仮面ライダーアマゾンズ アマゾンネオIN 艦隊これくしょん 作:ゆにゆに
まぁ、そういう愚痴は置いといて。
最新話楽しんでください!!!
―第58鎮守府庭―
長瀬が持って来たベルトを使い、青いアマゾンアルファに変身した千翼は静かにオメガを見ていた。
そして、それと同時に千翼にちょっとした変化があった。
(不思議な感覚だ・・いつもより視界が広い気がする)
千翼は落ち着いていた。
(いや、気付かなかったけど
かつて、友人や4Cとアマゾン狩りをしている最中、千翼はとてつもない破壊衝動に支配され獣のような本能だけの戦い方をする事が多く、さらに自分の意思など関係なく身体が勝手に暴走する事もあった。
しかし、今の千翼には破壊衝動など微塵もなく、千翼の身体は完全に千翼の意志で制御できていた、暴走など絶対起こらないと言い切れるほどに。
(イユ達のお陰か・・・
(・・あるいは両方か)
そしてなにより、今の千翼があるのはある物がないからだ・・・恐怖である。
さっきの暴走の話しにも繋がるが、千翼はアマゾンの力を使うのが怖かった、自分の母親を殺した力が怖かった、そういう恐怖や怒りが千翼をめちゃくちゃにし、暴走するのだ。
(でも今は、出来る気がする)
❬スッ❭
(もう怖くない!)
❬バシィ!❭
アルファは飛んできたオメガのパンチを受け流し、そのままオメガの背中に手刀を放つが、
❬ヒュオ!❭
オメガは飛んで手刀を避ける、そのまま着地して飛び蹴りを放つが
❬バシィ!❭
これもアルファに受け流される、そしてオメガはアルファの動きに少しの驚きを感じていた。
(!・・戦い方が変わった)
「ハァ!!」
❬ガシィ!!❭
オメガはパンチを放つが、アルファに腕を捕まれ、アルファはオメガのパンチの勢いを出来るだけ殺さず、投げの体勢に入る。そして
「だぁ!!」
「うおぉ!?」
❬ドガァン!!!❭
アルファはオメガを投げ飛ばす。
オメガはアルファの動きが変わった事に困惑するが、アルファ自身も困惑に近い感情を抱いていた。
(凄い、何故だか相手の動きが分かる、次にどうすればいいかも!!)
前の千翼の戦い方を言えば『力』、しかし今の戦い方を言えば『技』、そしてその戦い方は視力を失う前の鷹山 仁の戦い方にひどく酷似していた。
しかしその事実は、この場に視力を失う前の鷹山 仁を知る人間が一人もいないので千翼には気付き用の無い事だった。
何故千翼がそんな戦い方をするのか、それはわからない、しいて言うなら千翼の中に存在する鷹山 仁の細胞がそうさせているのだろう。
(いける!!)
