仮面ライダーアマゾンズ アマゾンネオIN 艦隊これくしょん   作:ゆにゆに

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初投稿です。
とんでもない駄文ですが暖かい目で見てくれたらうれしいです。
誤字や、リクエストがあったらどんどん感想に書いてください。では、第1話お楽しみください。
追記:編集しました。


目覚め

―???―

 

 枯れ葉が落ちゴミが散乱している道に、身体中血だらけで、生きているか、死んでいるか、わからない高校生位の少女をおんぶした少年が、立っていた。

 

「!」

 

 その数メートル先に、腰に目のようなデザインがされて赤いベルトを巻いている、20才くらいの青年と、ボロボロの服をきて、目元に傷痕のようなものがある男がいた。

 この男も、青年とは違うデザインのベルトを腰に巻いていた。

 そして、その二人は、少年に向けて殺気を放っていた。

 

「どうしても?」

 

「溶原性細胞は危険すぎる・・・君自身にもコントロールできないくらいに」

 

 少女を道に寝かせた少年が、青年へ疑問を投げ掛けるが、青年は『溶原性細胞』と言う単語を使いそれを否定する。

 

「・・・そうだね・・」

 

「イユがこうなった原因は・・俺だ。」

 

 少年は、悲しみの表情を見せ言葉を続ける。

 

「他の人も・・・それに」

 

「母さんも―「違う」!」

 

 それまで黙っていた男が少年の言葉を否定する。

 

「俺だ・・」

 

 男は、ゆっくりと歩きだす

 

「だから・・・俺が送ってやる」

 

「・・・母さんのところへ」

 

 男は、そう言い青年の隣に立つ、少年も立ち上がり二人に向かって。

 

「わかった」

 

 そう言ってそばに置いていた青年と同じデザインのベルトを掴み腰に巻く。

 

「でも・・・俺は最後までいきるよ!」

 

 少年は、その言葉と共に笑う。

 

「・・やっぱり、七羽さんそっくりだ」

 

 男は、そう言いベルトについている左側の棒を回す、青年は、注射器のような物をベルトに差し込み中の液体を注入する。

 少年も、青年と同じ事をする。そして、

 

「「「アマゾン!!」」」

 

 その言葉と共に、三人を中心に爆発が起きる。

 そして、爆発が収まるとそこに立っていたのは、異形だった、一人は、失明したかの用な白い目で全身が赤い 一人は、緑の身体に赤い目をして不完全なアーマーをつけており 一人は、青い身体をしており全身にアーマーを着て黄色の目をしていた。

 

「イユ・・」

 

 アーマーを着ている異形は、道に寝かした少女『イユ』をそっと撫でた後、数メートル先で戦闘体勢を取っている二人の異形へ突撃していった。

 

 

 

―海上―

 

 

 どこかわからない海の上で、それらは戦っていた。

 

❬ドゴォォォン!!!❭

 

 海上で爆発が起きる 航空機が飛び交い、小さな砲弾がうねりを上げる その光景はまさに『戦争』である

そして、その戦場を少女達が走っていた

 

「さぁ、素敵なパーティーをしましょう!」

 

「村雨ちゃんのちょっと良いとこみせてあげる♥」

 

「最近、夜戦がすくない・・」

 

「姉さん、文句ばかりいけません」

 

「榛名!全力でがんばります!!」

 

「私の計算では、この戦いの勝率は100%です」

 

 海の上をスケートのようにその六人は、すすんでいた。

 普通、常人がそんなことできるはずがない、しかし、その六人は、さも当たり前のように滑っていた、それもそうだろう、なぜなら彼女達は、『艦娘』だからである。

 

『艦娘』と『敵』

 

 事は、7年前まで遡る。

 突如、深海から現れた謎の生命体『深海棲艦』が人類に対して攻撃をしたのだ、もちろん世界中の海軍がこれに対処するが、大きな艦が、人間サイズの『深海棲艦』をどうにかできるはずもなく海軍は、大打撃を受けた

