異世界の神様からチート能力?を貰いました。 作:名無しの兵六
本日2回目、冒険者になって2日目にして3回目の練習場の待合室。ギルドマスターとサブギルドマスターは武器を選ぶとさっさと練習場に出ていった。一方の僕たちは武器を選び終えて作戦会議中だ。
「作戦は単純明快です。僕が突っ込むのでお二人は無理のない範囲で援護をお願いします。」
「剣士である私も?」ローザさんが尋ねる。
「ローザさんには、僕が相手2人の反感を集めますので、相手の背後からの攻撃をお願いします。エミーリアさんは僕に当たってもいいのでありったけの魔法を撃ちまくって下さい。」
「任された。ところで武器はまたそれだけ?」エミーリアさんが答えながら聞いてくる。
「はい、残りは【召喚】で出します。今から衆目の中での【召喚】解禁です。それではいきましょう。」
待合室を出て練習場の中央に立つ。観覧ブースには沢山の冒険者がいる。また賭けをしているようで今回は5分5分といったようだ。さて、50m離れた反対側にはギルドマスターのアンスガーさんとサブギルドマスターのアラムさんが立っている。アラムさんは双剣。アンスガーさんは腰に佩いた長剣と槍。こちらはローザさんが長剣と丸盾。エミーリアさんは魔法杖のみ、僕はアンスガーさんと一緒でそれに弓矢が加わっただけだ。
ユリアさんが練習場に入ってくる。ざわざわとしていた周囲が静かになる。
「それでは、これより当ギルドのギルドマスターのアンスガーとサブギルドマスターのアラム対冒険者パーティシュタールヴィレの試合を始めます。勝利条件は相手の殲滅です。命の危険がある場合は、その時点で試合を中断あるいは中止します。魔法攻撃は威力にくれぐれも気を付けるように。それでは、試合開始!!」
ユリアさんが高く掲げた腕を振り下ろす。それと同時に僕が一気に走り出す。弓を構えている僕が一気に出てくるとは思わなかったようで、相手側が少し動揺するがすぐにアンスガーさんが僕目掛けて突っ込んでくる。アラムさんはローザさんに向かうようだ。
そうはさせないと矢をアラムさん目掛けて3連続で射る。勿論といっていいのか放たれた矢は全て叩き落される。僕の目の前にはアンスガーさんが槍を突進の勢いをのせ突き出してくるが、僕はそれを半身になることでかわしながら、回転しながらハイキックを頭に叩き込む。勿論、これも腕で防がれるがそのまま防いだ腕を足場にしてアラムさん目掛けて跳ぶ。僕が跳ぶと同時にアンスガーさんへ【火魔法】と【風魔法】が着弾する。エミーリアさんが放ったものだ。アンスガーさんはそれを避けるために跳ぶように後退する。
それを横目に僕は跳びながら弓に矢をつがえ、矢を射ながらアラムさんに接近する。アラムさんはローザさんを狙うのを諦めたようで、矢を叩き落としながら僕に向かってきた。作戦通りだ。あとは僕がどれだけ動きまわれるかにかかっている。
名前:ガイウス
性別:男
年齢:12
LV:33
称号:ゴブリンキラー
所属:シュタールヴィレ
経験値:35/100
体力:192(960)
筋力:194(970)
知力:193(960)
敏捷:192(960)
etc
・
・能力
・召喚能力 ・異空間収納(麻袋で偽装) ・見取り稽古 ・ステータス5倍
・経験値10倍 ・識字 ・鑑定 ・格闘術Lv.39(195)
・剣術Lv.23(115) ・槍術Lv.18(90) ・弓術Lv.29(145)
・防御術Lv.35(175) ・回避術Lv.24(120) ・ヒールLv.7(35)
・気配察知Lv.4(20) ・騎乗Lv.5(25) ・射撃術Lv.3(15)
アラムさんは双剣で攻防一体の動きをしてくる。それに惑わされないように弓から槍に持ち替えて捌いていく。アンスガーさんが魔法を撃とうとしているのが見えたので、持っている槍を弓につがえてそのまま射る。ギョッとした表情をしたアンスガーさんが槍を叩き落とす。
