柵川中学校 グラウンド
「なんだぁ?一人でやるつもりかよ、山本
全員でかかってきてもいいんだぜ?」
「それは卑怯だろ、こういうのは一対一ってのが基本だからな」
「そうかい、後悔すんなよ!?」
一人で戦うと宣言した山本に向けて、笠原は嘲笑うように言い放つ。
しかし山本は真剣な表情ではあるが、どころ余裕そうに答えた。
態度を崩さない山本に、笠原は歯軋りをし空気の球を作り出して放ってきた。
迫りくる球を山本は切り払い、ツナ達を巻き込まないように柄から死ぬ気の炎を噴射して離れた場所へと移動した。
「なめんなぁ!?」
「っ!」
笠原は空気をバットのように固めると移動した山本に向けて球を連続で撃ちはなった。
三つの球が螺旋軌道を描きながら飛来する、山本は最初の一つを切り裂きつつ後ろに下がる、続けて迫る球を二つまとめて横薙ぎにて迎撃をした。
「山本、てめえ!時雨金時はどうした、そいつはボンゴレ匣の小刀だろうが!まさか忘れてきた訳じゃないだろうな!?」
「ん?あぁ、時雨金時ならグラウンドの整備の邪魔になるからベンチに置きっぱなしにしてるぞ」
「はぁっ!?」
山本の攻撃を見ていた獄寺は、所持している武器が足りない事に気づく怒鳴り付けるように叫ぶ。
山本はチラリとグラウンドの端に目を向けてから軽く答える。
必要としないかのように振る舞う山本に獄寺は怒りを露にして声を上げた。
「悪いけど、時雨金時は使わないぜ
ケンカに真剣を持ち出したら危ないだろう、それなら小刀《コレ》だけで十分だ!」
「お前なぁ…山本!」
怒っている獄寺に山本は笑いかけながら答える。余裕な口調の山本に向けて、頭に手を当てる獄寺。
しかし、笠原が飛びかかってくる姿を確認し注意を呼び掛けた。
手にした空気のバットを山本に向けて振り下ろす笠原、山本は小刀の刀身を伸ばして一撃を受け止めた。
「山本、なんだこりゃ…お前の能力と噛み合わないじゃないか…水流操作の他に発火能力もあんのか?はは、すげぇなぁ!二重能力《デュアルスキル》っやつか!?」
「いや、こいつは死ぬ気の炎ってヤツでな、覚悟を炎にしているんだ!」
「死ぬ気の炎?何をいってんだ、お前」
バットに力を込め押し切ろうとする笠原だが、刀身の熱に顔を歪めて言い放つ。
山本も負けずに力を込め振り払うように笠原を押し戻しながら返した。
聞いた事のない言葉に笠原は疑問を浮かべつつも再び空気の球を生成しバットを使い放ちだす。
山本は小刀で一つ一つを切り落として防いでいく。
「山本!てめぇ!死ぬ気の炎についてベラベラ喋んな!!そいつはボンゴレ、いやマフィアの中じゃ禁止されてんだよ!」
「えっ?そうなのか?…じゃあコイツ《小刀》もしまった方が良いのか?」
「おせぇよ、バカ!!見せちまったのなら仕方ねぇから
他の奴に見られないように戦闘を終わらせやがれ!!」
「わかったよ!それに、せっかく整備したグラウンドが台無しになるからな」
簡単に死ぬ気の炎の事を口にする山本に対して獄寺は拳を握り締めて怒鳴り付けた。
空気の球を切り落としながら山本は意外そうな表情を浮かべてから手にしている小刀について獄寺に尋ねる。
今さら聞かれた事に苛立ちながら獄寺は返すと、山本に向けて指示を出した。
山本は微笑を浮かべて返答すれば小刀を構え直し、笠原に向かって駆け出す。しかし笠原も同じようにバットを振りかぶって山本を迎えうつ。
「何、ヘラヘラしてんだ?山本…なんでまだ野球を好きでいやがる!!」
「笠原?」
「この街で野球なんて意味ねぇんだよ!?こんな能力が全ての街でな!!」