それもそのはずである。何故なら『深海棲艦』は、軍艦のスペックをそのまま人間サイズにしたようなものだからだ故に彼らから放たれる砲弾は、サイズは違えど威力は軍艦の砲弾と同レベルであり、彼らが海上を走る速度は、軍艦と同じであるためこちらの砲弾があたらない、そして彼らには、バリエーションがあった『戦艦』『空母』『巡洋艦』『駆逐艦』etc・・さらに『姫級』『ヲ級』『レ級』etc ・ ・ 特に『姫級』の力は凄まじく情報としては、一人でどこかの国の海軍を壊滅させたらしい・・・

 そして世界は、『深海棲艦』により『制海権』を奪われた。しかし、その一年後人類に救世主が現れる!それが、

『艦娘』である!『艦娘』は、ありし日の軍艦の魂をひきつぐ戦士なのだ。そして、『艦娘』は『深海棲艦』のように人間の姿をしたまま軍艦の力を発揮できた。

 そして、人類は『艦娘』を指揮することで『深海棲艦』を討伐していき徐々に制海権を取り戻していった。

 これが『艦娘』そしてその敵『深海棲艦』である。

 

❬ヒュルルルル❭

 

「砲弾、来ます!!」

 

 メガネをかけた少女の声と共にそれぞれが動く

 メガネをかけた艦娘、彼女の名前は『霧島』金剛型4番艦の戦艦で、『艦隊の頭脳』と自負している。

 

「榛名!」

 

「まかせて‼」

 

 ロングヘアーで霧島に似た少女、彼女の名前は『榛名』霧島と同じ金剛型の3番艦である。若干の天然さんである。

 

「あー‼これに勝ったら今度こそ夜戦するようにいってやる‼」

 

 さっきから夜戦夜戦言っている少女、彼女の名前は『川内』かわうちではない。彼女は川内型軽巡洋艦1番型で夜戦が大好きなのだ。

 

「姉さん、意気込むのはいいけど油断はしないでくださいね」

 

 そしてその妹『神通』彼女は川内型軽巡洋艦2番型で姉とは違いとてもしっかりしている。

 

「さて、頑張っちゃうぞー♥」

 

 そして、中学生位の見た目をしているがどことなく大人な雰囲気を醸し出している『村雨』彼女は白露型駆逐艦3番艦であざとい。

 

「ぽいぽいぽいぽいぽいー」

 

 ぽいと言う言葉を連呼している彼女は、『夕立』白露型駆逐艦4番艦で独特の語尾が特徴。

 

「砲雷撃戦・・始め!!!」

 

 霧島の合図で、一斉に砲撃を開始する。

 

❬ギャオォオオォォ❭

 

「イ級、一匹撃破!!」

「こっちもイ級、ロ級撃破しました!」

 

 早速深海棲艦イ級、ロ級を撃破する川内と榛名

 

「さすが・・でも!」

 

❬ガシャン ドドドドン❭

 

 村雨が魚雷を発射し、その魚雷はロ級に向かっていき

 

❬ドォォォオン❭

 

「フフ♥駆逐ロ級撃破♥」

 

 それから順調に六人は、深海棲艦を撃破していった。

 

「さて、『副提督』の見立てでは、もうそろそろ・・」

 

「!きたわ!霧島!」

 

 榛名が指をさす、その先には『空母ヲ級』『軽巡へ級』『軽巡ツ級』がこっちに来ていた。

 

「ヲ級1 ヘ級3 ツ級3 ですか・・」

 

 ヲ級が、頭の所にある口の用な物の中から艦載機を飛ばし霧島達の方に向かわすが

 

❬ダダダダダダダ❭

 

「!?」

 

 突如、霧島達の後ろからきた艦載機におとされてしまう。

 

「時間バッチリさすがです『副提督』」

 

 そう霧島は呟く。

 そして霧島達の数十メートル後ろには

 

「いくよ翔鶴姉!」

 

「ええ!!」

 

 彼女達は、『翔鶴』と『瑞鶴』で翔鶴型航空母艦の1番艦と2番艦である。そして彼女達を護衛する用に

 

「お姉ちゃんが向かえにきたぞー」

 

 彼女は白露型駆逐艦1番艦『白露』元気いっぱいで一番が好き。

 

「よかった。姉さん達大丈夫そう」

 

