仮面ライダーアマゾンズ アマゾンネオIN 艦隊これくしょん 作:ゆにゆに
いったい誰なんだ!?
第6話楽しんでください!
―治療室―
足に包帯を巻きベットに寝ている少女がいた、陽炎である。彼女はヒョウアマゾンに右足の太ももを抉られており、今は熟睡している。そしてそんな彼女に寄り添うように姉妹達が彼女をじっと見つめていた。
「姉さん」
「・・・」
その様子を仁と七羽が静かに見ていた。
「まさか鎮守府内に侵入されるとはな」
「警備を寄り強固にしたわ、当たり前だけど」
「そうだね・・」
仁と七羽が軽く会話して、治療室を出る。
治療室を出た後、仁と七羽は小声で話す。
「七羽さん、あのアマゾンの死体は?」
「地下室に置いているわ」
「『先生』に連絡をしたから多分一週間後位に訪ねてくるはず」
「わかったわ、その時は私が案内するわね」
「うん!よろしく!」
―1週間後―
「明石さーん!この箱ここでいいですかー?」
「うん!良いよー!ありがとう千翼くん!」
「いえ、泊めてもらっているしこれくらいしないと」
「真面目だねー」
千翼は今工房で明石の手伝いをしていた。理由は泊めてもらっている以上何かしないといけない、と思ったからである。
「明石さーん次は何をすれば良いですかー?」
「一先ず無いかなー、休んでて良いですよー」
「はい、わかりましたー・・イテッ」
千翼が休もうと工房のベンチに向かう途中で、机からはみ出ているノコギリでゆびを切ってしまう。
(どうせ、直ぐに治るか・・)
(今はちょっと眠いな)
そう言ってゆびをそのままで、千翼はベンチで眠りにつく。
「zzzz」
「はいはーい!明石さーんきたよー!」
「村雨、うるさいよ・・」
「お!二人共きたわね!」
工房に村雨と時雨が入ってくる。
「ちょっと新装備のテストをしたくてね」
「成る程、その手伝いに僕達は呼ばれたのか」
「お?あれ千翼さんじゃん」
村雨が千翼に気が付き、向かっていく。
「可愛い寝顔しちゃってー♥あら!ケガしてるじゃない」
村雨が寝ている千翼に近付き、千翼のケガに気づく。
「ふふふ、せっかくだから村雨ちゃんがおまじないをかけて上げる♥」
❬ペロ❭
そう言って村雨は千翼の傷を『舐めた』後、そっと絆創膏をはった。
「これでよし!」
「村雨ー、テスト始めるからきてー」
「はーい!」
―数時間後―
「う・・・ん、ふぁ~」
(今何時だ?)
「ん?」
千翼が眠りから覚め時間を確認しようとするが、指の違和感に気づく。
「絆創膏?一体誰が?」
千翼はしばらく考えるが、昼頃だったので考えるのをやめて食堂に向かった。
―食堂に向かう廊下―
(またゼリーか・・・俺がもっと色々食えたら)
(・・・あんな事・・しなければ)
(・・溶原性細胞の事も)
(大丈夫!!上手くやれば問題なんて)
「お!丁度良い!千翼!」
「!」
千翼が考え事をしていると、仁が声をかけてくる。
「どうしました?」
「ああ、これから俺が研究者だった頃の『先生』が来るから紹介しようと思ってな」
「『先生』?」
仁から説明を受け、仁と共に職務室に向かう千翼。
職務室に千翼が付くと、そこには七羽とちひろに加え金剛、比叡、榛名、霧島の金剛4姉妹がいた。
「千翼さんじゃないですか!」
「どうして貴女達が?」
「私達はちひろちゃんと遊んでいたんデース!」
千翼の疑問に金剛が答える。ついでに千翼は鎮守府にいる艦娘とは既にあっているので、艦娘の全員は千翼とは面識がある。
❬コンコン❭
しばらくして、職務室のドアが叩かれる。
「『先生』だな、どうぞー」
仁の許可で二人の男性と1人の女性が入ってくる。
「なっ!!!!????!?!」
千翼は入ってきた人物達に驚きの声を上げる、入ってきた人物達は1人は白衣に身を包んだ50代程の男性と、同い年位の男女だった。
そして、千翼はその二人の男女を知っていた。
「『イユ』お姉ちゃーん!」
「ちひろちゃーん!きたよー!」
(!?今・・なんて)
ちひろが女性の名前を言いながら女性に飛び付き、白衣を着た男性が仁に話しかける。
「仁君久しぶり!提督業は慣れたかい?って誰だいその少年は?」
「!」
「ああ、紹介するよ千翼だ。うちの新しい手伝いだ」
「千翼君か、私は『星埜 始』だよろしく」
「あ・・よろしくお願いします」
始と千翼が握手してると、もう1人の男性が近づいてくる。
「お?新しいおっさんの仲間か!」
「!貴方は」
「よ!俺は『長瀬 裕紀』だよろしく頼むぜ!!」
「!!?長・・・瀬だって!?」
千翼は名前を聴いて驚愕する、何故なら自分の友人と同じ名前だったからだ、いやそれだけでは無く見た目もほぼ同一人物だった。
(じ、仁さんや七羽さんだけじゃなかった、裕紀まで、じゃああの女性は・・まさか)
千翼が動揺しながら女性を見る、女性はそれに気付き千翼に近づく。
「あれ、見ない顔だね」
「き・・君は?」
「自己紹介まだだったね、私は『星埜 イユ』よろしく!」
「イ・・・ユ!?」
女性の名前を聴いて千翼はさらに困惑する。何故なら今目の前にいる女性は千翼が初めて恋をした女性にそっくりだったのだ、それに名前まで一緒では困惑するのは当たり前だ。
(イユだ、イユが生きて)
(何なんだ、何が起きているんだ!?)