今、僕の目の前にアラムさん、背後にアンスガーさんと挟まれるようになっていて、ローザさんとエミーリアさんがアラムさんの背後を取っている形になっている。今のところ僕の考えた作戦通りにアンスガーさんとアラムさんの警戒を僕に向けることができている。
ローザさんも隙をついては背後から斬りかかっているが全て避けられるか防がれている。エミーリアさんの魔法による攻撃も牽制として動きを鈍らせることができているが、決定打に欠けている。
もっとだ。もっと相手に攻撃をして隙を作り出さないと。僕は残った矢を連射しながらアラムさんに向かう。すぐに矢が無くなるが気にせず弓を腰にかけ右手に長剣を握り突進する。背後ではアンスガーさんが動き出し、エミーリアさんに向かっている。エミーリアさんは魔法の集中砲火で足を止めようとしているが防がれて回避されている。
僕はアラムさんに突進しながらも左手に槍を【召喚】して、アンスガーさん目掛け投擲する。彼は槍で叩き落そうとしたが、僕の投擲の威力で彼の槍と僕の槍の両方が折れる結果となった。その結果に彼とアラムさんの動きが一瞬だけ止まる。この一瞬だけで十分だ。
わざと大振りした長剣での一撃をアラムさんに打ち込む。彼は双剣を交差させて防ぐ。すぐに長剣の柄から手を離し、格闘戦を仕掛ける。左足で右足先を踏み逃げられないようにし、拳を
アラムさんは立ち上がろうとしているが両手首が折れた今、継戦能力は無きに等しい。僕は「お二人とも後は任せました」と
撃たれた魔法を何とかして撃ち落とそうとして、長剣を【召喚】してそれに全力で魔力を込めてみる。上手くいったようで魔法を斬り落とすことができる。
「ただの木剣に魔力を込めて魔法剣にしただと!?」
さらにアンスガーさんは動揺する。そして「【魔力封入】を取得しました。【水魔法Lv.1】を取得しました。【風魔法Lv.1】を取得しました。」新しい能力を三つも取得した。【魔法】系は取得した理由は【見取り稽古】のおかげだからわかるけど、【魔力封入】は自分で行動した結果が上手くいったから取得できたのかな。
そんな無駄なことを考えていると剣を構えたアンスガーさんはすでに目の前だ。僕は走ってきた勢いをそのまま長剣の切っ先に乗せ突きを
痛みで顔を歪めるが、右手に持った長剣で反撃しようと振りかぶっている。流石だ。でも、振り下ろす前に僕の左の拳が彼の右肩に叩き込まれる。一瞬、そう一瞬だけ彼の動きが止まる。だがその一瞬で十分だ。僕よりも背の高い人を相手にする場合は急所の顔面が最も遠い。だから、アントンさんの時のように膝を破壊して僕と同じ目線まで下りてきてもらう。
鈍い音が練習場に響く。上手く膝周りを破壊できたようだ。しかし、彼の闘志は折れなかったらしい。不自然な格好になりながらも長剣を振るってくる。あの体勢だと破壊された膝周りに無理が行くだろうに。だから僕はもう片方の膝も壊した。そして蹴りを顎にお見舞いする。彼はそのままドウッと倒れた。「Lv.が36に上がりました【格闘術がLv.41】になりました。」今更上がってもなぁ。そう思いながら彼の首に長剣を沿える。
「まだしますか?」
「いや、アラムも私ももう闘える体ではない。降参しよう。」
「ギルドマスターのアンスガーとサブギルドマスターのアラムの降参により、勝者シュタールヴィレ!!」
ユリアさんの声が響く。一瞬後、観覧ブースから爆発したかのように声が上がった。「すげぇ、勝ちやがった。」「あの、ガイウスってやつがほとんど1人でやっていたけどすげえな。」「アントンさんに続いて、ギルドマスターとサブギルドマスターが負けるなんて・・・。」「かわいい顔して恐ろしい子ねぇ。」いろいろ聞こえるが試合が終わった今は後始末をしないとね。まずは【召喚】した武器を【送還】して、エミーリアさんにアラムさんの治療を僕がアンスガーさんの治療を行う。【ヒール】を取得しておいてよかった。2人の怪我を完治させた後はユリアさんを先導にして僕たち5人は待合室へと向かうのだった。