炎と空気がぶつかり合う中で笠原は震えた声で怒鳴り付けた。
今までと違う雰囲気に山本は笠原の顔を見る、先ほどまでは狂気を滲ませていた表情は、今にも泣き出しそうなぐしゃぐしゃなモノに変わっていた。
笠原は乱雑に叩きつけるようにバットを振るう、山本は力任せの一撃を順々にさばいて防いでいく。
「どうしたんだ!?お前も野球が好きだろ!将来はプロになるって言ってたろ!!」
「うるっせぇ!!…山本、野球が好きならあんな試合、許せる訳無いだろ!今年の春大会をよ!!」
バットを受け止め、笠原に訳を問いただす山本、すると笠原は振り払うように山本を蹴り飛ばして叫んだ。
笠原が語ったのは柵川中学に入ってから初めてレギュラーを獲得して望んだ大会の出来事だった。
相手は去年からの新設校らしく人数は少なく試合の流れを見る限り、少し経験者がいる程度のチームだったらしい。
しかし笠原と山本、他のメンバーも相手が弱くても全力でやろうと決め試合に望んだ。
結果はコールドゲームで、柵川中学が破れた。
弱小だと思われたチームだが新たにレベル3の中能力者をメンバーに加えていた、能力としては大した力では無いが、ボールを動かすには十分で、投げたボールがでたらめな軌道で飛びホームランボールが失速し凡フライとなり柵川中学校は敗北した。
部員達は涙を流す事なく帰り、翌日から部活に出なくなった。
笠原と山本は必死に説得したのだが、部員から
「頑張ったって、能力に勝てる訳ないだろ?」
と返され、二人はどうする事も出来なかったという。
「スポーツだろうとなんだろうと、努力するより能力を伸ばした方がマシだとさ!
ふざけんな!?真剣に目指してる奴をなんだと思っていやがる!!」
自身の過去を話し、笠原はバットをグラウンドに叩きつける。
バットの一撃は地面を抉り石飛礫が吹き飛ぶ、無残にも抉れた地面を笠原は肩で息をしながら抉れた地面を眺めていた。
「だから俺は決めた、レベルアッパーを使って、能力を手に入れて全て潰す!
俺達の野球を台無しにしたこの街をぶっ潰してやる!!」
「笠原…」
「お前も協力してくれるよな?山本…だってそうだろ俺と同じ野球が好きなお前ならわかってくれるよな?」
拳を握り締め笠原は力強く宣言をする、そして空気を解除して山本にも協力するように言ってくる。
山本には笠原の姿が、街を破壊するというより自分の中にある行き場の怒りに同調して欲しいように見えた。
返答を待つ笠原に対して山本は小さく首を振った。
「悪いけど、協力はできねぇ…笠原、お前のやろうとしてんのは、逆恨みしかならない
うまく言えないけど、能力で復讐したって虚しいだけだろ?だから、止めようぜ?」
「止めろ、だと?お前もアイツらのように諦めるのかよ!!負けっぱなしで満足してんのか!?」
山本は言葉を探しながら笠原を止めるように言葉を投げ掛けた、だが唯一の理解者と思っていた山本からの言葉は止まる所か笠原の暴走を加速させるばかりだった。
笠原は身体に向けて今までよりも激しく風を収束させていく。
「ウガァアアアアア!!」
集めた空気を凝縮させバットを再び生成するがそのバットからは集まり切らなかった空気がかまいたちのように溢れ出ていた。
そして、雄叫びと共に空気の力を使い高く跳躍すれば山本に向けてバットを振り下ろそうとする、山本は刀を構える事なくただ笠原の姿を眺めていた。
「山本!?」
「あのバカ!!避けない気か!?」
棒立ちの山本に向けてツナと獄寺は声を張り上げて呼び掛ける。
