仮面ライダーアマゾンズ アマゾンネオIN 艦隊これくしょん   作:ゆにゆに

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今回も一部の提督達は注意してね。
では楽しんでください。


すべての原因

―鎮守府内職務室―

 

 

 職務室には今、夕立、村雨を除いた白露型全員が集められていた。そして、白露型の前に仁と七羽が立って居酒屋鳳翔で起きた事件について聞いていた。

 

「・・・それは本当か?」

 

「うぐっ・・うん・・」

 

 白露が泣きながら仁の質問に答える。

 

「・・・村雨・・・が」

 

「・・・」

 

 白露達の話しを聞いて、仁と七羽は衝撃を受けてどんな顔をしたら良いかわからず困惑する。

 

「うぐっ・・・ひぐっ・・村雨ちゃん・・」

 

「村雨・・・姉さん」

 

「一先ず貴女達が無事で良かったわ」

 

 七羽が泣いている白露達を抱き締める。

 

「・・・この事は・・全員に話す」

 

 

―数分後―

 

 

 職務室には、今動ける艦娘全員が入っていた。勿論千翼もである。

 そして、千翼の顔は常に沈んでいた。すると仁が全員に話しかける。

 

「さて、お前らよく来てくれたな」

 

「!」

 

 艦娘全員が仁の話しに集中する。

 

「お前らを呼んだのは、今ここに居ないやつと関係がある」

 

「いない?」

 

ざわざわ・・・ざわざわ

 

 艦娘の殆どが職務室をみわたす。

 

「!村雨ちゃんと夕立ちゃんが居ないじゃない!!」

 

 雷が声を上げる。

 

「ああ、まず夕立についてだ」

 

「・・!」

 

 艦娘全員が仁の話しにさらに集中する。

 

「夕立は、アマゾンの攻撃を受けて、今は療養中だ・・・右腕を完全に失った」

 

「!?」

 

「そんな・・・!?」

 

 夕立の状態を聞いて、驚きの声を上げる艦娘達

 

「ちょっと待ってください、ライオンアマゾンを最後に鎮守府にアマゾンは侵入されてないはずです!!」

 

 仁の話しに加賀が疑問を投げ掛ける。

 

「その事についてもだ・・・夕立の腕を食ったのは、村雨だ」

 

「・・・は?」

 

 仁の言った事が理解出来ずに困惑する加賀、それは他の艦娘もそうだった。

 

「いやいや、おかしいデース!夕立を襲ったのはアマゾンのはずデース、なんで村雨のnameが出てくるデース」

 

 金剛が仁に問いかける。

 

「理由は・・・村雨がアマゾンに変異して夕立を襲ったからだ」

 

「・・・へ?」

 

 仁の言った事がわからずさらに困惑する艦娘達

 

「ハ、ハハハ、提督もジョークが得意ですネーハハハ」

 

「・・・」

 

 金剛が笑い、ジョークだと言うが仁は真剣な眼差しで金剛をそして艦娘達を見る。その目を見て艦娘の殆どが理解した。

 

「・・本当・・・なんですカ」

 

「嘘は言わねぇ」

 

「!」

 

「そんな・・・事が」

 

 艦娘達が動揺する。

 

「私達だって嘘だと思いたいよ・・」

 

「!・・白露ちゃん達!」

 

 白露達が泣きながら訴える。

 

「どうして・・どうして、こんな村雨ちゃんと夕立が・・どうして」

 

「私達は・・ただ普通通り、ぐずっ・・過ごしていただけなのに・・」

 

「・・・・」

 

 白露が泣きながら話す、他の姉妹も泣いていたが、時雨は虚ろな眼をして黙っていた。

 

「村雨・・・夕立・・!!」

 

「っ!!?!!!」

 

 白露が話しを続ける毎に千翼は顔を曇らしていった。

 

「お願い・・村雨・・!!・・戻ってきて・・!!」

 

「くっ!!?!?」

 

