仮面ライダーアマゾンズ アマゾンネオIN 艦隊これくしょん   作:ゆにゆに

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今回はちょっと一部の提督達は注意して見てください。
では、楽しんでいってください。


鎮守府の悲劇

―鎮守府の庭―

 

「ハァ、ハァ」

 

 ライオンアマゾンを倒したネオが着地する。

 そこに長瀬とイユが近づいていく。

 

「あんた・・まさか」

 

「ハァ、ハァ」

 

❬カシャ❭

 

 ネオが変身を解いて、千翼の姿に戻る。

 

「!千翼・・」

 

「・・・」

 

 千翼は長瀬達から離れようとするが

 

「千翼君!!」

 

「?」

 

 イユが千翼に向けて叫ぶ。

 

「・・ありがとう!!」

 

「!」

 

 イユからの「ありがとう」と言う言葉に驚く千翼。

 

(ありがとう・・)

 

(余り言われた事・・無いな)

 

 千翼は前もアマゾン狩りをしていたが、それでありがとうと言われた事は余り無かった。言われるとしてもかつての友人長瀬からだった。それほど経験に無かった事なのでどう反応すればいいか分からず少し口ごもる千翼

 

「え・・・と」

 

「どういたしまして・・?」

 

 千翼はイユの顔を見ながらいう。イユは笑顔で千翼を見る。

 そこに仁と七羽が到着する。

 

「アマゾンは!」

 

「そこに」

 

 仁の質問に霧島がライオンアマゾンの死体を指差しながら答える。

 

「成る程、倒したか・・被害は?」

 

「今回は間宮さんの所の屋根と壁がぶっ壊された意外はありません」

 

「そうか、なら良い。建物ならまた作り直せば良いからな」

 

「そうですね」

 

 そうして、鎮守府のライオンアマゾン騒動は終わった。

 

 

―深海の何処か―

 

 

 そこに彼女達はいた。

 

「配置シタ深海棲艦ノ一部ガ全滅シタ?」

 

「ハイ」

 

 深海棲艦の補給艦輸送ワ級の報告を聞くのは、かの姫級の一人『戦艦棲姫』

 

「艦娘ノ仕業カ?」

 

「イエ、チガイマス」

 

「!ナニ?」

 

「デハ、仲間割レデモ起コッタト?」

 

「ハイ、チョウサシタトコロ、マサシクソノトオリデシタ」

 

「!」

 

 戦艦棲姫が露骨に嫌な顔をするが、ワ級は言葉を続ける。

 

「ソシテ、ゲンインデスガオソラク」

 

「何ダ?」

 

 ワ級が戦艦棲姫にひとつの資料を渡す。

 

「・・・コレガ原因ダト?」

 

「ハイ」

 

「何ナンダコレハ」

 

「ハイ、コノサイボウハワタシタチニカンセンシテ、カイブツニカエルコウカガアルヨウデス」

 

「・・ツマリ配置シタ深海棲艦ノ中ニ、コレニ感染シタ者ガイテソノ深海棲艦がホカノ奴ヲ襲ッタト」

 

「ハイ」

 

「ナラバ今スグコノ細胞ヲ殲滅スルゾ!!」

 

「ソノコトデスガ」

 

「ナンダ?」

 

「ギジュツハンカラ」

 

「?」

 

「コノサイボウ・・・『タタカイニリヨウデキルカノウセイ』ガアルトノコト」

 

「!・・・詳シク聞カセロ」

 

 

―二日後、鎮守府白露型の部屋―

 

 

「ほら、村雨起きてー」

 

「う、うーん」

 

 朝6時、時雨が皆を起こす。

 

「うーん!!時雨ー今何時ー?」

 

「もう、起床時間だよ白露姉さん」

 

「う・・・ん」

 

「ほら、村雨起きた、起きた!」

 

「うん・・・」

 

「?・・・村雨大丈夫?なんか顔色悪いけど」

 

「・・大丈夫だよ・・・時雨姉さん」

 

「ぽいー!」

 

 村雨に夕立が後ろから抱きつく。

 

「夕立ちゃん・・」

 

「村雨元気無いっぽい?」

 

「はは、夕立まで心配ありがと」

 

 実際今朝の村雨の顔色は悪かった。

 

(二日間前の夜あたりから気分が悪いわ・・)

 

「朝ごはん行こうぽいー!」

 

「夕立は朝から元気だねー」

 

