異世界の神様からチート能力?を貰いました。   作:名無しの兵六

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第38話 調査報告と討伐終了報告

 戻ってきました冒険者ギルド。扉を開けて入った瞬間に、冒険者の皆さんの視線が刺さる。確かに、フード付き外套で、顔を隠した人を8人も引き連れているわけだから、視線も集まるか。だけど、ボソッと聞こえる「またガイウスさんだよ・・・。」ってどういう意味かな、かな?

 

 まぁ、いいや。受付カウンターにササっと移動だ。メリナさんがいたけど、すぐにユリアさんが出てきて、隣のカウンターに移動した。

 

「ユリアさん。調査報告ですけど、今ここで大丈夫ですか?」

 

「いいえ、ダメです。先程、アントンさんから調査報告を受けましたが、「オークの巣は発見できなかった。ただ、轟音と共に現れた変な形をした鳥が飛竜(ワイバーン)を狩っていたから、新種の魔物かと思って取り敢えず急いで戻ってきた。」と報告してくれました。絶っっっ対にガイウス君が関わっていますよね?ギルドマスターの執務室までお願いします。シュタールヴィレの3人と後ろの外套を羽織っている8人もです。いいですね。」

 

「ハイ。」

 

 背後に鬼が揺らめく笑顔に、僕は素直に頷くしかなかった。しずしずとユリアさんの後ろを着いて行き、階段を上がりギルドマスター執務室へ向かう。ユリアさんが執務室の扉をノックすると、「どうぞ。」とギルドマスターのアンスガーさんの声が聞こえた。

 

 「失礼します。」とユリアさんが扉を開け、

 

「シュタールヴィレが帰還しましたので、直接の報告をと思いまして、連れてきました。」と、アンスガーさんにつげた。すぐに、

 

「入ってもらってください。それと、お茶と茶菓子の準備を人数分。どうやら拾いモノをしてきたようですから。」

 

「わかりました。では、みなさん中へお入りください。」

 

 そう言って、ユリアさんは1階に戻っていった。さすがはアンスガーさん、僕たち“シュタールヴィレ”だけでないと【気配察知】で気付いた。僕たちは「失礼します。」と言って、執務室に入る。すぐにアンスガーさんに席を勧められたので席についた。ちなみに、“ドーンライト”の人たちは、ここまでの流れについてこれてないのか立ったままだ。

 

「後ろのお嬢さん方も座るといい。それとも外套を室内でも羽織っているということは、何かわけありかな?」

 

 さすが、アンスガーさん鋭い。僕は“ドーンライト”の面々がオークに捕まり、【ヒール】で治療はしたが、装備や服装がボロボロだということを伝えた。アンスガーさんは額に手を当てながら、

 

「ガイウス君、そういうのは早く伝えるべきだ。いや、今回はその暇が無かったか。ユリアさん彼女たちをお願いします。」

 

「わかりました。みなさんこちらへ。」

 

 いつの間にか、ユリアさんとエレさんが来ていて、4人分のお茶とお茶菓子を置いたら、“ドーンライト”を別室に連れていった。

 

「さて、それでは、報告をしてもらおうかな。調査報告をお願いするよ。」

 

 アンスガーさんがメモ用紙を広げながら聞いてきた。ローザさんとエミーリアさんが僕を見たので、僕の口から報告することになった。

 

「まず、調査報告ですが、オークの大規模集落がありました。周りは石壁によって囲まれ、門と見張り台があり、門兵もいました。率いていたのはオークロードでした。集落にいたオークの総数は子供と雌まで合わせると、3,784体(1000体程度と思っていたが【収納】した瞬間に計測され3,784体とわかった。)でした。また、先に戻られたアントンさんが報告した、飛竜(ワイバーン)を墜とした“轟音と共に現れた変な形をした鳥“は、僕が【召喚】したモノです。新種の魔物ではありませんのでご安心ください。」

 

「全て過去形ということは・・・。」

 

「はい、殲滅しました。一切合切を破壊しつくしました。“ドーンライト”が証言を保証してくれるでしょう。それに、市場に大量のオーク肉を提供できますよ。」

 

 僕は笑いながら答えた。一方のアンスガーさんは、メモ用紙に要点を記入しながら口の(はし)をヒクつかせている。

 

「それでは、討伐は終了したということだね。」

 

 僕は首肯する。アンスガーさんは深いため息をつきながら、

 

「では、討伐終了報告をお願いしようかな。討伐証明部位とかは魔法袋の中だろうから、あとで“処理・解体室”へお願いね。」

 

「わかりました。それでは、討伐終了報告をさせていただきます。まず、僕の【召喚】した索敵能力に()けた鉄の鳥たちにてオークの集落を捜索、大規模集落を発見しました。その後に集落の近くの開けた場所にて、1,500の援軍を【召喚】しました。また、この際に飛竜(ワイバーン)が現れたので、攻撃に()けた鉄の鳥を【召喚】し、飛竜(ワイバーン)を墜としました。」

 

 ここで一旦区切り、お茶を飲み、のどを潤す。

 

「その後、【召喚】した1,500の援軍と共に、オークの大規模集落に攻撃を開始しました。まずは、僕とエミーリアさんの魔法攻撃で門を破壊。そして、待ち構えているオーク達に対して攻撃を開始、突撃にて前衛を蹂躙しました。突撃後は部隊を分け、僕たちシュタールヴィレを中心とした部隊で、オークロードがいるであろう中枢区画へと向かいました。上位種たちによる防壁がありましたが、これを突破。直後、“ドーンライト”を用いた人質の盾を使用してきましたが、これも、“ドーンライト”メンバーを全員救出することで打ち破り、最後は、僕とオークロードの一騎打ちで、オークロードを討ち取りました。その後は、敗残兵狩りを行い、オークを一体も残らず討ち取りました。ちなみに戦死者は無しです。」

 

 話し終わると、アンスガーさんはメモを取りながら遠い目をしていた。ふむ、これは、また僕がやらかしちゃった感じかな。




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