練習場の待合室に戻り装備をなおすと、そのままギルドマスターであるアンスガーさんの執務室に行くことになった。報酬もそこで支払いをしてくれるようだ。アンスガーさんを先頭に執務室へと向かう。観覧ブースから出てきた冒険者たちはみんな僕たちに道を譲ってくれる。その中で「ガイウス!!」と声をかけてくる人がいた。アントンさんだ。
「相変わらずえげつない闘い方だったが、やっぱり勝ったな。お前さんに有り金を全部かけていたおかげでウハウハだよ。」
「それはよかったです。闘い方についてはあれが僕のスタイルですので。体格が自分よりも良い方には、ああやって膝を壊して同じ目線になってもらった方が、急所を狙って闘いやすいんですよ。」
「ハハハ、今後お前さんと闘う奴がかわいそうになるな。じゃあまたな。」
そう言いながら片手をあげて去っていく。さっぱりとしている人だなぁ。今朝、負けたことを根にも持っていない。その背を見送り、執務室へ向かうため受付カウンターの中に入っていき、階段で2階へと上がる。
2階に上がってしばらく歩くと、「さぁ、ここだよ。」とアンスガーさんが扉を開け、室内へ入るよう
応接机を挟んで向かい合わせで置かれているソファに座るよう手で
執務室の扉がノックされる。アンスガーさんは相変わらず執務机で何かを探しながら「どうぞ。」と返事をする。扉があき、ユリアさんとエレさんがお茶とお茶請けを持ってきてくれた。それぞれの前に置いていると、「あった。」とアンスガーさんが何かを持って応接机のほうに戻ってきた。
「無理を聞いてもらったお礼だよ。」
と目の前に革袋が置かれる。中身を確認すると金貨が入っていた。報酬は白金貨9枚のはずだ。それにはだいぶ足りない。僕が怪訝な表情をしながら顔をあげると、
「そんな顔しなくても、これは報酬とは別だよ。報酬の白金貨9枚はしっかりと払うから安心してほしいな。」
「別といいますと?」
「さっきも言った通り無理を聞いてもらった個人的なお礼さ。臨時収入とでも思って受け取って。」
「わかりました。ありがたく頂戴します。ローザさんとエミーリアさん、これはパーティでギルドに預けようと思うんですがどうでしょう?」
「それでいいわ。」「私も。」
「では、処理の方を私がしておきましょう。」
とエレさんが名乗り出てくれた。「お願いします。」と言い革袋と3人分の預かり証を彼女に渡す。彼女はそれらを受け取ると一礼して執務室を退出した。残ったのは僕たち3人とアンスガーさん、アラムさん、ユリアさんの6人だ。
「さて、今回の試合はとても有意義なものであった。シュタールヴィレの実力、特にガイウス君の能力の一端を知ることができた。私やアラムでは手も足も出ないほどの実力を持っており、どこからともなく武器を取り出すことができる能力を持っている。ガイウス君、君は【収納】の能力を持っているのではないかな?」
真正面から目を見て話される。空気が張り詰める。確かに【収納】の能力は持っている。しかし、明かすつもりは今は無い。だからとぼけることにした。
「【収納】とは?一体何のことですか?」
「【収納】とは、その能力者によって容量は変わるが、ありとあらゆるモノを異空間に収納できる能力のことだよ。知らないかい?」
「知りませんね。というかそんな能力持ってませんし。」
「ふむ、なら何故、何もないところから武器が出てきたのかな?教えてくれないかい?」
僕は両隣の2人に対して頷き、【召喚】の能力を話すことにした。
「【収納】は使えませんが、僕は【召喚】が使えるんです。試してみましょうか。」
そう言って、張り詰めた空気の中で地球にもいるであろう「猫」を召喚する。応接机の中心に魔法陣と光が現れ、光が消えると一匹の黒猫が座っていた。
「ほう、確かに。【召喚】の能力のようだ。アラムはどう思う?」
「私も今まで見たことのある【召喚】と同じように思えるね。」
