】の発言である。

明らかに無い方がマシだと思われるモノもあったりもするが、一先ず手入れはどれも最低限行き届いているようなので使えない訳では無かった。一応地形は此方が有利なのだ…武器の性能と人数で負けていてもやり様はある。

 

それに万が一屋外でIS戦ともなれば、これらの老兵達は無用の長物と化し…それと同時に襲撃者の歩兵がいくら最新鋭のHK416だとかG36Cだとかで武装していても、老い耄れと同じく無力と化すのだから。

 

 

何はともあれ、やるしかないのだ…仮にここから逃げる選択をしても、もしも【ザ・ウォッチャー】が追跡力に長けていれば追い付かれるのは時間の問題。そして追いつかれた地点が攻めに有利であれば、完全にここを捨てた選択を生き地獄の中で後悔する事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

…ここで【彼】がラウラを連れて、最後の仕上げに行くと言った。

実の所、彼は既に楯無が内部へと侵入した地点に目星を付けている、というのも彼は以前この廃倉庫をセーフハウスに改装する際に一つ…ちょうど人が四つん這いになってやっと通れる程度の穴が開いているのを確認しているからだ。

 

「あら、ご名答…内側から見ると本当に気が付き辛いわよねぇ。アレ」

 

彼女の言う通り件の“穴”は非常に厄介な代物で、外側だと何気なく見ていれば目立つ反面建物の中から見ると驚くほど気が付きにくいのだ。おかげでラウラもそこを見逃して、きっと罠もなかった事だろう…他が罠だらけだとしても万が一を考えてその“穴”に罠を仕掛けるというのが【彼】の目的であった。

 

 

どんなに鉄壁と呼ばれる城塞にも必ず一点、抜け道がある…それは、その“抜け道”にノコノコと誘い出された敵を一網打尽にするためだ。とは誰の言葉だっただろうか?そんな理念があってか、彼はその“穴”へと特に厳重な罠を仕掛けるつもりで、破片手榴弾を箱ごと、ピアノ線を二巻きほど持ち出していた。

 

「…ああ、そこの床は落とし穴だ。気を付けてくれ」

 

どうやら元々抜けていた穴の修理跡をそのまま転用したようで、下手な日曜大工(【彼】)のお陰ですでに踏むだけでまた穴が開くようになっていたらしい。まあ別に施工した本人は大工でも何でもないので落ち込みもしなかったが。

 

 

 

このようにラウラの指示で罠を避けながら穴の位置に向かう途中、不意にラウラが「なぁ…」と声をかけて来たので対応した。

 

「兄さん、その………兄さんにとって、シャルロットは…いや、“私達”は、一体何だ?」

 

かなり唐突で、中々に要領を得ないような質問だった…が、【彼】は彼女が何を言わんとして――――何を想ってこの質問を投げかけたのか、何故だか分かってしまったようだ。

 

 

以前なら意図を汲む事など出来ない…いや、そもそもこんな質問される機会なぞ有りはしなかっただろう。故に、古い古い忘却の…虚無の空の果てにて“それ”を失くしたのだ。ピースを幾らか欠いたパズルが、それで完成された事になってしまっていた。しかし、この時代に目覚めてからだ…少しづつ、人として気が遠くなるような時間を掛けて、置いてきた欠片が内側で形作られていたのだ。

 

それが“光”なのか“闇”なのか知る由もないが…悪くは無かった、中々に…そう、暖かくて。だからこそ“寄る辺”となりて、今この怒りがあるのだろう。

 

 

――――これらを言葉に出さず、代わりに一言で表せない…と、言葉を濁した。

 

「…ならば、“私”は…何なのだ?兄さん…」

 

結局の所、それが聞きたかったのだろう…只々、ラウラを妬いていただけのようだ。

悪かった…と――――それが正しいのか間違いなのかはさておき――――【彼】は深い謝罪を…しかし、問いの答えは簡潔かつ投げやりに済ませた。彼女が己を“兄”と呼び慕うのならば己はそれでいいと…。

 

 

「何か…適当言ってないか?」

 

バレた。

しかし、その程度で良かったのだ…今この瞬間は、深い言葉などは返って真実味を薄れさせてしまう、何気なくで全く良いのだ。

 

 

 

 

だから――――奪われた痛みが強い。

これ以上痛まぬ内に、傷を癒さねば…持てる力全てをそこに注ぎ込み。

321142132415321142132415

 

 

 

 

 

 

 

  ◆ ◆ ◆    ◆ ◆ ◆    ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

 

 

「成程、あの研究所跡地にそんなものが…」

 

「こんなオカルト話を信じてくれるとは思わなんだ…これも“何処にでもいる”のかい?」

 

「嘗ては――――と注釈が付きますが、その通りですね。

それも、あの天王路の置き土産とあれば…さもありなん、というモノですわ」

 

楯無はアルベールから離れ、窓から星空を眺めた。

 

「もう…それほど時間はないかもしれないわね」

 

 

 

 

 

 


突っ切るしかねぇッ!真の「覚悟」はここからだッ!『ピストルズ』!てめーらも腹をくくれッ!

――――グイード・ミスタ(ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風)


 

 




かれこれ4年ぽっち、小説を書き続けてきましたが…行うも書くも、どちらも簡単なのは「たった一人が暴れる事」では無いかと。


…早く戦闘描写書きたい、それだけです。





 <次回までのロード時間中のアイテム紹介>
【古びた左腕】
おそらくは悔やみ続ける者の所有物であったのだろう、鋼鉄の義肢。
武器としても使用したのか、鋭い爪には夥しい血液が付着している。

薬指の赤い銀猫は、誰との契りだったのか。
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