 夕立が朝ごはんを食べようと部屋を出る、それに続く用に白露、時雨、村雨達も部屋をでる。

 

 

―食堂―

 

 

「は~む!・・・美味しい~」

 

「夕立、うるさいよ」

 

「おかわりいっちばーん!」

 

 今は白露、時雨、村雨、夕立の4人でテーブルを囲って朝ごはんを食べていた。夕立を筆頭に皆美味しくごはんを食べる、村雨を除いて。

 

「・・・」

 

「!村雨、食べないの?」

 

「あ・・いや、食べるよ」

 

「ふふん!村雨ボーッとしてると・・ぽい!」

 

「あ!」

 

 夕立が村雨のおかずをつまみ食いする。

 

「夕立ちゃん!」

 

「隙だらけなのが悪いっぽいー」

 

「もー」

 

 夕立は意地悪く笑う、村雨は不満を口にしながら朝ごはんを食べるが、そのペースはいつもより遅かった。

 

 

―一時間後職務室―

 

 

 今、職務室には霧島、榛名、川内、神通、夕立、村雨が七羽から作戦の説明を受けていた。

 

「―以上が、今回の作戦よ。まぁいつも通りやれば大丈夫よ」

 

「了解!」

 

 霧島達は七羽に敬礼をして職務室をでる。

 

 

―数分後海上―

 

 

 今、霧島達が深海棲艦と戦っていた。

 

「陣形を崩さないで、いつも通りやれば大丈夫よ!」

 

「アマゾンでも出てこない限りね!」

 

「不吉な事言わない!」

 

 霧島と川内が軽い会話をすると、一隻の駆逐艦が二人の横をすり抜ける。その先には村雨がいた。

 

「!村雨さん!駆逐艦が一隻そっちにいったわ!」

 

「!」

 

 村雨が駆逐艦を確認する。

 

「返り討ちに―」

 

❬ドクン❭

 

「!?」

 

(気分が悪く・・)

 

 村雨は、突然気分の悪さに教われ一瞬行動が遅れる。

 

「!村雨ちゃん!?」

 

「!」

 

❬ドガァァァン❭

 

「キャアア!!?」

 

 駆逐艦の砲撃をもろくらっていまう。

 

「この!」

 

❬ドン❭

 

❬ギャオオ❭

 

 夕立が駆逐艦を追い払い、村雨の元へ向かう。

 

「村雨ちゃん!大丈夫!?」

 

「う、うん・・大丈夫」

 

 村雨はさっきの攻撃が予想以上に効いており、中破していた。

 それから数分後、無事に作戦は終了した。

 

 

―鎮守府内艦娘専用風呂―

 

 

「ふぅ」

 

 村雨は傷のついた身体で風呂に入っていた。実は艦娘は風呂に入る事で身体を治癒する事ができるのだ。(あくまで切り傷や火傷のみ、それ以上の傷は風呂では治らない。)

 

「早く気分が悪いの治さないと、作戦に支障がでるわね」

 

 村雨は風呂をあがり身体を洗おうと、洗い場にいく。

 

「女の子は身体を大事にしないとだからねー♥」

 

 村雨はシャンプーに手を伸ばすが、その手には『青黒い血管』が浮かんでいた。

 

「!!??何これ!??」

 

 村雨は手を擦り数回擦ると『青黒い血管』は無くなっていた。

 

「ハァハァ、さっきの・・・幻覚?」

 

 村雨は息を乱しながら、『青黒い血管』について考えるが、幻覚だったという事にして身体を洗った。

 

 

―鎮守府廊下―

 

 

 風呂を終わらせた村雨が一人廊下を歩いていた。

 

(もう、お昼頃か・・)

 

 なんて考えていると。

 

「村雨ちゃーん!」

 

「夕立ちゃん、時雨姉さん、白露姉さんまで!」

 

「一緒にお昼ごはん行こうっぽいー!」

 

 夕立達に誘われて、一緒に食堂に向かう村雨。

 

 

―食堂―

 

 

 テーブルには朝と同じ用に白露、時雨、村雨、夕立の4人でいた。

 

「いただきまーす!!」

 

「ぽいー!」

 

「白露姉さん、夕立、そんな急がなくてもごはんはにげないよ」

 

 白露と夕立が白飯を掻き込み、それを時雨が軽く注意する。この鎮守府ではよく見る光景である。そんな中、村雨はあまり箸が進んでいなかった。

 