 霧島達の心配をする少女は白露型駆逐艦5番艦『春雨』麻婆春雨を作るのが好き。

 

「頑張るのです」

 

 もはや小学生に見える彼女は暁型駆逐艦4番艦『電』とてもおっとりしている。

 

「私は一人前のレディなんだから!」

 

 どこか場違いなことを言っている彼女は暁型駆逐艦1番艦『暁』である。

 

❬バヒュゥゥン❭

 

 翔鶴と瑞鶴が、それぞれ深海棲艦へ向けて矢を放つ数メートル飛んだ矢は、突然火がつき航空機に変わった。

 

「クッ!?カンムスメェ!ヤレェ!!!!」

 

 ヲ級の合図でヘ級、ツ級が砲撃を開始するが

 

「遅いっぽい!!」

 

 すでに接近していた夕立に近距離で撃たれる。

 

「グッ!?」

 

 すぐ撃とうとするが、そこにもう夕立はいなかった。

 

(ドコニイッタ?)

 

(チッ、エンマクガジャマダ)

 

 そして、夕立が撃った砲弾で煙幕ができており前が見えなかった。そしてその隙を逃がす艦娘ではなかった。

 

「今だ!!!」

 

❬❬ドォォォオン❭❭

 

 榛名と霧島が同時に撃った砲撃で戦いは、終わった。

 

 

―帰路―

 

「夕立活躍したっぽい?」

 

「ええ、とても活躍してましたよ」

 

「ぽいー♪」

 

「全く、夕立はお子ちゃまね」

 

「夜戦ー」

 

 夕立、神通、暁、川内が話し合いながら帰っている、その光景はとても和やかである。

 

「ええ『副提督』作戦は無事達成しました、私も、他の艦娘も目立ったケガはありません」

 

 

―鎮守府―

 

 とても大きな部屋にその女性は、いた。その部屋は椅子と大きな机がありその机には、書類の束ができていた部屋の作りは、微かにレトロを感じさせるレンガ作りである。

 

「そお、よかったわ!じゃあきおつけて帰ってきてね」

 

 霧島の連絡を受け女性は安心の声を挙げた。

 

―海上―

 

「はい!後15分ほどで帰投しま―「ちょっとー」ん?」

 

 霧島が『副提督』へ返信しようとした瞬間、村雨がある方向を指差しみんなに呼び掛けた。

 

「あれって、人じゃないかな?」

 

「「「「「「「「「「「えっ!?」」」」」」」」」」

 

 村雨の『人』という言葉に霧島、榛名、川内、神通、夕立、翔鶴、瑞鶴、白露、春雨、電、暁全員が反応する

試しに近づいていった。

 

「なっ!!??」

 

「これは!?」

 

 そこにいたのは、なんと血だらけで倒れている16才ほどの少年だった。

 

「なっなにが―「瑞鶴!足もって!私は腕の方を持つから!」えっ!?」

 

 みんなが混乱している中1番早く状況を理解し行動したのは、翔鶴だった。そして次に行動が早かったのは、霧島だった。

 

「『副提督』!大変です重症者を発見しました!身体中キズだらけで血もいっぱいでています!」

 

 

―鎮守府―

 

「いきなりどうしたの?大破した艦娘でもいたの?―「いいえ!人間です!16才位の少年です!」―!?」

 

(どうゆうこと?なんで少年が海上で見つかるの?しかも重症で!)

 

「わかったわ、ひとまず鎮守府につれてきて!」

 

 そう霧島に命令し、女性は急いで部屋を出る、そして女性は工房にいき。

 

「明石ーいるー」

 

 と声をかける。

 すると工房の奥から

 

「はいはい?どうしましたー」

 

 と、ピンク髪の少女が出てきた、彼女の名前は『明石』工作艦で物作りが得意で、医療の知識も少しある。

 

「今、出撃した子達がケガ人見つけたって、しかもけっこうひどい感じらしいから薬草と、手術の準備して」

 

「えー⁉大変じゃないですか!!すぐにしてきます!」

 

「あら?『副提督』どうしたんですか?」

 

「!鳳翔さん!ちょうど良かった!」

 