「それではもういいですね。【送還】」
猫が魔法陣と共に消えていく。すると今まで張り詰めていた空気が弛緩する。
「いやぁ、すまないね。もし君が【収納】の能力を持っているなら、私個人として父であるアルムガルト辺境伯に報告しないと、と思ってね。」
「ギルドは冒険者の個人情報をそんな簡単に外に漏らすんですか?」
「いや、ギルドは個人情報の管理はきっちりとしているよ。ただ、さっきも言ったように私個人が知りえた情報、今回で言えば君たちとの試合で得た情報だね。これについては何の制限も無い。どうとでもできる。」
「屁理屈ですね。でも、そうですね人の口には戸が立てられないですから。」
「まさにその通り。今回の呼び出しの理由はこの文書のことなんだ。」
アンスガーさんはそう言いながら封筒を机の上に置く。そこで僕はハッとする。さっきも言っていたではないか、個人で知りえた情報はどうとでもできると。
「まさか、その封筒の中身は・・・!?」
「フフフ、おそらくは君が思っているまさかさ。父に、冒険者としての私個人の目から見た君のことを紹介する文書が入っている。そして今回の試合の内容についても追記するつもりだよ。」
「ファッ!?やめてください!!辺境伯様に僕を紹介するなんて!!僕は一冒険者として平和にほのぼのと暮らしたいんです!!!!」
すぐに拒否をする。アラムさんがボソッと「冒険者になっている時点で平和とほのぼのとはほど遠いけどね~」と言っているが気にしない。あぁ、なんでこんなことに。頭を抱えてしまう。
「あのね、ガイウス君。冒険者になる前に通りがかりで盗賊団を殲滅して、なおかつテストとはいえ衛兵隊長のドルスさんを一方的に倒し、さらに冒険者になって二日目には試合で準3級のアントンさんを倒し、その日の午後にはゴブリンキングのいる集落を殲滅して移動がてらロックウルフとかを討伐して無傷で帰って来る。さらに疲れているだろう状態でそのままギルドマスターとサブギルドマスターに試合で勝ってしまうなんて普通は無いのよ。そんなことができる人物は、ギルドマスターが辺境伯に教えなくても自然と耳に入って、呼び出しが絶対に来るわ。」
ユリアさんにそう言われると、確かにこの2日間の僕の行動は冒険者なり立てとは言い難い結果を出している。諦めるしかないのかとうなだれていると、ユリアさんが続けて言う。
「辺境伯に呼び出しを受ける前に、ギルドマスターの紹介で会っていた方がいいわ。紹介状の中にガイウス君とパーティメンバー、知人と行くと付け加えてもらえれば、貴方1人で辺境伯に会わなくてもいいかもしれないわよ。」
その言葉を受け、僕はアンスガーさんの方に目を向ける。彼は頷き、
「もちろん、辺境伯である父に君が1人で会うことにならないようにしよう。書状にもその
あれ、いつの間にかなんか辺境伯様に会う流れになっている。しまった・・・。
結局、辺境伯様からの返事がきたらその内容次第で会うことになった。一緒に行くのは辺境伯次男でギルドマスターのアンスガーさんはもちろん、ローザさんとエミーリアさん、そしてなぜかユリアさん。
ユリアさん曰く「久しぶりにダヴィド様(辺境伯様のお名前らしい)にお会いしたい」とのことだった。なんか怖い笑みを浮かべていたけど僕はなんも見ていない。そして、面白半分怖さ半分でアンスガーさん達との試合前に彼女のステータスを鑑定しなければよかったと後悔していた。絶対何か起こるよ・・・。
その後は、雑談をしながらお茶とお茶菓子をいただいているうちに、エレさんが戻ってきて預かり証を返してくれた。また、報酬の白金貨9枚も3等分して革袋に入れて持ってきてくれた。3枚のうち1枚は金貨100枚に両替してくれているようだった。町の買い物で白金貨なんてなかなか使う機会無いからね。この対応はありがたい。
もうすでに窓から太陽は見えなくなっていた。そう、この執務室にも高価な透明ガラスがはめ込められた窓があるのだ。僕は(絶対に実家に透明ガラス入りの窓を付けるんだ)と気持ちをあらたにした。