「千翼?」

 

 そして千翼は耐えられなくなった。

 千翼は静かに白露達の前に出た。そして

 

「・・・俺の・・せいだ」

 

「え・・?」

 

「全部・・俺のせいだ・・」

 

「何を・・千翼さん・?」

 

 榛名が声を掛けるが、千翼はそれを無視して話しを進める。

 

「・・溶原性細胞・・」

 

「千翼・・?」

 

「これは、人間の体内に侵入して・・対象を・・アマゾンに変える細胞」

 

「!・・おい、ちょっとまて、なんだって!?」

 

「これが、すべての原因です・・深海淒艦がアマゾンになる原因・・村雨さんが・・アマゾンになった原因」

 

「!!??なんですって」

 

 千翼の話しを聞いて職務室にいる全員がざわつく。

 その中で仁が千翼に問いかける。

 

「知っていたのか?」

 

「・・・」

 

「何で黙っていた?」

 

「・・・」

 

 千翼はしばらく沈黙するが、やがて口を開き。

 

「溶原性細胞には、感染源がいる」

 

「・・・」

 

 いつの間にか職務室全体が静かになって、千翼の話しを聞く。そして千翼は

 

「それは・・・・俺だ」

 

 真実を言った。

 

「村雨ちゃんがああなったのは、俺のせいだ」

 

「・・・」

 

 時間が止まった用に、静かになる。あまりにも衝撃的な出来事が連続して起こった事で仁すらも困惑していた。そしてその沈黙を破ったのは時雨だった。

 

「どうして・・黙っていた・・」

 

「・・・」

 

「提督も知らなかったみたいだ・・」

 

「・・・っ」

 

「どうして隠していた!!!!!!」

 

「!?」

 

 時雨が豹変して千翼に掴みかかる。

 

「お前!!どうしてそんな事隠してたんだよ!!どうして!!!」

 

「時雨さん!落ち着いて!」

 

 霧島と榛名が時雨を後ろから押さえる。

 

「これが落ち着いていられるか!!!!こいつのせいで!!」

 

 気づけば時雨はぼろぼろと涙を流していた。

 

「こいつだ!!!こいつが悪いんだ!!こいつがそんな大事な事黙ってたから!!!!こいつが居たから!!村雨ちゃんは!!!夕立ちゃんは!!!」

 

「時雨さん・・・!!」

 

 押さえる霧島、榛名も涙を流す。

 

「こいつなんかあの時死んでいれば良かったんだ!!!こいつなんかを助けたから!!」

 

「っ!!!」

 

「霧島、榛名、時雨を外に出せ」

 

「はい・・・」

 

 仁が命令をして、霧島と榛名が時雨を押さえたまま、職務室を出ようとする。

 

「許さないぞ!!!僕は!!!絶対に!!」

 

 そう言って時雨は、職務室から出ていかされた。

 

「くっ・・・!?」

 

「千翼!?」

 

 そのすぐ後に、千翼も走って職務室を出ていった。

 しかし事はまだ続いた。

 

❬ジリリリリリ❭

 

「!?」

 

 突然、職務室の提督専用の電話が鳴り響く。

 

❬ガチャ❭

 

「第57鎮守府提督鷹山 仁だ」

 

 仁はすぐに電話を手に取る。そして相手は

 

「・・・提・・・督?」

 

「!?お前!??!」

 

 逃げた村雨だった。

 

 

―鎮守府の外―

 

 

 千翼は職務室を出た後、ネオアマゾンズドライバーとインジェクターをバックに入れてバイクに向かって行くと同時に考えていた。

 

「ハァ、ハァ」

 

(「どうして隠していた!!!!!!」)

 

(しょうがないじゃないか・・)

 

 千翼の目には微かに涙が浮かんでいた。

 

「俺はそれでも生きたいんだ!!」

 

❬ブオン❭

 

 千翼はバイクに着くや否や、鎮守府の外へ出ていった。

 