 どたばたしていると、和服に身を包んだ黒髪の女性『鳳翔』がきた彼女も、艦娘で軽空母であるがあまり戦場には、立たず、この鎮守府では居酒屋をやっている。

 そして女性から話しを聞いた鳳翔もすぐ手伝ってくれた。それから約15分後艦隊が帰投し、少年をつれてきた、少年はタンカーで運ばれ手術室へつれていかれた。

 

「大丈夫でしょうか?あの少年」

 

「わからないわ、でも今は『副提督』をしんじるしかないわね」

 

「ん?なんかあったの?」

 

「!『提督』!」

 

「よっ!お帰り」

 

「ただいまーじゃなくて!!海上で大怪我している人を運んできて大変だったんですよ!」

 

「えっ‼大変じゃんその人どうしたの?」

 

「『副提督』が治療するって言ってつれていきました」

 

「そうなの?なら安心だなー」

 

「いや、まぁそうですけど」

 

「じゃ!俺鶏見てくるから」

 

 そういって、その男『提督』は、鶏小屋に向かった。

 

「『提督』って本当に『副提督』を信じてるんですねー」

 

「でも、ちょっと頼りすぎなきがするわね」

 

「あら、私はヒモでもいいと思うわよ♥」

 

「だれもそんなこと言ってないわよ」

 

 

―手術室―

 

 

 手術服に着替えた『副提督』と明石が手術道具を使って少年を介抱していく。

 

「服切るわよー」

 

 慣れた手つきで服を切っていく、完全に切り終わりキズの度合いをみようとするが、それは想像を絶する物だった。

 

「うそ・・・」

 

「・・・・・」

 

「これって、深海棲艦の攻撃のキズじゃないですよね」

 

「ええ、これは全く違う物よ」

 

 そう、運んできた少年のケガは無数の銃弾による銃痕、生々しすぎる切り傷だったのだ。艦娘と深海棲艦が戦いを始めて6年こんなキズを負った艦娘も人間も見たことがなかった。

 

「気にしていてもしょうがないわ、身体の中にある銃弾を全部抜くわよ」

 

「は、はい」

 

 そして二人は、ピンセットで丁寧に銃弾を抜けていった。

 

―数分後―

 

「これで全部ですかね?」

 

 明石は、台に乗せた数百発の銃弾を見て呟く。

 

(こんな数の銃弾いったい何処で・・それだけじゃないこの少年も貧死とはいえ生きているなんて・・・)

 

「・・・・」

 

「!『副提督』?」

 

 明石は、さっきから黙りこくっている『副提督』に言葉を投げ掛けた。

 

「・・・明石今からとても変な質問をするかも知れないけど良い?」

 

「何ですか?」

 

「この少年の身体、ここに運ばれた時より綺麗になってない?」

 

「えっ?」

 

 たしかに変な質問だ、明石はそう思ったが。少年の身体を見てその質問を理解した。そう、綺麗になっていたのだ、まだ銃弾を抜いただけなのに。

 

「これは?」

 

「明石も気がついたようね」

 

「はい・・しかし、私もなにがなんだか?」

 

「そう、じゃあ気にしていてもしょうがないわ、手術を続けましょう」

 

そして、2時間後手術は終了した。

 

―次の日―

 

「ハッ!?」

 

 驚きの声と共に少年は目覚めた、彼の名前は『千翼』ついさっきまで二人の異形と戦っていた少年である。そして『千翼』も、もちろん異形なのだが今は彼については伏せておこう。

 

(ここ、どこだ?)

 

 目覚めてすぐに『千翼』は、自分の置かれた状況を分析する。

 

(これは、包帯?治療されたのか?)

 

(そして、ベッドに寝かされていた?拘束させてないから4Cじゃないのか?)

 

(ただ少なくとも何かの施設だ)

 

(・・いや、違う何で俺はこんな所にいるんだ?)

 

(俺は、あの時『水澤悠』と父さんに殺されて)

 

「おー?」

 

「えっ」

 

 考えに浸っていた千翼だが、声がしたのでそこを見ると5才位の男の子がいた。

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

 数秒の沈黙の後、少年は走って何処かへ行ってしまった。

 そしてすぐに千翼のいる部屋へ一人の女性が入ってきたが

 

「ッ!!?!?」

 

 千翼はその女性を見て絶句してしまう。

 

(な、なんでこの人が!!!?!?)