さて、日がもうほとんど落ちてきたということは今は5時過ぎくらいだろうか。すると“ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン”と音が背後から聞こえた。「おや、もう5時か」とアンスガーさんが言う。「今のは?」と僕が尋ねると、僕の背後を指さし、
「時計だよ。初めて見たかな?」
「いえ、教会にもありましたから見たことはあります。しかし、今のみたいに音で時間を伝えることはしませんでした。代わりに教会の鐘が時間を教えてくれていました。もしかすると、村長さんとか裕福な家庭にはあったのでしょうけど、僕の家はしがない農家兼畜産家なので時計はありませんでした。」
「ふむ、ならこれは見たことあるかな?」
そう言いながらアンスガーさんは懐から丸いものを取り出して、スイッチを押した。すると半分が開き、時計の文字盤が出てきた。
「懐中時計というものだよ。最近、といってもここ10年くらいかな。そのぐらいから出回り始めたものだね。」
「お高いんですか?」
「まぁね。モノにもよるけど高いよ。ただここのネジを巻きさえすれば、何処でも時間がわかるから便利ではあるね。」
ほぉーっと感心したように見ていると、アンスガーさんが「私のお古で良ければ、あげようか?」などと聞いてきた。僕はそれを「冒険者ですので自分の報酬で手に入れたいと思います。」と返事をした。アンスガーさんは笑いながら頷くと懐中時計を懐にしまった。
「さて、もう夕食の時間になるわけだが、ガイウス君たちはどこかで食べるか決まっているのかな?決まっていないのなら、もう少し話をしたいからご一緒したいのだが。」
「すみません。今、みんなで泊まっている宿で夕食も出るのでそちらで食べようかと。お誘いに応えられず申し訳ありません。」
もう、これ以上話をすると色々とボロを出しそうになるから早く『鷹の止まり木亭』に戻りたい。アンスガーさんは「そうか。残念だね。」と言って、諦めてくれた。
「それでは、僕たちはここらで失礼します。」
と言って席を立ち出ていこうとすると、アラムさんから、
「そう言えば、泊まっている宿の名前を教えてくれるかな?辺境伯様から返事が来た時になるべく早く伝えたいから。」
「『鷹の止まり木亭』よ。」
僕の代わりにローザさんが答えてくれる。アラムさんは「わかった。ありがとう。」と言って、扉を開けてくれた。僕たちはアンスガーさん達に頭を下げ退出した。
そうして、僕たちは『鷹の止まり木亭』に戻ってきた。装備を部屋に置いて併設されている食堂に集まり、夕食を摂った。その後、ローザさんとエミーリアさんは果実酒とつまみを頼み、僕は果実水を頼んで今後のパーティの活動方針について話し合った。
結果としては、辺境伯様の返事が来るまでは町から離れるような
しかし、我ながら今日も濃い1日を過ごしたものだとシャワーを浴びながら思う。そう、『鷹の止まり木亭』には、ある一定程度以上のランクの個室にはシャワーとトイレが備わっているんだ。どっちも魔道具だから高価なんだろうなぁと思いながら体を洗う。ただ、残念なのはシャワーヘッドが壁に固定されているから、顔を洗ったりするのは1階に下りて井戸で済ませなければならないところかなぁ。でも、シャワーとかトイレとか付けたのも最近ということなので時が経てば、また使いやすく改築していくのかもしれない。
さっぱりとした状態でベッドに寝そべる。そのまま瞼が重くなり僕は眠りについた。しかし、眠りについても僕には休む暇は無いようだ。
なんでかって?だって、今、目の前で地球の神様が僕に向かって土下座して、その頭をフォルトゥナ様が踏みつけている光景を見ているからさ。
見てくださりありがとうございました。
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