「ねぇ、君の名前は?」
「!」
千翼があれこれ考えていると、イユが千翼に名前を聞いてくる。
「え、あ・・千翼です」
「千翼君か~よろしく!」
「!」
イユが千翼に笑顔を向ける、千翼にはその笑顔がとても輝いて見えた。
千翼が、イユの笑顔に見とれていると裕紀が肩を組んでくる。
「千翼か!何かお前とは気が会いそうだ!よろしくな千翼!」
「あ、うんよろしく裕紀」
千翼と裕紀がお互い挨拶をかわす。
「さて、仁君今回の用件を聞こうか」
「ああ、先生・・だけど」
仁が始の真横にきて小さな声で
「この事は他言無用でお願いします」
「!」
「七羽さーん!」
「こちらに」
仁が始に忠告をして、七羽に案内を頼む、始は不思議に思いながら七羽についていった。
❬ぐう~❭
職務室内に誰かのお腹が鳴った音がする。
「お腹すいた~」
音が収まると同時にちひろが言う。
「私お弁当持ってきたんです!皆で食べましょう!」
イユがカバンから段積みのお弁当をとりだし、職務室にいる、人にサンドイッチを配り始める、そしてもちろん
「はい!千翼さん!」
「え?」
イユが千翼にサンドイッチを渡しにくるが、一瞬貰うのを躊躇ってしまう。
「あ、もしかして嫌でしたか?」
「っ!?いやっそんな」
(イユの・・弁当)
千翼はイユのサンドイッチを受け取り、かじりついた。
(食べろ!食べろ!食べろ!)
千翼はサンドイッチをよく噛み飲み込もうと、するが
❬ドクン❭
(!?)
瞬間千翼に怪物が女性を食べる場面がフラッシュバックする。そして
「うっ!?オエェェ」
「キャア!?」
「うお!?どうした!」
千翼がサンドイッチを吐き出す。
「あ・・・」
「その、ごめ―「ごめんなさい!」―え?」
千翼がイユに謝ろうとするが、それよりもイユが先に千翼に謝る。
「口に合いませんでしたよね、私あまり料理得意じゃないから・・」
「ち、違っ」
イユは千翼が吐いたのを掃除しながら、千翼に謝る、千翼はその事がとても辛かった。イユの作った物を吐き出してしまった自分に嫌気が差してきた、そして千翼がサンドイッチを吐き出してしまった理由は千翼の『母親を食べてしまった』トラウマにあった、だからイユには全く関係が無かったのだその事実がより千翼を追い詰めた。
「っ、ぐぅ!?」
「千翼さん!?」
その場に居られなくなった千翼は走って職務室を出て行った。
―鎮守府沖合い―
「はぐっ、オエ、はぐ、オエっ!?」
千翼はイユから貰ったサンドイッチを食べては吐いて食べては吐いてを繰返していた。
「はぐっ、ぐっ!?」
最後の1欠片を必死に飲み込もうとするが
「オエェェエェエ」
それも叶わず千翼は吐き出してしまう。
「俺・・・なんで」
「成る程な」
「!」
千翼が頭を抱えていると、職務室にいた仁が千翼に近づいてくる。
「お前ここに来てからゼリーしか、食ってないなーとは思ったが・・」
「お前固形物食えないのか?」
「っ!?それは・・」
仁が、千翼に疑問を投げ掛けるが千翼は答えなかった。
「・・まぁ、良いさ」
「・・・」
そう言って仁はゆで卵の殻を向き食べる、その横で千翼はうつむいたままだった。
「ほれ」
「!これは?」
仁は千翼に向かって一冊の本を投げる。
「お前の事が少しでも分かればなって思って買ってきた」
そして、その本には『平行世界について』と書いてあった。
―鎮守府の地下室―
「こ、これは!?」
案内された始は地下室の机に寝かされていたヒョウアマゾンの死体を見て声を上げる。
「これは、新しく確認された生命体アマゾンです」
「アマゾン?」
「はい、始先生にはこのアマゾンの細胞を調べて欲しいのです」