 

―職務室―

 

 

 仁は村雨からの電話だと気付くとすぐに艦娘全員に聞こえる用にし、専用の機械を使って大淀に逆探知をさせていた。

 

「ふふふ、提督~ふふふ」

 

「・・・」

 

「あら~黙り~、なんか返事くらいしてくれていいじゃない」

 

「・・・村雨」

 

「あ、やっと返事してくれた!」

 

「・・・村雨ちゃん?」

 

 艦娘達、特に白露型の全員はその電話から聞こえる村雨の声に違和感を感じた。

 

「いや~ごめんなさいね、いきなり鎮守府を抜け出して・・村雨はこの通り元気で~す!アハハハ」

 

(なんだ・・これは?)

 

 仁もその違和感に気付くと

 

「!提督、わかりました!」

 

「!何処だ?」

 

 大淀が逆探知で村雨の場所を突き止める。

 

「第56鎮守府・・この隣りの鎮守府です」

※隣りと言ってもひとつの県が入る位離れている。

 

「・・・わかった」

 

「あれ~、今ちらっと聞こえたけど場所ばれちゃった?」

 

「村雨」

 

「ん?」

 

 仁が村雨に質問を、する。

 

「そこの『提督や艦娘達』はどうした?」

 

「・・・アハハハ、やっぱりばれちゃったか」

 

「質問に答えろ」

 

 仁の質問に村雨はおどけるが、仁は言葉を強くして質問をする。

 

「・・良いよ~、教えて上げる」

 

「・・・」

 

 仁も艦娘も、耳を傾け聞き入る。

 

「・・ここの人達は・・・・全員『食べちゃった』」

 

「!?」

 

「うっ、オエエエ」

 

 職務室にいる全員が、村雨の言った事に驚き、白露は嘔吐してしまった。

 それでも、村雨の話しは終わらなかった。

 

「私が食べたのは、ここにいた人間や艦娘だけじゃないよ!この鎮守府に来る途中に会った、おじさんやおばさん、お兄さん、お姉さん、子供、赤ちゃん!!」

 

「全部!!『食べちゃった』!!!アハハハハハハハハハ」

 

「・・・」

 

 それは電話越しでもわかった、もう村雨は『壊れてしまっている』事に。

 

「ハハハ、はぁ~来るなら来なよ提督、待ってるね♥」

 

❬ブツッ・・❭

 

 村雨からの電話は、そこで終わった。

 

「・・・」

 

 誰も喋らなかった、電話の内容を信じれなかった。しばらくして仁が口を開く。

 

「・・・七羽さん」

 

「仁・・」

 

「ちょっと出かける」

 

「!」

 

 仁が静かに言うが、

 

「待って提督!」

 

「何だ川内?」

 

 川内が仁に問いかける。

 

「行くって・・村雨の所に?」

 

「・・・」

 

 仁は川内の質問には答えなかった。

 

「待ってよ・・まだ」

 

「村雨は・・俺の娘みたいな物だからな・・」

 

❬コンコン❭

 

「!」

 

 突然職務室のドアが叩かれる。

 

「誰?」

 

 七羽が質問を投げ掛ける。

 

「『第58鎮守府』から来ました、潮と阿賀野と言います、鷹山 仁提督に話しがあってきました」

 

「『第58鎮守府』!?」

 

 第58鎮守府という単語に仁が反応する。

 

「・・・どうしたんだ?」

 

「実は私達の鎮守府の資材が『提督』のミスで枯渇してしまい、幾らか資材を分けてはくれませんか?」

 

「あんたらの『提督』が?めずらしいねぇ」

 

「『提督』だって人間です、ミスの一つや二つします!」

 

「そうかい」

 

「わかった、幾らか分けてやる・・七羽さん、頼める?」

 

「わかったわ」

 

 そう言って、七羽は職務室を出た。

 

 

―仁達の鎮守府内廊下―

 

 