「村雨?」

 

「・・・」

 

「村雨~油断していると~」

 

 夕立がまた村雨のごはんに手を伸ばすが

 

「夕立が食べちゃうぞ~!」

 

「!」

 

❬ガシィ!❭

 

「!?」

 

 夕立の腕を、村雨が勢い良く掴む。

 

「あちゃ~捕まったぽいー・・・村雨ちゃん?」

 

 夕立は捕まった事にリアクションを取るが、それでも村雨は夕立の腕を離さなかった。

 

「・・・」

 

「村雨ちゃん!!」

 

「!」

 

 夕立が大きな声で村雨を呼ぶ。

 

「ご、ごめん・・・」

 

「村雨ちゃん?」

 

 村雨は夕立の腕を離すが、その顔はまるでありえない事でも見たかの用に血の気が引いていた。

 

「・・夕立ちゃん、これ挙げる・・私はもう部屋に戻るね」

 

 そう言って村雨は走って食堂から出た。

 

 

―白露型の部屋―

 

 

 部屋に一人帰って村雨は自分の布団を頭から被った。そして村雨はガタガタと身体を震わせながら。

 

「わ、私・・なんで・・・なんで」

 

「夕立ちゃんを『美味しそう』っておもったの!?」

 

 と、布団の中で静かに言った。

 

 

―次の日―

 

 

「ん・・・皆を起こさなきゃ」

 

 この日も時雨が一番に起き、白露達を起こしていく。

 

「ほらー、姉さん朝だぞー」

 

「うー、いっちばーん・・」

 

「二番目だよ、おはよう姉さん」

 

「時雨は朝に強すぎるよー」

 

「皆が遅いの、霧島さんとかもっと早く起きてるよ」

 

「あの人は例外だよ~」

 

「ほら、夕立も」

 

「あと、一分だけ~」

 

「またそう言って・・」

 

「う~まだ眠いっぽいー」

 

「それでも起きるの!」

 

 白露、夕立を起こして村雨の元に向かう時雨。

 

「村雨ー、朝だよー」

 

「・・ごめん姉さん、ちょっと気分が悪いんだ・・副提督に伝えてくれる?」

 

「!そうなの大丈夫?昨日もごはん余り食べなかったし、熱はある?」

 

「熱は無いし・・寝れば・・大丈夫だよ・・とにかく今日は休むね」

 

「うん、わかった。鳳翔さんに頼んでお粥でも持ってくるね」

 

「うん・・・ありがとう」

 

 そうして、村雨を残して白露達は部屋を出た。

 

 

―鎮守府廊下―

 

 

「村雨ちゃん大丈夫かなー?」

 

「今は変な病気が流行ってるからねー」

 

 白露達は村雨を心配しながら食堂に向かっていた。

 

「あら、村雨はどうしたの?」

 

「副提督!ちょうど良かった!」

 

 そこに、七羽が合流し、時雨が村雨の事を七羽に話す。

 

「村雨が?分かったわ、本人には無理しないよう伝えてくれる?」

 

「了解!」

 

 そうして、白露達は食事をした後お粥を持って部屋に戻っていた。

 

「あ!そうだ!良いこと思い付いたっぽい!!」

 

「何、夕立!」

 

 突然夕立が何かを思い付き、時雨が何を思い付いたか質問する。

 

「今日のお昼に白露型の皆でパーティーを開こうよ!きっと村雨も喜ぶよ!」

 

「パーティーか・・良いね!鳳翔さんの所借りてやろう!」

 

「じゃあ、私春雨達にこの事伝えてくる!!」

 

「じゃあ、私は鳳翔さんに借りれるか聞いてくるっぽい!」

 

 こうして居酒屋鳳翔で白露型パーティーが始まろうとしていた。

 

 

―お昼頃―

 

 

「村雨ちゃん、大丈夫?」

 

「うん、かなり良くなったよ」

 

 時雨が村雨を心配しながら部屋に入る。村雨は大丈夫だと言うがその顔色は良くなかった。

 

「これたらで良いんだけどさ、ちょっと来てくれる?」

 

「ん、分かった」

 

 そう言って村雨は部屋から出て時雨についていく。

 

「どこに行くの?姉さん・・」

 

「それは―」

 

 数分後、時雨と村雨は居酒屋鳳翔に着いた。

 

「あれ、なんでここ?」

 

「さぁ、村雨入って」

 

「?」

 

