マクロスΔ スイートプリキュアの軌跡 作:水無月 双葉(失語症)
かなりゆっくりですが書いていきますのでよろしくお願いします。
皆様本当に病気には気を付けてください。
鬼人の組曲も早く続きを書きたいです、ほぼ毎日考えているのですが難しいです。
これからもスイプリシリーズを頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします。
戦闘後、響はアーネストに呼ばれ艦長室の扉の前で、小さく溜め息を漏らした。
「北条響です」
目の前にあるドアが空気が抜ける音をしながらスムーズに開くと、響は小さく吐息をつく。
「早かったな」
アラドは、タブレットを確認するとアーネストに渡した。
「呼ばれた理由は判っているな」
タブレットを一度視線を向けると机の上に置くとアーネストは、腕組みをして響に視線を向ける。
響は拳を軽く握り、一文字に口を結ぶ。
「……」
「お前のお陰でミラージュは無事に帰還出来た、それは感謝している。だが、なぜあそこまで強引に敵を倒した?」
「ミラージュさんを助けたかっ──……」
「ミラージュの事はわかっている。俺と艦長しか居ないんだ、本音で話せ」
響は視線を下に落とすと小さく息を吐いた。
響は顔を上げると、引き締まった表情でアラドとアーネストにしっかりと目線を向ける。
「ハヤテのため、あのままだと空中騎士団の人も死んじゃうし、ハヤテの心も壊れると思うから──……少し違うかな」
響は、手を頬に置くと何無い壁を少し見つめると小さく頷いと、アラド達を見据えた。
「あんな形でハヤテが人をあやめてしまったら、ハヤテにもミラージュさんにも心の傷が出来るから、ミラージュさんはちゃんと戦士だけど、ハヤテは戦士じゃないよ。
ハヤテは人をあやめるなら自分の意思でしないと駄目。しっかりと修羅場を越えないといけないんだよ」
アーネストは椅子に背もたれるとぎしぎしと音がすると、その音はまるでアーネストの感情を表したように響は感じた。
「確かにな、ハヤテにはパイロットとしての才能はある、北条の言う通りアイツがくぐれるかだ」
アラドは呟くと、懐の入っているスルメの小袋を響の放り投げる。
「一応、北条の話は納得した。艦長とデルタ小隊長としての話は終わりだ」
物々しい雰囲気が霧散すると、響は肺の中の濃密になっていた空気をゆっくりと吐き出した。
「北条、少し雑談して良いか?」
アーネストがソファーを勧めると響は頷くとアーネストとアラドも座る。
「プリキュアの話が聞きたいんだ──……」
甲板の隅に座っていたハヤテは、何とも言えない表情で夕陽を見つめていた。
「こんな所にいたの?」
「……」
何も答えないハヤテに、奏は諦めたように溜め息を落としす。
「良かったじゃない。誰も死ななくて、響に感謝してね」
ハヤテは奏に刺す様な視線を向けるが、奏の冷たい瞳を見てハヤテは唇を噛んだ。
「フレイアの為に戦争を終わらせるって言うのは立派だよ」
少し大きい距離を開けると奏は座った。
「決意は良いよ。でもね、フレイアを理由にしちゃ駄目。もうハヤテの戦いなんだから」
「……なぁ、どうしてお前らは戦っているんだ、この世界に関係は無いのにさ」
「こんな戦争直ぐ終わらせないと駄目だからだよ」
両掌を見つめた奏が悲しそうに見詰める。
「戦いに巻き込まれて泣いていた子が居たの──……」
奏は両拳を握ると瞳を閉じると深い哀愁漂うがあった。
「駄目だ! この場所では重機が使えない……」
「子供の泣き声が聞こえるんだ! 手でも何でも良い! 瓦礫をどかすぞ!」
走ってきたリズムが何も言わず瓦礫を掴むと、リズムが全身を使い瓦礫をどかす。
レスキュー隊員は信じられない光景に動きが止まってしまう。
「早く!」
リズムから喝を入れらるとレスキュー隊が親子達を安全な所に移動させ確認する。
「両親は……」
その後言葉を続ける事が出来なかった。
「おかあさん……おとうさん……痛いよぉ……」
リズムもレスキュー隊もこの少女の助け様が無いのが分かっておりレスキュー隊は視線を逸らす。
リズムが黙ったままに膝を折ると少女を抱きしめた。
「……お、お母さんですよ……ずっと居ますよ、ずっとずっと抱きしめるから」
声は震えていたがいつくしみを感じさせる。
「おかあさん……おかあさん……」
少女の呼吸が細くなっていく、リズムにしがみつく腕もゆっくりと手を離して行く。
「おねえちゃ…………ありが……」
亡骸を抱いたままにリズムは大きな涙を落した。
深く深く悲しんでいる奏を見て、ハヤテは何も言えなかった。
「それからだよ、この世界の事を調べたのはね。艦長さん、隊長さん、メッサーさんにも色々な話を聞いたの」
ハヤテはそんな奏の姿に愕然とする。
「しっかりと覚悟をしないと、きっとハヤテにも苦しい事が起きるからね」
奏は立ち上がると、ハヤテに何も言わずに歩いて行った。
ハヤテは、そんな姿を見て軽く頭を掻くと、深い溜め息を漏らす。
響は助ける事が出来ましたが奏は出来ませんでした、プリキュアとしてかなりの戦いをしてますし、助ける事が出来なかった事もあります。
かなりの経験をしていますので少し厳しいことも言いますが、よろしくお願いします。
決断のオーバーロード終了となります、お読み頂きありがとうございます。
次回潜入エネミーラインお付き合い頂ければ幸いです。
時間が掛かりますがこれからもよろしくお願いします。