そして、バットが山本の頭を捉えた時だった山本の身体がまるで水のように弾けた。
あり得ない光景に笠原は呆気にとられ足を止めた瞬間だった、背後から軽い衝撃と共に身体を青い刃が貫いた。
「あ…」
「時雨蒼燕流、攻式九の型、うつし雨…」
笠原が砕いたのは薄い展開していた雨の炎に映った山本の虚像だった。
唖然とする笠原の耳に山本の静かな声が響くと同時に身体から力が抜けていく感覚に襲われ、山本が刃を引くと同時に笠原は地面に倒れた。
「山本…」
「派手に刺したけど怪我はないぞ…それに頭も冷えたろ?俺の炎は鎮静する効果があるんだ…けど身体に影響を与えるくらいになるとしばらくは動けなくなるんだ」
「そっか…けどまぁ…なんか安心するわ…負けてからずっと復讐したいって考えてたから…開放された気がする」
倒れた笠原を抱き起こす山本、目を薄く開けて笠原は山本に呼び掛けた。
意識がハッキリしていない笠原に山本は自分がした事を話していく。
笠原は今までとは全く違う雰囲気でゆっくりと喋りだした。
二人の元へ獄寺とツナが駆け寄ってくると笠原はゆっくりと手を動かして顔を覆うと静かに泣き初めた。
「本当はわかってたんだ…能力で復讐したって結局変わらない…そんなの野球をバカにした奴らと同じだってさ
けどよ、他にどうしようもなかった…俺には野球しかなかったから…
上手い方法なんて考えつかなかった、つかなかったんだよ!」
「笠原…相手が能力を使って野球をしてもさ…やってる事は野球だと思うんだよな、俺は
それにこう考えられないか?今まで漫画でしかなかったあり得ないって思ってた球を自分が打てるんだぜ?それってすんげぇワクワクすると思うんだよな!」
「山本…それは、ちょっと…」
「どんだけ野球バカなんだよ!」
泣きながら自身の心情を語っていく笠原に向けて、山本は優しく語りかけるとニカッと笑って答えた。
呑気ながらも前向きに話す山本に向けてツナと獄寺は微妙な表情を浮かべながら言うと、泣いていた笠原は急に笑いだした。
「お前はすげぇな…俺より野球バカじゃねぇか…あーあ…ガラの悪い奴らに頼んでレベルアッパーなんて買ってないで…球の攻略を考えてりゃ良かったかな…」
「あの!君が使ったレベルアッパーって一体なんなの!?」
前向きな山本に向けて笑みを浮かべて笠原は語っていく、レベルアッパーを手にいれた経緯についてツナが尋ねるが笠原の意識は言葉をつむぎ終えた時点で途切れており、レベルアッパーの出所についてはわからなかった。
その後、気を失った笠原に救急車を手配し、風紀委員に事情を報告したツナ。
笠原は山本が看ており、獄寺は笠原の荷物を調べていた。
「ダメですね、それらしいのは無いみたいです
薬やアンプル、能力を強化するのはもっと別な方法なんですかね?」
「そう、レベルアッパーにつながる手がかりはこの人の証言だけか…」
荷物を調べていた獄寺は、ツナに荷物の中身を見せながら首を振った。
笠原の荷物は教科書や財布、他には携帯と音楽プレイヤーしかなかった。
獄寺の報告にツナは肩を落としつつ笠原に向けて目を向けるのだった。
「とりあえず、今は笠原を病院に運んでからだな…あ、ちなみに俺、どこに帰れば良いんだ?」
「はぁ、お前よ…」
「まあまあ、少し待って確か小屋の中に山本のバックがあったから、ちょっと中身を見るね」
山本は軽く笑いながら言うとふと気付いたようにツナに尋ねる。
唐突に聞いてくる山本に、獄寺はため息をつくとツナは獄寺をなだめながら小屋の中から発見した山本のバックを取り出すとそこから一枚のカードを見つける。