 村雨はそっとドアを開ける、すると

 

❬パァン❭

 

「わ!」

 

 クラッカーが一斉になり村雨を白露型の面々が迎えた。

 

「これは・・?」

 

「村雨ちゃんが元気がないからパーティーを開こうってなったぽい!」

 

「みんな・・」

 

 村雨は白露型の皆の方に向かった、しかし

 

❬ドクン❭

 

「ッ!?」

 

「村雨大丈夫っぽい!?」

 

 突然村雨が膝をつき、夕立が村雨を支える。

 

「やっぱりキツかった!?大丈夫村雨ちゃん!?」

 

「ハァ、ハァ、皆・・こんなに・・・こんなにご馳走を用意して・・本当に・・・ハァ・・」

 

「村雨ちゃん?」

 

 この時、夕立は村雨にある違和感を感じた。

 

「私・・大事に・・」

 

「村雨姉さん?」

 

 他の姉妹達も村雨の違和感に気づくが

 

「残さず―

 

 

 

―タベルネ」

 

 遅かった。

 

「ガァ!!」

 

「何!?村雨ちゃん!?!??」

 

❬ガブゥ!!❭

 

「!?キャアアアアアアアア!!?!??」

 

「な!?何これ!!??」

 

 次の瞬間、村雨は夕立の右腕に噛みつき、身体から蒸気と熱風を放ち始めた。突然の事に姉妹達は困惑する。数秒後、蒸気が晴れるとそこに居たのは村雨では無く『オオカミアマゾン』だった。

 

 

―千翼の部屋―

 

 

「!またアマゾン!しかも鎮守府内だなんで!?警報はなってないのに」

 

 千翼のアマゾンレーダーは『オオカミアマゾン』の出現を千翼に知らせた。千翼はアマゾンズドライバーとインジェクターを手に取り居酒屋鳳翔へ向かった。

 

 

―居酒屋鳳翔―

 

 

「キャアアアアアアアア!!!??!痛い痛い痛い!」

 

[グジュウウウ]

 

 夕立が右腕を食われ泣きながら訴える。

 

「何が、何がおきてるんですか!?」

 

 春雨が涙目になりながら叫ぶ。

 

「痛いぃぃぃぃ!!!アアアアアアアア!」

 

「村雨!!ダメェ!!夕立よ!!私達の家族よ!?」

 

[ガアァァァアアア!!!]

 

❬ドガァ!!❭

 

「うげぇ」

 

 白露が『オオカミアマゾン』を夕立から離そうとするが、力負けして吹っ飛ばされる。

 そこに

 

「居た!!うおおおお!!!」❬NEO❭

 

[!]

 

❬ドオォォォオン!!❭

 

 ネオの起こした爆発で『オオカミアマゾン』は夕立から離れる。

 

「夕立姉さん!!」

 

 そして、夕立の元に江風、海風、山風がよるが

 

「ひっ!?これは」

 

「そんな・・・」

 

 夕立はすでに右肩から先が無くなっている状況だった。

 外では『オオカミアマゾン』とネオが戦っていた。

 

「はあ!!」

 

❬バキィ!!❭

 

[ウグゥ]

 

 ネオが『オオカミアマゾン』を蹴り飛ばし、インジェクターをベルトに押し込む。

 

❬BLADE LOADING❭

 

 音声と共にネオの右腕に長剣が生成される。

 

「だあ!!はあ!!」

 

❬ザシュ!ズバァ!❭

 

[ゲギャア]

 

 ネオは長剣で確実にダメージを与えていった。そしてベルトを操作して止めを刺そうとするが

 

「だめぇ!!!」

 

「何!!??」

 

 時雨がネオを押さえて行き手を拒む。

 

「っ!?何で!??」

 

「あれは村雨ちゃんなの!あれは・・・村雨ちゃんなの!!!!」

 

「えっ!?」

 

 時雨の言葉に衝撃を受けてネオの動きが止まる。

 

[ギィ!!]

 

❬ドォン!!❭

 

「なっ!!」

 

 ネオが止まっている隙に『オオカミアマゾン』は飛んでどこかへ逃げてしまった。

 

(そんな・・・まさか)

 

 鎮守府最悪の事件が今、始まってしまった。

 

 




村雨がこうなったのは私の責任だ・・・
だが私は謝らない。
恨むなら千翼を恨んでくれ(無慈悲)
では次回をお楽しみに!!
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