「はぁ!!」
「!」
❬ヒュオ!❭
アルファは紙一重でオメガの蹴りを避ける、オメガはそのままアルファに攻撃をするが、全て避けるか捌かれる。
「そこ!!」
「!」
❬ガキィィン!!❭
オメガは、アルファの攻撃をギリギリで察知し防御する、その際互いのアームカッターが衝突し、甲高い音を上げる。
そのまま力は均衡し、お互いの動きはそこで止まる。そんな時にアルファはオメガに話し掛ける。
「これがあんたがやりたい事なのか!?」
「何!?」
「おかしいって想って、さっきあんたの動きに迷いが見えたからさ・・」
「!?・・そんな事!」
「確かあんた母さんに俺を倒せ的な事言っていたよな、もしかしてあんたただ言いなりになってるんじゃないのか!?」
「・・それは」
オメガはその言葉に黙ってしまうが、アルファは続ける。
「少なくとも俺の知るあんた・・いや、俺の知る人は違った」
「・・!」
「あの人は自分で決めていた、自分の守りたいものは守って、狩りたいものは狩るって人だった!!・・・お陰で何度も大変な目に会ったけど・・あんたはどうなんだ!!」
「!」
「これがあんたのやりたい事なのか!?ただ母さんって人の言いなりになってるだけなのか!?」
「・・っ!!」
❬ガァ!!❭
「ぐっ!!」
オメガはアルファを押し飛ばし、静かに言った。
「だって僕は!!・・それしか知らない!!!」
(「あなたは私のいう事だけを聞いてれば良い」)
「僕は!!!!」
オメガは乱暴にベルトの左のグリップを回し、機械音が響く。
❬バイオレント パニッシュ❭
「!」
それに続き、アルファもベルトの左のグリップを回す。
❬バイオレント スラッシュ❭
その機械音と共に、オメガとアルファは走り出す。お互いの距離が後、数メートルと言う所でお互い飛び上がった。
「うああああああああああ!!!!!!!」
「ガァアァアアアァァアア!!!」
❬ズバァァン!!!!!❭
空中でオメガとアルファの身体は交差し、その後地面に降り立つ。
そして互いに胸から血を出し、アルファは膝を着き、オメガは仰向けに倒れ、両方同時に変身が解かれ、アルファは千翼にオメガは悠の姿に戻る。
「ぐほぉあ」
「ぐっうぅ」
「・・っ!!」
千翼は仰向けに倒れている悠の元に向かい、悠を見下ろし、悠に話し掛ける。
「さっきの話し・・どうなんです?」
「初めて目が覚めた時から・・ハァ、ずっと母さんの言う事を聞いていた・・そう言われたから」
「・・・」
「正直言えば嫌だった、戦うって事はあまり僕の性分とは合わないらしい・・いや違うな語弊がある・・・怖いんだ、相手を殴ったりすると、それと同時に自分じゃない何かが湧き出る用で・・・それがとてつもなく嫌だった」
千翼は自分の知る水澤 悠と、目の前にいる水澤 悠の違いすぎる姿に驚く。
それと共に(あの水澤 悠にもこんな時があったのかな?)なんて考える。
「じゃあ、あんたは何をしたいんだ」
「・・僕もわからない」
「じゃあ、このままただの言いなりとして生活する?」
「・・それは」
「自分のやりたい用にやれば良いじゃないか!!たとえば、戦いたく無いなら戦場から離れた所に行けば良い・・戦うんなら・・・・守りたいものは守って、狩りたいものは狩ればいい・・」
「守りたいものは守って・・・・狩りたいものは狩る・・・」
「・・どうなんだ」
「一つ・・」
「!」
「君はなんで戦うの?」
悠は千翼に質問をする、千翼はその質問に暫く沈黙するが、海を見ながら答えた。
「俺は・・生きる事を否定されて鎮守府にきた、俺はそこでまた否定されるんじゃないかって思って隠しごとをした・・・その結果鎮守府の大事な仲間を一人死なせてしまった・・その時また俺は生きる事を否定される!!って思った・・・実際に艦娘の一人に殺されかけた・・でも最終的にみんな俺を受け入れてくれた・・・俺に生きて良いって言ってくれた」
千翼はギュッと左腕に着けてあるネオアマゾンズレジスターを掴み、話しを続ける。
「こんな事、俺なんかが言って良いのかわからないけど・・俺は決めたんだ『この鎮守府のみんなを絶対に守る』って・・・俺を受け入れてくれた場所を・・これが俺の・・戦う理由だ!」
千翼はそう言って、悠を見る。
千翼は理解していた。自分にはこんな事を言う資格は無いと、自分は余りにも罪を重ねすぎたと、たとえ自分の意思じゃなくても。
それでも千翼は言った、そこには正義も悪も関係無い自分の大事なものを必ず守ると言う、強い信念があった。
千翼「もうなにも怖くない」←死亡フ(ry
はい!と言う訳で今回は終わりです。
たったこれだけ書くのにこんな時間がかかる自分が情けない・・
本当毎日投稿してる人は凄すぎる。
と、話しはここまで!!
次回もお楽しみに!!!