「それはまた何故?」
「実はこれ、元々深海棲艦なんです」
「!・・成る程深海棲艦がこの姿になった原因を知りたいのか」
「はい」
「わかった、引き受けよう!」
「!ありがとうございます!!」
そう言って始はヒョウアマゾンの皮膚を一部とり、袋に入れた後、二人は職務室に戻った。
―職務室―
「千翼の奴どうしたんだ、具合でもわるかったのか?」
「もし、そうだとしたら悪い事しちゃった」
職務室では、長瀬とイユが千翼を心配していた。
「大丈夫ですよ!千翼さんなら」
「そうですね」
榛名と霧島がフォローをいれる。
(にしても千翼さん、体調が悪い用には見え無かった、サンドイッチも全然食べれる美味しさだったのにどうして)
霧島が考えていると、七羽と始が帰ってくる。
「さて、イユかえるぞー」
「あ、うん!」
「俺も帰るか」
イユと長瀬が椅子から立ち始の方へ行く。
「では、私達はこれで」
「はい、結果が出しだい連絡をお願いします」
「わかりました」
そう言って始は職務室を出る、長瀬も出ていき、イユも出ようとするが立ち止まり
「あの、千翼さんに今日はごめんなさいって伝えてください」
七羽にそう言って職務室をでた。
―鎮守府廊下―
「さて、帰るか」
「ちょっとパパ、間宮さんの所によらないと!お姉ちゃんがパフェ買ってきてって言ってたじゃん」
「あ!そうだった」
「俺も一緒に良いですか?」
始、イユ、長瀬はそう話しながら甘味所間宮に向かう。
―職務室―
「・・・なんですって」
職務室で七羽は衝撃の声を上げる。
その連絡は今朝出撃に向かわせた艦娘からだった内容は
「一体の深海棲艦が・・『全滅』してるですって!?」
―海上―
そこには数人の艦娘とまるで『何かに食い漁られた』ような姿をしている無数の深海棲艦の死体があった。
そこでその艦隊のリーダー翔鶴は七羽に連絡を入れていた。
「副提督も分かっているとおもいますが、私の見立てではこれをやったのは・・」
―職務室―
「ええ、アマゾンでしょうね―「やはり」―翔鶴周りに気を付けながら帰投して―「了解」
❬ウウウウウ❭
「!?これは」
七羽が翔鶴に連絡が終わるのとほぼ同時に鎮守府の警報がなった。
―数分前鎮守府近く―
そこを白髪のヲ級が『青黒い血管』を浮かばせながらフラフラ歩いていた。
「ハァハァ、オネエチャンドコニ・・ウッ」
❬ドサッ❭
ヲ級はお姉ちゃんと言いながら倒れる。
「モウ・・・ダメダ」
そう呟きヲ級は鎮守府の方をみて。
「オナカ・・・ヘッタ」
次の瞬間ヲ級の身体から蒸気が発生し、蒸気が晴れると、そこには『ライオンアマゾン』がいた。そして
[ウオォォォオオアァア]
ライオンアマゾンは雄叫びを上げ鎮守府に向かって飛んだ。
―鎮守府の周り―
そこに加賀の航空機が飛んでいた。そして航空機はライオンアマゾンの接近を気がついた。
「!あれはもしかして」
❬ダダダダダ❭
加賀は打ち落とす用航空機を指示するが
[ガア!!!!]
❬ドガァァァン❭
ライオンアマゾンは航空機の弾を無視して航空機を殴り落とす。
「!?そう簡単には行かないか」
そう言って加賀は緊急時のボタンを押した。
―甘味所間宮―
❬ウウウウウ❭
「!?な、何!?」
「これは緊急時の!?」
「皆さん逃げ―
❬ズガァァァアアン❭
間宮が始達に逃げる用に言おうとした瞬間屋根を突き破りライオンアマゾンが入ってきた。
「なっ!?」
「こいつは!?」
[ギャアァァァァアア]
「キャア!!?」
ライオンアマゾンは間宮に襲いかかる。
「間宮さん危ない!」
❬ドン❭
[ギジャア!]