 

 女性は、千翼の全身を軽く見た後、右手の指を3本立て左手の指を2本立てた後に

 

「はい、何本に見える?」

 

「・・はっ、えっと」

 

「ん?」

 

「ご、5本・・・です」

 

「よし!ちゃんと目は、見えているわね!」

 

 と、言ってボードに何かを書き始める。そんな中千翼は、内心動揺していた。

 

(どっ、どうしてなんで!?この人は俺が―)

 

女性はさらに質問を千翼に投げ掛ける

 

「君、名前は?」

 

「えっ?」

 

「名前は?」

 

「えっと、千翼・・・です」

 

「えっ」

 

「!・・どうかしました?」

 

「あっ、いやごめんなさい実は」

 

「お兄ちゃんの名前『ちひろ』って言うの?」

 

「えっ、あっそうだよ」

 

「僕とおんなじ名前だー」

 

と、言ってにこりとわらう『ちひろ』

 

「ふふ、息子と名前が同じだから驚いちゃった、ごめんなさい」

 

自然と千翼の心臓の鼓動が早くなる。

 

「あ、あの」

 

「んっ?」

 

「貴方の名前は?」

 

 千翼は恐る恐る質問する

 

「ああ、私の名前―

 

 目の前にいる

 

―私の名前は―

 

 自分を育て 自分が食べた

 

―七羽、七羽よ。よろしく千翼」

 

 母親そっくりの女性の名前を聞いた。

 

「!!!?!??!??!!!」

 

 千翼は、さらに動揺する『七羽』という名前に。それもそうだろう、自分が食べた母親そっくりなだけでなく名前まで同じなのだ、驚くなという方が難しい。

 

「!どうしたの、大丈夫?」

 

「!」

 

 七羽が千翼の異常に気付き手を伸ばすが

 

「俺に触れるな!!!」

 

「!?」

 

千翼がそれを拒む。

 

「ッ!」

 

「・・・」

 

 気まずい空気が流れるが、そこへ

 

「あら『副提督』、少年もう目覚めたの?」

 

「?」

 

「村雨!」

 

 茶髪で、サイドテールをしている女の子『村雨』がきた。

 

「あんたは?」

 

「お、紹介が遅れたね少年、私は村雨ちゃんだよー」

 

「彼女が、貴方をここに運んでくれたのよ」

 

「びっくりしたわよー、海上に血だらけで倒れていたから」

 

「・・・・」

 

 村雨が話している中、千翼は別の事を考えていた。

 

(この村雨って子『人間じゃない!』)

 

 そう、千翼の並外れた感覚は村雨が人間じゃない事に瞬時にきずいたのだ。しかし、千翼が考えていたのはそこじゃなかった。

 

(たしかに『人間じゃない』けど『アマゾン』でもない)

 

(何なんだ彼女は?それに彼女だけじゃないさっきは気付かなかったけど)

 

(この施設にいるほとんどの奴が『人間じゃない』いったいここは何処なんだ⁉)

 

 七羽という母親そっくりの女性だけでも困惑したのに、村雨の登場で千翼はさらに困惑し、頭を抱える。しかしこの時千翼は知らなかった、これから更に自分の置かれた状況に困惑する人物がくることを千翼は、知るよしもなかった。

 

「んっ、少年目覚めたのかい?」

 

「!?」

 

(この声は!?!?)

 

 その男は、ゆっくりと部屋に入ってきた

 

(なんで、なんでなんでなんで)

 

 その男は白い軍服に身を包み前髪が一部金髪になっている黒髪だった。そして千翼はこの男を知っていた、忘れるはずがなかった

 

「あっ『提督』!」

 

(この人は!?)

 

「第57鎮守府『提督』の『鷹山 仁』だ、よろしく」

 

自分を殺した父親なのだから

 

 




どうも、こんな駄文で申し訳ないですが、
楽しんでいただけたなら、感想等かいてくれたらうれしいです。
投稿ペースですが、不定期で、目標は、週に1回を目指します。
では、第2話お楽しみに

追記
さっそく、少し修正しました。

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