異世界の神様からチート能力?を貰いました。   作:名無しの兵六

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第17話 神様からの謝罪

この空間ってそうホイホイと僕みたいな人が入っていいのかな。踏みつけられている地球の神様と踏みつけているフォルトゥナ様を見ながらそう思う。

 

「さて、ガイウス。1日ぶりね。貴方の活躍は見ていましたよ。私たちが授けた能力に(おご)ることなく、冒険者としての生活を送れているようね。」

 

「はい、フォルトゥナ様。地球の神様とフォルトゥナ様の授けてくださった能力のおかげで、初日は盗賊を討伐できましたし、2日目にはゴブリンの集落を殲滅することができました。」

 

 僕は(こうべ)を垂れながら、フォルトゥナ様に答える。途中、地球の神様が「やっぱり、俺のおかげ・・・。」と口を開いたら、フォルトゥナ様が力一杯に踏みつけなおして“ドゴォッ!!”と音ともに床?にめり込んだ。

 

「顔をあげなさいよ。しかしながら、私たちの授けた能力で厄介なことに巻き込まれもしてるわね。謝罪するわ。」

 

 フォルトゥナ様が頭を下げる。地球の神様は床から引っこ抜かれ無理やり頭を掴まれ下げさせられていた。なんか地球の神様のほうからミシミシという音が聞こえるけど、気にしない。無視しとこう。

 

「そんな、フォルトゥナ様に謝っていただくことなんて何も。この能力のおかげで、ローザさんとエミーリアさんにも出会えてパーティを組めましたし、俗なことを言うようですがお金もだいぶ貯まりました。感謝はすれど恨むことはありません。」

 

「本当に優しい子だこと。貴方を此処の空間に呼んだのは謝罪をするということもあったのだけど、なぜ、コイツが貴方に能力を授けたのかその理由を説明しようと思ってね。」

 

 フォルトゥナ様は“コイツ”のところで、また、地球の神様の頭を床にたたきつけていた。あまりの威力に床が震える。「【格闘術がLv.42】になりました。」あっLv上がった。フォルトゥナ様はまた地球の神様の頭を踏みつけ、

 

「コイツは自分の世界から異世界転生や転移する魂が多いから、意趣返しをしようと思って魂の器の大きくて若い貴方に目を付けて能力を与えたみたいね。」

 

「そうなんだ。俺の管理する地球、特に日本という国では物語の影響で、死んだりして魂が肉体から離れたら異世界転生や転移できると信じているものが多い。そのせいで、他の世界に優秀な魂が流れていくことがあるんだ。昔、他の世界から地球に魂を引っ張ってきたこともあったけど、地球から流れる魂ほど周囲に与える影響は大きくなかった。もちろん、かれらが悪いわけではないんだけどね。」

 

 ガバっと地球の神様が頭を上げて言った。フォルトゥナ様はバランスが崩され尻もちをついている。立ち上がりながら「このバカ!!急に起き上がるな!!」と怒鳴っていた。地球の神様は「ごめん、ごめん」と謝りながら、

 

「それで、話の続きだけどね。俺の世界から異世界転生・転移した者たちは、大なり小なりその世界の神々から特別な能力、いわゆるチートを授かっていてね。いや、俺も地球に転生・転移した者たちには能力をあげていたんだよ。でも、天才とか英雄と呼ばれる者たちは良かったけど、化け物として討たれる者が出てきた辺りで、あまり強力な能力を授けることはやめたんだ。なぜという顔をしているね。こっちの都合で転生・転移した魂が傷ついていくことを見るのがつらくてね。」

 

 はあ、そんなことがあったのかぁ。軽薄そうに見えるけど地球の神様もしっかりと神様をしていたんだね。

 

「だから、地球に近い世界でそれなりに若くて大きい魂の器に能力を授けて、その成長過程を見てみたいと思ってね。そうしたら、ちょうどフォルトゥナの管理する世界にその条件に当てはまる魂があったもんだから、能力を授けたわけ。そう、君のことだよ。ガイウス。君のこの2日間の行動を見て俺の目に間違いは無かったと思っている。」

 

「それは、期待に沿えたようで何よりです。えっと、失礼ですけど、謝罪とそのことを言いたくて、僕をこの空間に呼んだんですか?」

 

 すると、2人の神様は顔を見合わせ、フォルトゥナ様が口を開いた。

 

「非常に悔しいことだけど、私もあなたの今後の活躍が気になってね。このバカと話し合った結果、新たな能力を授けようと思うの。受け入れてくれるかしら。」

 

「えーっと、内容にもよりますが。」

 

「えぇ、そうよね。授ける能力は【不老不死】よ。」

 

「えっ!?」

 




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