❬バキィ❭
「うぐぅ!?」
始がライオンアマゾンにタックルをしかけるが逆に殴り飛ばされてしまう。
「パパ!!」
「おっさん!!」
イユが始に駆け寄る。
「イユ!何してる逃げなさい!!!」
「でもパパ!!」
[グウゥゥ]
ライオンアマゾンは間宮から狙いを変えて、イユと始の方へゆっくり歩いてくる。
「イ、イユ!」
長瀬が叫ぶ。
「パ、パパ」
「イユ!!」
始がイユを守るように抱き締める。ライオンアマゾンが襲いかろうとした瞬間
「アマゾン!!!!」❬NEO❭
❬バキィ❭
「っ!!??」
ネオが壁をぶち破りライオンアマゾンを殴り飛ばし、始とイユ二人の前に立つ。
「君は?」
「はぁはぁ・・」
ネオはイユの方を向き、イユをじっと見る。
[グ、グウゥゥ]
「!」
[ガア!]
ライオンアマゾンがネオに突っ込んでくるがネオはそれを受け流し、ライオンアマゾンを吹っ飛ばす。
「イユ!おっさん!」
ライオンアマゾンが、吹っ飛んだ隙に長瀬がイユと始に駆け寄る。
「大丈夫か!?」
「うん!大丈夫!にしてもあれは?」
イユがネオとライオンアマゾンが戦っている所を見ながら呟く。
「だあ!!」
❬ガシィ!!❭
「!」
ネオが突きを繰り出すが、手をつかまれてしまう。
「こ、こいつ!」
[フン!!]
❬ドガァ❭
ライオンアマゾンがネオを蹴り飛ばす。そこに加賀が駆けつける。
「援護するわ!千翼さん」
「!千翼!?」
加賀の言った千翼という言葉に衝撃を受ける、長瀬とイユ。
「さっきは、やってくれたわね!!」
そう言って加賀は航空機を放つ。
[!]
ライオンアマゾンは航空機を確認すると
❬ダァアン❭
「!」
[グウ!!]
❬バキィ!ドガァ!❭
ライオンアマゾンは飛び上がり、航空機をパンチ、キックで落としていく。
「っ!だめか・・」
「この!!」
ネオはライオンアマゾンが着地する瞬間を狙う。
[!]
「はあ!」
❬ザシュ!!❭
❬ドガァ!!❭
「ぐぅ!!」
ネオがライオンアマゾンの左胸あたりを切り裂くが、同時にライオンアマゾンの踵落としをくらってしまう。ネオはそのせいでふらついてしまう。
[ウガァ!!]
❬バキィ❭
「ぐあぁ!!」
その隙をつかれ頭に膝蹴りをもろ貰ってしまう。
「千翼さん!?」
[ギィ!!]
❬ドオォォン❭
ライオンアマゾンがネオに追撃をしかけるが何処からかの砲撃により、じゃまされる。砲弾の方を見ると金剛姉妹がいた。
「千翼さん!大丈夫ですか!」
「あ、ああ大丈夫」
榛名が千翼に駆け寄る。
「にしても、まさかあれを避けるとは」
[ガア!]
ライオンアマゾンがネオ達に向かって突っ込んでくる。
「!皆さん撃ってください!」
「分かってるネー!ファイヤー!!」
「気合い!いれて!いきます!!」
「当たって!!」
「何か策があると見ました!」
❬ドオォォン❭
❬ドオォォン❭
❬ドオォォン❭
❬ドオォォン❭
金剛達がライオンアマゾンに向かって砲撃するが、ライオンアマゾンは気にせず突っ込む。それが仇となった。
❬CLAW LOADING❭
[!?]
気付いた時には自分の身体にネオの出したクローが巻き付いていた。
「今!!」
「ファイヤー!!」
「いけー!!!」
「そこです!!」
「貰った!!」
[!?]
❬ドガァァァン!!❭
ネオに拘束された隙に金剛姉妹に砲撃され吹っ飛ぶライオンアマゾン。そして飛んだ隙にネオはベルトを操作して
❬Amazon STRIKE❭
「うおおおお!!!」
ネオも飛び上がり、ライオンアマゾンに空中で蹴りを入れて真っ二つにした。
受験合格しました。
これからちょこっと投稿ペースが落ちると思います。
それでも週1ペースで投稿していきたいです。
ではまた次回をお楽しみに!!