マクロスΔ スイートプリキュアの軌跡   作:水無月 双葉(失語症)

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 お久しぶりです。
 ご存じでの方もいらっしゃいますが、高次脳機能障害になってしまいました。

 別の文章は元気だった時に書いたものですが、この話は失語症になってから書いたものです、ある動画では字幕をありましたので、マクロスΔの話が作れました。

 色々と文章がおかしいと思いますが、お読み頂ければ幸いです。


月光ダンシング
1


 カナメに呼ばれて響達はオペレーションルーム移動すると、既にアラド、アーネストが待っていた。

 

 響はカナメ達を見て、少し眉を寄せる。

 

「昨日あった新統合政府に対した宣戦布告だ」

 

 重い雰囲気を出したアラドを見ながら響は、隣に居る奏とエレンの視線が合わせた。

 

「3人には先に話そうと思ってな……ウィンダミアの事と今の状況を説明する。ラグナから800光年も距離にあり──……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アーネスト、アラド、カナメ、そして響、奏、エレンが部屋に入ると、全員の視線が集まった。

 

 アラドは響達に目くばせると響な小さく頷く、ワルキューレの隣に並ぶと合図する様にカナメが画面を動かした。

 

「こいつが新型機Sv‐262ドラケンⅢ」

 

 だれもが皆画面を凝視する。

 

「こいつを操るのがウィンダミアの空中騎士団。王家に仕える翼の騎士達だ」

 

 アラドが画面を確認しながら話をし出す。

 

「動きから見てこいつがダーウェントの白騎士だな、空中騎士団に代々続くエースの称号だ」

 

「白騎士? 白? 黒じゃねぇの?」

 

 チャックが当然な疑問を呟いた。

 

「昔は白銀の機体に乗っていた、腐れ縁ってやつか……」

 

 腕組みしたままアーネストが感情を感じさせない様な言葉を出す。

 

「もしかして……独立戦争の事でしょうか」

 

 後ろから声が聞こえ皆の視線が集まる。

 

「リズリズ?」

 

「歴史だけですが、統合戦争以降ですが一通り勉強しました、あ、でもここ10年の事はブリージンガル球状星団の事は結構調べました」

 

 チラリと奏を見たメッサーが手に持っていたタブレットに目線を落とす。

 

「新統合軍のパイロットが操られたのもウィンダミアの?」

 

「じゃあ、これまでのヴァールの暴動は全部?」

 

 チャックが絶望的な声をだす。

 

「いいえ。彼らが関与しているのは一部。強力か生体フォールド波が感知されたものだけと本部は見ているわ」

 

 カナメは手に持っていたタブレットを確認した。

 

「今までのは……」

 

「実験……」

 

 マキナとレイナが小さく呟く。

 

「今回ただの暴徒としててはなく統制のとれた行動をとられるまでになった、推測に過ぎんがな。だが、惑星ボルドールでも新統合軍の多くが操られほぼ無血降伏だったらしい」

 

 アラドが聞かせる様に全員の顔を確認しながら言葉を続ける。

 

「あの……良いでしょうか?」

 

 小さく手を上げた響は申し訳そうにした。

 

「今回もですけど、アル・シャハルの時も嫌な声が聞こえたんです、奏もハミィも……」

 

「やっぱり響達も聞こえたのね……ラグナに居ても聞こえたわ、とても辛そうに苦しむ様に歌っていたわ」

 

 エレンは握り拳を作ると何かを耐える様に下唇を噛んだ。

 

「天使か。悪魔か。あれだけのヴァールを一瞬で虜にしてしまうなんて感動的じゃない?」

 

 美雲は不敵の笑みを浮かべている。

 

「響達とワルキューレメンバーにだけ聴こえたのでしょうか……」

 

 ミラージュが周りのデルタ小隊に確認した。

 

「俺も聴こえたぜ。でも、聴こえたと言うより感じただけだ……」

 

 ハヤテは、アクセサリーを弄びながら声を落とす。

 

「光よりも早く時空を超えて届ける歌声……なんだか『風の歌い手』みたいやね」

 

 何かを思い出す様にフレイア。

 

「『風の歌い手』……」

 

 美雲はまるで確認する様にひとりごちる。

 

「何だそりゃ?」

 

 ハヤテが首を傾げて呟いた。

 

「伝説だ……ウィンダミアに伝わるな」

 

 アラドが教えるとハヤテが頷き、それを聞いていたエレンは厳しい表情をし腕を組む。

 

「『ルンに命の輝きを』ってちゅーてね」

 

 フレイアを見るとエレンはおもんぱかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我々は翼を繕えるのに7年もかかってしまった」

 

 豪華なバルコニー前で美しい風景を見ながらヘルマンとカシムは思いを巡らせる。

 

「私はもう23です。最後まで飛ぶ続ける事が出来るかどうか……」

 

「俺は33だ」

 

 お互いの年齢に思うと、この戦争が終わるまでに飛ぶ続けるか考えてしまう。

 

「……ッ!」

 

 空気が揺らぐとヘルマンは瞬間的にバックステップすると、上から剣閃と共にボーグがヘルマンに攻撃するが、ヘルマンは簡単に防ぐ。

 

「お見事です。マスターヘルマン!」

 

「もう、マスターでは無い。この遊び、いつまで続けるつもりだ?」

 

 ヘルマンは呆れる雰囲気で言うが、ボーグは嬉しそうな表情は見せる。

 

「もちろん! マスターから一本取るまで! ……ああ、そうだ。これを見て下さい」

 

 ボーグが自身のデバイスに画像を出すと、そのままヘルマンに手渡す。

 

「これは……ルン?」

 

「裏切者の臭い風です」

 

 イラつきを隠すつもりも無くボーグが言い切った。

 

「良い年をしてルンを抑えんか」

 

 言われると、ボーグが自分のルンを持つと、強い光を出している。

 

「ワルキューレにウィンダミア人……」

 

 呟くと、ヘルマンは何かを感じていた。

 

「それとですが……」

 

 何とも言えない表情で、もう1枚の画像を見せる。

 

「惑星ランドールの時の戦闘で取った画像です」

 

 空中から地上に落ちながら気にする様子を見せない、ボリュームのあるピンク色のツインテールの少女が睨んでいた。

 

「コイツは地上からジャンプして追い付きました、しかも俺のリル・ドラケンを蹴り倒して来ました」

 

 ボーグは表情を歪める。

 

「何だと?」

 

 ヘルマンが呟きながら、カシムと顔を見合わせた。

 

「ワルキューレのメンバーか……?」

 

 カシムが呟く、ボーグは不快感を露わにする。

 

「油断しただけです! 所詮地上の虫ケラだ! あの時だって邪魔が無ければ倒したんだ!」

 

「ボーグ」

 

 ヘルマンは溜め息を漏らした。




 お読み頂きありがとうございました。
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