出来れば感想を入れてもらえたら嬉しいです
導入部分だけですが…
それは、沢田綱吉率いる『ボンゴレファミリー』が10年後の未来での死闘を終えて現代に帰ってきた直後の話である。
「んー…今日も平和だったな、相変わらず皆にはバカにされてたけど…」
学校から自宅への帰り道、沢田綱吉ことツナは大きく背筋を伸ばしながら今日、授業や昼食の際に起きた事を思い返し小さくため息をついた。
だがツナはそれが少しだけ嬉しかった、10年後の未来では白蘭率いるミルフィオーレファミリーにより並森は壊滅し、ツナの知り合いはミルフィオーレファミリーの手にかかっていたからだ。
自分達が取り戻した日常のありがたみ、その日常へと戻る為に尽力してくれた人を思いながらツナはようやく戻ってきた自宅の扉に手をかけた。
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「ただいまー」
「あら、ツっくんおかえりなさい、さっきツっくんの部屋から物音がしていたわよ?
またリボーンちゃんのお友達かしら?」
「どうだろ?特に何も言ってなかったけどなぁ…」
ツナが自宅へ入ると母親の沢田奈々が出迎えの言葉と上に注意を向けつつ聞いてきた。
ツナは自身の家庭教師であるスーツを着た赤ん坊リボーンを思い浮かべながら、来客については何も聞いていないと返した。
そして、来客用のお菓子を用意しようとする母親の姿を見つつツナは自分の部屋へと向かいだした。
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「ただいま…って何!この状況は!?」
ツナが部屋の扉を開け、中にいると思われるリボーンに声をかける。しかし、部屋のいたる場所に並べられた様々な銃火器を見て思わずツナは大声を上げた。
「帰ったか、ツナ」
「リボーン!?いったい何をしているんだよ!!こんなに銃を並べてさ!?ってうわ!!?」
窓際に腰をかけたスーツを着た赤ん坊、リボーンがツナを見ながらいつもと変わらない口調で声をかけてきた。
説明をろくにしないリボーンにツナは部屋の惨状について問いただしながら部屋の中へ入る。その瞬間ツナは柔らかい何かを蹴飛ばしてしまう。
蹴飛ばした事に驚きツナはバランスを崩し近くの本棚へと倒れこんでしまう。
「ったく、あれだけの戦いをこなしてもそのダメツナっぷりは治らねぇな」
「う、うるさいな、好きでダメをやってる訳じゃない、あでっ!?」
倒れこむツナを見て呆れたように呟くリボーン、それに対して身体を起こしながらツナが反論すると丁度良く頭の上にマンガが降ってきて、鈍い音を立てた。
「まぁまぁ、リボーンさん、それも十代目の良いところかと」
「その声、もしかしてジャンニーニ!?」
「えぇ、お久しぶりですね十代目」
ツナが蹴飛ばした物体からのんびりとした声が聞こえてくる聞き慣れたその声に驚きの声を上げた。
それは十年後の未来で一緒に戦ったエンジニアのジャンニーニであった。
「十年後の知識を得たのを試したくなったらしくてな、朝からずっとこの調子だぞ
まぁ、腕前は格段に上がってるみたいだがな」
「そっか、アルコバレーノのみんながくれたプレゼントだね
未来のジャンニーニの腕なら前みたいな失敗は無いよね」
ジャンニーニが来た理由を説明したリボーンは、手近なライフルを構えてその具合を確かめる。
十年後の知識という言葉からツナは柔らかく笑みを浮かべ、以前起きた騒動を思い出して苦い顔をする。
「いやぁ、その説はご迷惑をかけました、ですがご安心を
今ではほとんど失敗はしていませんので!」
「それってたまには失敗してるって事じゃないのかな!?」
「また失敗しやがったらただじゃおかねぇぞ、ジャンニーニ」
ツナの言葉にジャンニーニは申し訳なさそうにしつつも胸を張って答える。
しかし一つの単語にツナは冷や汗を流し、リボーンは脅しをかける。
その時であった、ツナは自分の足元に転がっている武器に気づく。
「んなっ!?なんで十年バズーカがこんなとこに!!?」
「あぁそれでしたら十代目のベッドの下にありましたよ、そこにあるという事は夢中で改造してしまったようですね」
「えぇ…ランボの奴、なんでそんなとこに…それにしても十年バズーカか…」
見覚えのある物体にツナは驚きの声を上げるとジャンニーニは、あっけらかんとした口調で返した。
放置してあった事にツナは呆れた声を出せば、懐かしむように十年バズーカに触れた。
初めはリボーンが十年バズーカを受けた事から始まり、それから自分と仲間達は次々と未来の世界へと飛ばされそして数々の死闘を繰り広げ、今に至る。
「夢みたいだけど、夢じゃないんだよね…」
「ツナ、何寝ぼけてやがる?そのアニマルリングとオリジナルボンゴレリングはお前が手にいれたものだろ
しかもそうやって後生大事に持ってるとは、いよいよボスとしての自覚が出てきたか?」
「これは未来での習慣が抜けてないだけで、俺はマフィアのボスにはならないからな!?」
未来での出来事を思い返すツナにリボーンは呆れたように言いながら、ツナの胸元のチェーンを通した二つのリングをさして感心したように頷く。
リボーンの指摘にツナは慌ててチェーンを外してから、否定をした。その時であった窓が突然開かれた。
「ガハハッ!!油断したんだなリボーン、ランボさんが成敗してやる!!」
「おとといきやがれ、アホ牛」
窓の外から現れたのはアフロヘヤーに牛柄の服を着た赤ん坊、ランボだった。
その手にはピンの抜いていない手榴弾が握られており、今にもリボーンへと投げつけようとしていた。
しかし、日常茶飯事の事にリボーンは顔色一つ変えずにランボの後ろに回り込めば勢い良く蹴り飛ばした。
本来であればそのまま床に叩きつけられる所であった、しかし今の部屋の中には銃火器が置かれており、さらにランボを蹴り飛ばした先にはツナと十年バズーカが置かれていた。
「えっ、ちょっ!!」
「うぴゃあああああああっ!?」
突然の事にツナは動けずにいたそこへランボが錐揉み回転しながら飛んできて、十年バズーカへ激突した。
それは不幸な事故かはたまた偶然か、ランボが激突した瞬間、バズーカが浮かび上がり砲口がツナの顔面に向いた。
そしてランボの手がその引き金を引いてしまう、その瞬間、ツナの視界が真っ白にそまった。
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ランボがぶつかった瞬間、爆音と煙が部屋中に広がった。
「ツナ…」
「あぁっ!?十代目が十年バズーカに!!?という事は十年後の十代目が現代に!!!?」
起こった事態にリボーンは呟き、ジャンニーニは慌てながら十年後のツナがいるであろう場所を見つめる、しかし…
「な、誰もいない?十年バズーカが当たったのに」
「こいつは…やべぇかもな」
煙が晴れた時、そこには音と衝撃で気絶したランボと煙が若干登っている十年バズーカしかなく、撃たれたはずのツナの姿はどこにもなかったのであった。