マクロスΔ スイートプリキュアの軌跡   作:水無月 双葉(失語症)

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 1人離れて歌っていたワルキューレのメンバーにミサイルが迫る、メロディは庇う様に間に入り込むと手と足を使い彼女に危害が及ぶミサイルだけを弾いく。

 

「大丈夫ですか! 私が守ります! 歌って下さい!」

 

 紫色の髪の女性、美雲の前に立ち構えを取るメロディに美雲は少し可笑しくなった、まるでチアガールのような格好をした女の子が迫ってきたミサイルを事もあろうか素手で弾いたのだ、笑いそうになるのをこらえながら大きく息を吸う。

 

「任せるわ、守ってねお嬢さん」

 

「はい!」

 

 小気味良い返事に美雲は楽しくなる、最高のステージになりそうだと。

 

 

 

 ステージの近くで爆発が起こりレイナが爆風に煽られ落下して行くのを助けに行こうとしたマキナだったが、落下したレイナを横抱きにしてまるでチアガールかステージ衣装かといった格好のフリルが沢山ついた白い衣装の女の子が舞台にジャンプして来てレイナを丁寧に降ろす。

 

「怪我はありませんか?」

 

「レイレイ!」

 

 マキナが直ぐにレイナに駆けより抱きしめるとリズムを不思議そうに見つめてくる。

 

「貴女は……?」

 

 問いかけられたリズムは柔らかく笑うと凛とした声でマキナに答える。

 

「私はキュアリズム、手助けに来ました、ワルキューレの皆さんは歌って下さい」

 

「キュア……リズム……」

 

 リズムは頷くと近づいて来ていたリガードを蹴り飛ばす、もんどり打って転がって行くリガードをマキナとレイナは声を上げる事も出来ずに見つめていた。

 

 美雲に迫る攻撃を次々に防いぐメロディ、メロディが防ぐたびに美雲のビートは上がって行く美雲の近くで踊る様に戦うメロディ、近くで戦うバルキリーの後方から迫る敵を殴り付け吹き飛ばすと直ぐに美雲の側に戻る、横目で見るとリズムもワルキューレを守る為に気炎を吐いている。

 

 偶然が必然か大量の敵がワルキューレに殺到しだす、メロディは美雲に目だけで合図を送ると理解したのか頷く美雲、軽く頭を下げるとメロディはリズムと合流した。

 

「もう一人いた!」

 

 マキナが驚きの声を上げる中メロディとリズムは頷き合うと大量の敵の中に飛び込み次々と蹴散らして行くがいかんせん数が多すぎる。

 

 戦いながらメロディは考えていた自分達でも浄化できるのではないかと、理由は分からないけれど何故か確信があった、背中合わせで寄り添い合うメロディとリズム、リガードを蹴飛ばし殴り飛ばしながらワルキューレに居るステージに戻る、ワルキューレも必死で歌っているが数が多いのか大変そうだった

 

「やろう、リズム!」

 

「オーケー、メロディ!」

 

 メロディとリズムがステップを切りながら手を叩き合う姿に戸惑うワルキューレのメンバー、戸惑いが次の瞬間驚きに変わる。

 

「「プリキュア・パッショナートハーモニー!」」

 

 組んだ拳を敵に向けると2人の前に巨大なト音記号に似た物が現れ回転しだしたと思うと巨大な光を撃ち放ち敵を飲みこんで行くと暴れていたリガードは歩みを止め力が抜けた様に崩れ落ち、ゼントラーディの兵士は訳がわらなないと言った感じで立ち尽くしていた。

 

「フォールド反応異常検知!」

 

 数値を計っていたカナメの爪型デバイスがアラートを響かせる。

 

「ヴァール反応消滅……」

 

 力強く立つ2人の少女の存在はカナメにとってはありえない存在だった。

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