双子の兄妹とAqoursの日々   作:ないにぃ

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今回は梨子ちゃん登場です!
ちょっと強引な部分がありますが許してください。


紅色の髪の女の子

今俺は千歌の家に向かっている。

それはなぜか。

今日の午後六時に千歌の家集合でお泊り会をするからだ。

久しぶりに千歌の家に泊まるために少し胸が高鳴っている。

しかし財布の中は高鳴る気力もない。

昨日のショッピングモールで大きな打撃を受けてしまった。

昼ごはん食べたときに曜だけに奢るのは…と思ったから花丸ちゃんとルビィちゃんにも奢ったんだけど花丸ちゃんよく食べるよく食べる。

某ハンバーガーショップで食べたんだが花丸ちゃんハンバーガー10個とか注文してたからな(笑)

さすがに曜もあんなに食べる子なんて思っていなかったらしく目を大きくして見てたなぁ。

でも曜がその姿見て「花丸ちゃん可愛い!!」って言ったんよ。

そしてなんか店員さん呼んで次に放った言葉がこちら!!

 

「ハンバーガー10個追加で!」

 

いやなんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

ここのハンバーガー一個大体400円くらいするんだけど!

そのあとの俺は放心状態に入っていたが花丸ちゃんが頬張る姿だけは目に焼き付けていたな。

やっぱり可愛いは正義だなぁと実感したよね。

しかしこの話は俺が悪い。しっかりと制限をつけなかったからな。

でもまさかあんなに食べるなんて…

 

 

 

 

可愛い。

 

 

 

 

そんなことばっか考えて歩いてると浜辺のほうに紅色の髪をした女子を発見した。

どうやら海を眺めているらしい。

海はいいよな。見ているだけでも気持ちがいい。

でも、あの子の後ろ姿からはとても切ない思いが読み取れる。

昼間につぼみを開かなくなったチューリップのように。

とても思いつめている感じがする。

なんだろう。昔の俺に似てる気がする。

 

 

様々な想像をしながら海を眺める女の子を見ていると、突然服を脱ぎだした。

あまりに突然のことで唖然としてしまいながらも見る目は離さない。

完璧に脱ぎ終わったら水着になっていた。

ちょっと残念な気持ちが先に押し寄せてきたがすぐに正常な判断を取り戻した。

 

「まさか海に入る気なのか!?」

 

今は春真っただ中で少々暖かいがまだ寒さのほうが勝る。

海なんかに入ったら低体温症になって運悪いと死んでまうぞ!!

と、思っているとあの子が走り出したぞ!!

これはまずい。最速であの子を止めに行く。

走り出したときは間に合うのか…と思っていたが女の子はそんなに足が速くなかった。

 

「何してんだよ!?あぶねぇだろ!!」

 

「放して!海の音を聞かなくちゃいけないの!」

 

「いいから落ち着けよ!!」

 

何とか入る直前に止めることができた。

安心したのも束の間

 

「「あ、、、」」

 

そのまま俺たち二人は海へ帰ったとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ。」

 

俺は女の子を抱きかかえながらなんとか浜辺に上がることができた。

想像以上に海が冷たくマジで死ぬかと思ったけど腹に力を入れ何とか耐えきった。

 


 

俺は自分のカバンに入ってたタオルを女の子に渡してもう一つのタオルで俺の体を拭いている。

 

「俺の名前は渡辺優輝。君の名前は?」

 

「桜内梨子っていいます…」

 

桜内梨子っていうのか。とても似合う名前だな。

 

「なんで梨子は海に入ろうとしてたの?」

 

「海の音を聞きたくて…」

 

「なんで海の音を?」

 

流石に海の音は聞こえないからおそらく何かに例えているのだろう。

 

「私、ピアノをやっててコンサートに出たりしてるの。でも、この前の舞台でピアノを弾けなかったの。その理由はとても単純。今までにない観客数と規模の大きさに緊張して頭の中真っ白になっちゃったの。それから自分の納得いく演奏ができなくなっちゃって、海の音を聞けばどうにかなるんじゃないかなと思ったの。」

 

「なるほどなぁ。」

 

このことに関しては他者が何か口出しすることは出来ないな。でも

 

「今の時期にその格好で海に入るのは危ないぞ。」

 

「そうよね…ごめんなさい、いろいろ迷惑かけちゃって…」

 

「別に大丈夫だよ。あんまり気にしないで。」

 

「でも…」

 

「梨子は海の音を聞きたいんだよな?」

 

「え。うん…」

 

あのまま続けてたら抜け出せない言い合いになってたな。

 

「ダイビングショップに行けば海の音が聞けるかもしれないぞ。」

 

「ダイビングショップ?」

 

「あぁ。来週の日曜日予定空いてる?」

 

「うん、空いてるけど…」

 

「わかった。ちょっと待ってて。」

 

そういい俺はある人物に電話をかけた。

その人物とは俺の幼馴染でダイビングショップの看板娘。

 

「もしもし果南?」

 

「もしもし。珍しいね優輝からかけてくるなんて。」

 

一個年上の松浦果南のところに電話をかけている。

 

「ちょっと頼みごとがあってさ。来週の日曜日にダイビングショップ行ってもいいかな?」

 

「来週の日曜日だったら大丈夫だよー。」

 

「ありがとう!マジセンキュー!」

 

「お安い御用だよ!じゃあ日曜日待ってるね。」

 

「了解。じゃあまたね。」

 

「じゃあねー。」

 

そう言って電話を切って梨子に話しかける。

 

「よし!来週の日曜日にダイビングショップ行こう!」

 

「えっと…」

 

「行こう!!」

 

「わ、分かったわ。」

 

もう無理やりだが何とか誘うことができた。日も落ちて辺り暗いから帰れなくなっちまう。

 

「辺り結構暗いけど帰れる?」

 

「うん。家すぐそこだから。」

 

「わかった。じゃあ気をつけろよ。」

 

「うん。」

 

そういって俺たちは浜辺で別れ、俺は千歌の家に急いで向かう。と言ってもすぐそこだけどな。千歌ん家着いてからは曜と千歌に「遅すぎ!何してたの!結構心配したんだよ!」とかなり叱られてしまった。

心配かけたのは悪かったな。

 

 




次回はお泊り会のことを書きたいと思ってます!
お楽しみに!
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