とある特殊小隊の日常前線(デイリーフロントライン)   作:ノア(マウントベアーの熊の方)

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実はと言ってもなんですが、前作よりも大胆に話の中身を減らしたんですよね、なんで前までの登場とは別の人生を歩んでいるキャラクターもいます。
まあキャラクターとして出てこない訳では無いので、出てくるのを乞うご期待!

とまあ前作の話は置いておいて、新編第3話です!
ごゆっくり、見ていってください!


第3話

機体の鉄の感触が身体全体で伝わってくる。

…身体がズキズキと痛む。

だが、どうやら骨は折れていないようだ。

ゆっくり目を開けると、そこはやはりキャビンの中ということだけがわかった。

痛む身体にムチを打ち、無理やりに上体を起こすと、外は森の中ということがわかった。

どうやら墜落は夢ではなかったらしい。

一思いに「クソッタレ」と叫んでやりたいが、恐らく墜落の理由は外部からによる攻撃によるものだ。

まだ近くに敵が潜んでいるかもしれない。

そう思い、俺は周辺を改めて見回すことにした。

キャビンの中にはメンバー全員、いずれも気絶。

M14なんかはベルトの金具が壊れたのか座っていた位置から吹き飛んでしまっている。

そして、コクピットには2人のパイロットの死体。

わかることは、今のところそれだけだった。

 

とりあえずメンバーを起こすことを優先し、全員の肩を叩いて起こす。

服が破れているなどの外傷はあったが、いずれもみんな、見た感じは軽傷のようだった。

 

「イタタ…ジンさん、ここは?」

 

そうM500に聞かれ、俺は支給されていたGPSのついた小型の地図を開き、場所を確認する。

どうやら、グリフィン本部とさっきの町の間辺りのようだった。

 

「端末の電波も圏外だから使えない…どうしたもんか」

 

「とりあえず無線で救援を呼びましょう、そうすればきっと捜索隊が…」

 

そう416が言うが、俺たちの持っている無線はここからだと地図を見た限りはグリフィン本部に届きそうもなかった。

ならばと思いヘリの無線を使おうと思いコクピットを見てみるが、壊れて使い物になりそうになかった。

 

「…とりあえずここから1日2日歩いた場所に他のPMCの基地がある、そこで無線を借りよう、幸いにもみんなのバックパックに食料は1人3食分だけだがあるはずだ……あるよな?」

 

そう言うと、みんなが頷き、少しホッとする。

とりあえず移動を開始しよう…そう思い、バックパックを背負って出発しようとしていた時だった。

 

「痛いっ!……うん、やっぱり折れてるなぁ」

 

「M14、大丈夫か?」

 

「大丈夫じゃなさそうです…足が折れてるみたいで…」

 

そうM14は申し訳なさそうに言うと、そのままキャビンの壁にもたれ、動こうとしなかった。

それを見た俺はおもむろにバックパックを前にし、M14に背中を向けてしゃがみこんだ。

 

「ほら、乗れ、おぶって行ってやる」

 

「いいですよ…置いていってください、私ならバックアップで復活できますから」

 

「そんなこと言うな、全員で生きて帰るぞ、ほら、乗れ」

 

そう言いながら、乗れとジェスチャーもし続けていると、ついに折れたのか、そのまま俺に身を任せてきた。

 

「よい…しょっと、よし、行くぞ、416、道案内頼む」

 

「わかりました、完璧にこなしてみせます」

 

「M14も痛かったら言ってくれよ、おぶり方変えるから」

 

「はい…ありがとうございます…少し恥ずかしいですけど…」

 

「なに、誰か他の人に見られるわけじゃないんだ、諦めてくれ」

 