山本と獄寺はツナに近づき手の中のカードへ目を向けた。
「これは獄寺くんにも話した事だったんだけど、学園都市での自分の情報を記録しておく物なんだ
普段は、見ることは出来ないんだけど風紀委員ならこの情報をみることが出来るんだ」
「便利だな、失くさねぇようにしないとな」
「いちいち再発行なんてしたら、こっちの人間じゃねぇってバレる可能性がある
気をつけろよな?」
カードについて説明をしたツナは携帯を使い山本の住所を検索していく、ツナの説明に笑いながら答える山本に獄寺は自分のカードを見せながら釘をさしてきた。しかし山本は軽く答えるだけであまり深くはとらえてなかった。
「山本の住所は…俺と同じ学生寮みたいだよ、それなら案内するのも楽かな」
「そうなのか、よろしくなツナ…?どうした獄寺」
「なんでお前は十代目とおんなじ寮なんだよ…なんでオレだけぇ…」
「獄寺くんは第七学区じゃないからね、だから落ち込んでいるんだと思う」
住所を見つけたツナは山本に伝える、にこやかに笑う山本だが何故か隣にいた獄寺が膝をつき落ち込んでいた。
不思議そうにする山本にツナは獄寺が項垂れている理由を苦笑を浮かべながら話した。
「山本、十代目の側にいるなら何かあったらしっかり守れよ!?」
「わかってるって、それにこれからは一緒にいるんだから助けるのは当たり前だろ?」
「山本も手伝ってくれるの!?」
獄寺は悔しさを滲ませながら山本に指を突き付けていい放つと、親指を立てて山本は笑顔で答えた。
山本の口振りから風紀委員の活動を獄寺と共に協力してくれる事にツナは喜ぶ。
「帰る為に何をしたらいいかわからないし、ツナと一緒にいた方がいいと思ってな
それに笠原の様子を見る限り、レベルアッパーってのはヤバそうだからな」
「そうだね、二人が手伝ってくれるなら心強いよ!!」
「まぁオレ一人で十分なんだが、十代目がそういうなら山本も歓迎しますよ!」
「あはは…そうだ…獄寺くん、ちょっと良いかな?」
山本は軽い口調で語るが、レベルアッパーについては真剣な表情を浮かべて呟く。
今まで御坂達の協力を受けつつもどこか緊張していたツナは見知った二人が参加するのを大いに喜ぶ、にこやかに返す山本に対して対抗心を燃やしながら答える獄寺。
ツナは苦笑を浮かべながら、獄寺に相談を持ち掛ける。それは獄寺達が合流するまえに虚空事件にて御坂に死ぬ気の炎を見せた事だった。
獄寺から新しく死ぬ気丸をもらった事により再び超死ぬ気モードになれる事になったツナは、このまま風紀委員で活動すればまた死ぬ気の炎を見られてしまうだろうと考えた。
それならいっそ御坂達だけでも教えておいた方が良いのではとツナは提案をしたが、獄寺は渋い表情を浮かべる。
「すみません、いくら十代目の判断でも…賛成は出来ません…
御坂達を信用していない訳ではないんです…ただ、この学園都市にはかなりの監視カメラがありますし、それに多くの科学者もいます
死ぬ気の炎を悪用しないとも限りません、ですからオレは反対です」
「獄寺くん…ごめん、無茶言ってたね…わかったよ、死ぬ気の炎については誰にも話さない
そして見られないようにする、これで良いよね?」
「ありがとうございます、それと意見を挟んでしまい申し訳ありません!」
「いや、悪いのは獄寺くんじゃないよ…うん、誰も悪くないから…」
ツナの意見に真っ先に肯定をする獄寺が表情を曇らせながら話していく。