 七羽は訪ねてきた駆逐艦の潮と阿賀野を連れて歩いていた。

 

「・・・」

 

(仁・・)

 

「あのー?」

 

 七羽が仁の事を考えていると、潮が質問をしてくる。

 

「どうしたの?」

 

「ちょっと・・トイレ借りても良いですか?さっきから我慢していて・・」

 

「トイレ~?」

 

「・・・いいわよ、場所は分かるわね?」

 

「はい!失礼します!!」

 

 七羽は潮からの質問に少し戸惑うが、行かせない理由はないため、潮をトイレに行かせて、阿賀野と先に資材を運びに行った。

 

 

―街の道路―

 

 

 そこを長瀬 裕紀は荷物を後部座席に乗せながら、バイクで走っていた。

 

(千翼に助けて貰って、お返しをしてねぇからな)

 

 そう、長瀬は千翼にライオンアマゾンから助けてもらった恩返しをするために、仁達の鎮守府に向かっていたのだ。

 

(千翼が何が好きなのかわからねぇけど、これを挙げれば喜んでくれるのか?大抵の人は喜んでくれるけどよ)

 

「ん?」

 

 そう思いながら走っていると、一台の赤いバイクが長瀬の反対車線を通る。長瀬はヘルメットの隙間から一瞬見えた顔とその操縦者の服に反応した。

 

「あれって、千翼か?服は同じだったけど・・」

 

 長瀬はバイクを止めて考える、丁度良い事に今は長瀬意外バイクも車も走っていなかった。

 

(いや、別人の可能性があるし・・)

 

(でも)

 

 長瀬は無視して鎮守府に向かおうとするが、何故か赤いバイクが気になり。

 

「んー!千翼かもしんねぇし、追いかけるか!!」

 

 バイクの向きを変えて、その赤いバイクを追いかけた。

 

 

―二時間後―

 

 

 赤いバイクと長瀬はまだ走っていた。

 

(一体何処に向かってんだ?もう県を跨いだぞ?)

 

「むっ!?」

 

 赤いバイクが右折したので、長瀬も数分遅れで右折する、その数十メートル先には

 

「え・・・あれって」

 

 仁達の鎮守府に類似した建物

 

「別の鎮守府じゃねーか!!」

 

 第56鎮守府だった。

 

 

―第56鎮守府正門の前―

 

 

 長瀬の追っかけた赤いバイクは正門の前にたてられていた。先に言うがこのバイクはジャングレイダーである、つまり長瀬が追ってきたのは千翼本人だ。

 

(こんな所になんの用があるんだ?)

 

 長瀬もバイクを正門前に止めて鎮守府内に入って行った。

 

 

―第56鎮守府内―

 

 長瀬が違和感に気付くのは、そう時間が掛からなかった。

 

(この鎮守府、静か過ぎないか?)

 

 長瀬は疑問に思いながら艦娘の宿舎に向かった。

 

(オッサンの所ならまだしも、この鎮守府に入ってから誰も俺の所に来ないのは、おかしいぞ?)

 

「うっ!!??」

 

 長瀬は艦娘の宿舎の扉を開けると共にとてつもない『異臭』に襲われた。

 

(なんだこの臭い!?鉄?それだけじゃなねぇ、何なんだこの臭いは!?)

 

 長瀬は余りの臭いに鼻を押さえながら宿舎内を歩く。そして、一つの艦娘の部屋の前に立つ。その部屋には『暁型の部屋』と幼い文字で書かれてあった。

 長瀬はそっとその部屋の扉を開けた。

 

「誰かー、いなっ―!!!!?????!?!」

 

 その部屋の状態を一言で表すなら地獄だった。

 上半身と下半身は離れて、腕がもがれて、脚がもがれて、目玉をえぐられて、内臓や骨が飛び出し、部屋中血まみれで、暁型だった物が辺り一面に転がっていた。

 

「うっ、うぐっ、オエエエエエエエ」

 