そう言い、俺たちは目的の基地へと歩き出した。

 

~~~

~~

 

「はぁ…はぁ…もうすぐか?」

 

そう軽く息切れしながら416に尋ねる。

すると、416も軽く息切れしながら、

 

「はい、もうそろそろ見えてくるはず…です」

 

そう言われ、俺はどこか肩の荷が降りた気がし、空元気にも似たテンションになりながら歩き続けた。

しばらくすると、台形の変わった形の建物の姿が見え始め、俺たちは早く休みたいとの一心でその足を早め、ついに基地の鉄の扉でできた入口へとたどり着いた。

 

「やっと…着いた…疲れたぁ!」

 

そうC96が言い、俺たちは着いたことを実感し、一気にへたり込みそうになっていた。

しかし、へたり込めるのはまだ先、無線で救援を呼んでからという現実を思い出し、気合いで持ちこたえていた。

 

謎に厳重な大きめの鉄の扉を押してみると、どうやら鍵はかかっていないようでスっと開き、中へと入ることが出来た。

中へ入ると、薄暗く、決して視界がいいとは言えなかった。

一応警戒した方がいいかもしれないと思い、俺はみんなに銃を構えてもらい、徐々に探索を開始した。

1階はどうやら見た感じ駐車場のようで、何もなく2階に続く階段と、地下へと続く階段があるのみだった。

恐らく人がいるにしても2階だろう、そう思い、416とスコーピオンに先行してもらい2階へと上がる。

すると、2階も電気がついておらず、人の気配も全くと言っていいほどなかった。

 

「…誰かいませんかー?」

 

そう言ってみるが、ただ廊下に反響するだけで、誰も出て来すらしなかった。

もう誰もいない基地になっているのかもしれない、そう思い、もう自由に探索することにした。

近くに電気をつけるパネルがあったのでボタンを押し、廊下の電気をつける。

どうやら電気は太陽光発電かなにかで生きていたようだ。

そしてなんとか無線機を見つけ、グリフィン本部の無線の周波数に合わせ、救援を求めた。

 

救援を求めてから、俺たちはドッと疲れが現れ、全員その場でへたり込んでしまった。

そのまま休憩していると、無線からザザッ…と音がし、それに続き、聞き慣れた声が聞こえてきた。

 

『あーあー、叢雲、聞こえるか?』

 

「感度良好、聞こえてますよ、指揮官」

 

『よかった、急にロストしたからどうしたもんかと、捜索隊も出したかったが安全が確保できない以上、二の舞になりかねんかったからな』

 

「ですね…近くにこの基地があって助かりました」

 

『とりあえずその基地に新しくシグマ着任する自律人形のパイロットの操縦するヘリを向かわせた、そこの屋上がヘリパッドのはずやからそこで落ち合ってくれ』

 

「了解です」

 

そう言うと無線が切れると、辺りはまたしんと静まり返った。

 

「聞こえてたな?屋上でくつろぐぞ」

 

そう言い、バックパックを前に持ち、M14をおぶって疲れた体にムチを打ち、屋上へと向かう。

そして今度こそくつろいでいると、いつの間にか寝落ちてしまっていた。

 

ヘリのダウンウォッシュで目が覚め、慌てて飛び起きる。

見てみると、ちょうどステルスホークがヘリパッドへと降りてくる所だった。

丁寧に高度を下げヘリパッドへと駐機しヘリのローターを止めると、中から2人、目の色以外瓜二つの女の子が2人降りてきた。

ゆっくりとこちらへ歩いてくると、2人息の揃った動きで敬礼し、

 

「この度配属となりました、自律人形のイチです!よろしくお願いします!」

 

「同じくこの度配属となりました、イチ姉さんの妹のニコです、よろしくお願いします」

 

と、自己紹介してきた。

 

「よろしく、隊長の叢雲だ…にしても、目の色以外瓜二つだね」

 

「うん!あたいが赤眼で、ニコが青眼だから、ちゃんと覚えてね、お兄ちゃん!」

 

「了解、頑張って覚えるよ……ってん?お兄ちゃん?俺が?」

 

そう戸惑いながら聞くと、青い目をしたニコが少し微笑みながら、

 

「そうだよ、兄さん、指揮官がそう呼んでやれって」

 

と、言ってきた。

 

「あんのハゲ指揮官めぇ……!いらんこと吹き込みやがってェ…!」

 

「まあまあジンさん、妹が2人もできたといいじゃないですか、ね?」

 

そうM14に言われ、半ば諦めながら、『お兄ちゃん』呼びを受け入れることにした。

その後は特に何かが起きたという訳でもなく、俺たちは無事、基地へと帰還することができた。

M14はというと、基地へと着いた後、整備部に修復を頼み、次の日には復帰できるそうだ。

どちらにせよ生きて帰れた事にみんな安堵し、俺たちは久々にふかふかの布団で眠りにつくことができた。

 




いかがでしたでしょうか?
RPGでヘリ落とす人ってエイム力すごいと思うんですけど実際に撃ってみたら割と当てれるんですかね?
ゲームでは当てれたりしますけど…

とまあそんなことは置いておいて、いかがでしたでしょうか?
明日は第4話が投稿予定です!
ではまた次回、お会いしましょう!

キャラ設定は

  • 1.第1話のあとがきでいい
  • 2.第1話の前に欲しい
  • 3.別に要らない
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