その表情から獄寺が自分の意思を強く押し殺しているのを感じたツナは、苦笑を浮かべながら死ぬ気の炎について秘密にする事を決める。
意見を聞き入れてくれた事、そして反論してしまった事に獄寺は深く頭を下げて謝罪する。
その言葉は自分達を思っての事だと理解しているツナは悲しげに呟やくのだった。
その後、笠原を救急車に乗せ、ツナは白井に山本が風紀委員の活動に協力する事を報告する。
最初は反対されると思ったが山本の協力はあっさり許可された。
理由としては、獄寺を許可したのだから一人、二人増えたことに今さら目くじらを立てても仕方の無い事らしい。
山本の協力があっさり許可された事に獄寺は納得していない様子だったがもめるよりはマシかとため息をつくのであった。
「なぁ、円陣組まないか?」
報告が終わり、それぞれの帰路につこうとした時、山本が不意に提案してきた。
「はぁ?なんで円陣を組むんだよ?」
「これから一緒に事件を解決するために動くんだ、気合を入れないとな!」
「うん、良いかも、やろうよ!獄寺くん」
「十代目まで…わかりましたよ、おい!目立つからさっさとやんぞ!」
山本の提案に眉を潜める獄寺、すると山本は事件に挑む為にみんなで協力するという意気込みをしたいからだと返す。
ツナは未来やリング争奪戦を思い出して頷き円陣を促す、ツナの言葉に獄寺は言葉を濁し、やけくそ気味に返し三人は各々の肩を掴み円陣を組む。
「かけ声、どうするかな?」
「決めてねぇのかよ!言い出しっぺが!?」
「じゃあ、風紀委員でどうかな?」
「いいな、それ」
円陣を組んでから山本は獄寺に尋ねる、あまりにも行き当たりばったりの行動にツッコミを重ねる獄寺に疲労
が見えてきた。
その中でツナは風紀委員として活動するのだからかけ声を風紀委員にしようと提案してくると山本は笑いながらそれに賛同した。
「じゃあ行くぜ?…風紀委員~」
「「「ファイ、オー!!」」」
暗くなったグラウンドにて山本は二人に呼び掛けてから三人は声を揃えて叫ぶのであった。
「そんじゃ、帰ろうぜ」
「帰るんなら円陣する意味あったのか?」
「うーん、気合は入ったから明日から頑張ろうって気になるだろ?」
「てめぇはよ~…」
円陣を終えた山本は荷物を担いで呼び掛ける、獄寺は素朴な疑問をぶつけると呑気な口調で山本は返した。
拳を握りしめ、そろそろ限界を超えそうになりがらも獄寺はなんとか我慢をする。
じゃれあう二人を眺めながらツナは諦めかけていた元の世界に戻るという意思に再び火を灯し二人の後を追いかけるのであった。
次回予告
白井「ハァ、疲れましたわ…」
御坂「どしたの?黒子」
白井「沢田さんが、追加でもう一人協力させてほしいと言ってきたのでその事務処理をしていたのですの
全く、ホイホイ増やすんじゃありませんの!」
御坂「ねぇ、黒子!ついでに「お姉様の協力申請は出しませんわ」速っ!?なんでよ!!」
白井「沢田さんは能力が使えませんの、ですから許可を致しましたの」
御坂「ぐぬぬぅ…」
白井「それよりも次回はまたなにやら沢田さん絡みで何か起きるようですね
あまり面倒をかけないで欲しいですの、若い内から胃薬に頼りたくはありませんのに…」
御坂「黒子…」
白井「っという訳でお姉様!胃を痛める黒子を優し~く介護してくださいまし!!」
御坂「っていつものパターンかっ!?いい加減マンネリよ!!」
白井「ドゥエフ!?じ、次回とあるマフィアの平行移動…第10話…リ・ユニオン・プリンセス、ですの…ぐふ…」
御坂「とりあえず次回まで寝てなさい」