 長瀬はその地獄としか言い様の無い状況をみて嘔吐してしまう。

 

「なっ、ハァ、なんっ、なんだよこれは!?」

 

「お、おい!誰か―うっ!?」

 

 長瀬が動揺しながら、近くの部屋を開けるがその部屋も血に染まっていた。長瀬は吐き気を押さえながら、他に人が居ないか宿舎の部屋を片っ端から開けていくが、どこを開けても血、血、血、血、血、血、血、血、数十回部屋を開けた後、長瀬は理解した。ここにはもう生きている人間も艦娘も居ない事に。

 

「なんだよこれ・・・なんだよこれは!!!」

 

 長瀬の絶叫が木霊する。

 

 

―第56鎮守府内職務室に向かう廊下―

 

 

 千翼は静かにそこを歩いていた。途中に艦娘の宿舎に向かおうと思ったが、千翼は宿舎には行かなかった。何故なら分かっていたから、この鎮守府で生きている艦娘は一人だけだと。

 

「ここだ・・」

 

 千翼は職務室の前に来てそう呟き、そっと扉を開けた。

 

「!?」

 

 職務室の中は、背中を大きく抉られた白い軍服を着た死体と、その死体に覆い被さるように下半身が無い戦艦『金剛』の死体があった。

 

「これは!?」

 

「来たねぇ~♥」

 

 千翼が驚いていると、職務室の奥の椅子から声がした。その声の主はもちろん

 

「村雨さん・・・!」

 

「あら~、千翼さんじゃない♥ふふふ」

 

 そこには返り血でほぼ真っ赤に染まった、村雨が鎮座していた。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

 しばらく沈黙が続くが、突然村雨が千翼に話しかける。

 

「不思議よね~艦娘って」

 

「え?」

 

「だってそうでしょ、そこの金剛さんみたいに、私って複数人いるんだからね~」

 

「そうは思わない?」

 

「・・・」

 

 村雨が千翼に問いかけるが、千翼は答えなかった。それでも村雨は話しを続ける。

 

「身体、声、顔、艦装、殆どが一緒なんだけど・・全部微妙に違う」

 

「とことん不思議よね!それってつまり『同一人物でありながら別人でもある』って事だから!」

 

「!『同一人物でありながら別人でもある』・・」

 

 千翼が村雨の言った『同一人物でありながら別人でもある』と言う言葉に反応する。

 

「そう・・・だからかな?」

 

「!」

 

 村雨が椅子から降りて千翼の方を向く。その身体には『青黒い血管』が浮かび上がっていた。

 

「まだまだ、タベタリナイ」

 

「っ!?」❬カチャ❭

 

 村雨は身体から蒸気と熱風を発生させ、千翼はベルトを腰に巻き、ベルトにインジェクターを差し込む。そして、

 

「アマゾン!!!」❬NEO❭

 

❬ドオォォォン!!!❭

 

 千翼の叫びと共に爆発が起きる、村雨は爆発を気にせず千翼に突っ込む。

 

 

―鎮守府内庭―

 

 

❬バコォォォン❭

 

 壁を破壊しながら、ネオとオオカミアマゾンは外に出た。

 

「だあ!!」

 

[おっと♥]

 

❬ガシィ!!❭

 

「!」

 

(こいつ、今!?)

 

[惜しい]

 

❬バキィ!!❭

 

 ネオが突きを繰り出すが、オオカミアマゾンに捕まれ、カウンターの蹴りをくらってしまう、そして千翼は驚いていた、オオカミアマゾンが喋った事に。

 

「ぐぅ、ふぅ村雨さん理性が・・!?」

 

[ええ、ばっちり目が覚めてるわよ!!]

 

❬ズガァ!!!❭

 

「グウオァ!!」

 

 ネオはオオカミアマゾンのパンチをもろにくらってしまい吹っ飛ぶ。

 

(こ、このパワーとスピード・・前より強くなっている!?)

