死にかけの無敵少女を拾うのは間違っているだろうか? 作:スキマ時間
わたしとナァーザが探索から帰ると、ミアハさまとツインテールの女の子とウサギさんのように白い髪に赤目の男の子が待っていた。
髪の毛がもふもふしててかわいい!
「ミアハさま、ただいまもどりました。」
「ナァーザ、無事帰ってきたようだね。探索は順調かい?」
「ピュラに助けられてばかりで、このままじゃ団長としての立場がないです。」
「ナァーザ、大丈夫!ちょっとづつ体術も身についてますよ。」
「あ、お客様がいらしてたんですね。はじめまして、どちらさまでしょうか?」
「紹介しよう、友神のヘスティアと団長のベルくんだ。」
「ベルです、よろしくお願いいたします。団長だなんて、はずかしいな。団長といっても、僕一人だからということなんですよ。」
「僕はヘスティア、ベルくんは、僕の一人だけの家族なんだ。今日はミアハからクエストを依頼されてここへ来たんだ。」
「クエスト?ですか。」
「ああ、まだ君たちに話していなかったが、ミアハファミリアは二人だけ、ピュラの装備を整える資金も十分ではない。そこで探索をするにあたってヘスティアファミリアに探索の協力をお願いすることにしたんだ。報酬はポーションの無償提供だ。」
「ミアハさま!」
「ナァーザ、資金繰りが苦しいのはわかっているが、ここは頑張りどころだ。二人はよくやってくれているが、今のままだと無理を重ねることになりかねない。」
「ベルくん、ピュラは冒険者レベルこそ新米だが熟練のハンターだ。ナァーザは薬師でもあるし、弓もかなり使える。3人だとかなり強いチームになると思うんだ。協力してくれるかい。」
「願ってもないです。よろしくおねがいします。」
「私も賛成です。オラリオにくる前は4人でチームを組んでいました。強いモンスターとは、ほかのチームと合同で戦ったこともあります。連携については問題ありません。」
「ミアハから聞いてたけど、ピュラくんはいろんな経験をしているんだね。」
「うーん。一人前のハンターになる前に。。だんですけどね。」
「ごほん、ごほん。」
「ま、ちょっとした秘密だ。な、ピュラ。」
「ピュラさん、ぜひ、いろいろ教えて下さい。」
「ベルさん、よろしくお願いします。」
「ベルくんが了承したんで、僕としては問題なしだよミアハ。」
「ありがとう。ナァーザは大丈夫かい?」
「問題ないです。」
「それでは、ベルくん、うちの娘たちをよろしく頼む。」
「ミ、ミアハさま、それ絶対誤解されますって。」
「ベルくんは僕だけのものだからね。取っちゃ駄目だよ。」
「か、神様!」
「あのー、ヘスティアさま。ご心配なく。私、ジョーンという彼氏がいるので。」ポッ
『エーーーーーーー』
「たぶん、もう会えないんですけどね」
あれ、可笑しいな。景色が滲んで見える。
『ピュラ』
「ピュラくん、辛いときはいつでも僕が相談にのるよ。」
『まさか君が無理をした理由とは…』
『私達(僕)も一緒にいるぞ(よ)。』
「すみません。気にしないようにしてたんですけど、ありがとうございます。仲間ができて、嬉しくて、つい油断したら…ごめんなさい。」
『たしかに、ミアハじゃないけど、応援したくなるね。こんな子を一人ぼっちにするなんて、なんて駄目な彼氏なんだ。』
そのころ、レムナントのどこかの野営地にて。
『ハックション、だれか僕の噂してるのかな。ピュラ、僕がんばるよ。こんなスクロールを遺すんじゃなくて、君にいてほしかったな。』
(つづく)