 

[ふふふ]

 

 そう、オオカミアマゾンの身体能力が前回より高くなっているのだ。

 

「くっ、この!!」

 

❬シュッ、シュッ❭

 

[ふふふ、終わり?]

 

「!」

 

[ふん!!]

 

❬ドガァ❭

 

「ぐぅ、がぁ」

 

 千翼が苦戦している要因は、単純にオオカミアマゾンの身体能力が高くなったからだけじゃなく、この戦いにおいて村雨の理性が残っている事が大きかった。

 千翼も沢山の戦いを潜り抜けてきたが、それを言ったら村雨もそうである、そんな彼女の培った戦闘センスと強化されたオオカミアマゾンの力が千翼に苦戦を強いていた。

 

「ぐぅが!」

 

❬BLADE LOADING❭

 

ネオはインジェクターを更に押し込み、長剣を右腕に生成する。

 

[そら!]

 

❬ヒュオ❭

 

「だあ!!」

 

❬ズバァ❭

 

 ネオはオオカミアマゾンの蹴りを避けて、カウンターに斬撃をお見舞いする。

 

[っう、やるぅ]

 

「はあ!!」

 

[!]

 

 ネオは追撃に長剣で攻撃するが、すべて避けられてしまう。それを

 

❬ガシィ!!❭

 

「っ!?」

 

(何だって!?)

 

 なんと、オオカミアマゾンがネオの長剣を素手で掴む。

 そのせいでオオカミアマゾンの手からは血が流れる。そしてネオが動揺した瞬間をオオカミアマゾンは逃がさなかった。

 

[もらった♥]

 

「!しまっ―

 

❬ガシィ!!❭

 

 オオカミアマゾンが空いている方の手でネオの首を掴み持ち上げる。

 

[アハハハハハハハハ、やっぱり強いね!千翼さん!!]

 

「ぐぅ、おおおおおお!?」

 

❬メキメキ・・❭

 

 ネオの首から、微かに音がなる。

 

(ま、不味い・・このままじゃ・・)

 

❬ドカ、ドカ!❭

 

 ネオは必死に抵抗するが、オオカミアマゾンは一切力を緩める事は無かった。

 

(剣も・・ビクともしない・・)

 

[じゃあね♥]

 

 オオカミアマゾンがネオの首を折ろうとした瞬間

 

「うおおおおおおおおおおお!!!!」

 

「!?」

 

「だあ!!」

 

❬ズガァン!!❭

 

[!!?!・・なっ!?]

 

「・・裕紀!?」

 

 いきなり長瀬がオオカミアマゾンに突っ込み、どからか拾ってきたショットガンをオオカミアマゾンの首筋にゼロ距離でぶっぱなした。

 オオカミアマゾンは突然の事に掴んでいたネオを離してしまう。そして

 

「千翼ォ!!今だぁ!!!」

 

「!うぐっ、ああああああ!!!」

 

❬Amazon BREAK❭

 

ネオはベルトを操作して、怯んだオオカミアマゾンに接近し

 

「はああああああ!!!!」

 

[!]

 

❬ドスッ!!!ズバァァァァン!!!❭

 

 オオカミアマゾンの腹部に突き刺した後、横に振り抜いた。

 

[ぐぅ、がぁ」

 

「!」

 

 オオカミアマゾンは膝を付くと、村雨の姿に戻った。

 

「ど、どうして・・私が」

 

「・・・」

 

 村雨は、切り裂かれた腹部を押さえながらゆっくりと歩きだす。

 

「ハァ、ゴブッ、ハァ、私は・・」

 

❬ドサッ・・・!!❭

 

 そうして、村雨はこと切れた。

 

 

 

 




村雨提督ごめんなさぁーい!!!
あと、この世界の艦娘は一人が複数いる設定です。(なので金剛や暁が複数いる)
それと、出来ればで良いんですが感想など書いてくれたら嬉しいです。
では次回をお楽しみに!!!
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