ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

105 / 120
第104話

敵本拠地周辺の基地をかなり回った頃、いきなり通信が入る。 40達と共に物陰に隠れ通信にでる

 

『こちらトウラベ』

 

『アコナイト指揮官、本部から通信が......』

 

『ふむ...... 繋いでくれ』

 

通信にでると、明らかに通信をしたくなかったような声をしたシーアに繋がる。 こちらの位置などがバレる可能性もある為、シーアには緊急事態以外通信は控えるように言ってあるが、通信が来たということは緊急性の高いものだろう。 本部からと言う時点で大体想像はつくのだが

 

『こちらトウラベ』

 

『私だ』

 

『クルーガー社長、ですか』

 

やはりと言うか、なんと言うか。 今回のこの情報を抜き取るのを依頼してきたのはクルーガー社長。 こうやって別働隊が動いていると知っているのはヘタをするとクルーガー社長だけだ、ならば本部からと言われても、一人に絞られるわけだ。 そして、このタイミングで通信をしてくると言うことは

 

『追加で任務というわけですね』

 

『その通りだ。 内容はAR小隊の救出だ、理由はわかるな?』

 

『受けるか受けないかは、こちらの判断だと思うが...... 報酬は?』

 

『君にとって富や名声など欲していないだろうからな...... ともかくともかく、こちらで用意できるものであればなんでも用意しよう』

 

『まぁ、そこら辺が妥当か。 まぁ、受けるとしよう、こちらも上手くやりすぎた』

 

『・・・・・・』

 

最後の俺の皮肉には反応せず、クルーガー社長は通信を切った。 そして、俺は全員を見回す

 

「全員通信は聞いていたな? 暴れてもいいのだが、今回の目的はあくまでAR小隊の救出だ、そこのところを忘れるなよ?」

 

「それ、一番忘れそうなの指揮官よね?」

 

「まあまあ45、それより作戦会議始めよう?」

 

~RO635 視点~

 

敵の数が多すぎる、このままじゃ脱出も...... 指揮官が外で陽動をかけているはずだけど、敵は釣られている様子もない。 こんな時にM16も居ないし!

 

「もう、なんなのよ!」

 

「RO? どう、したの?」

 

「あぁ、なんでもないわよSOPMOD」

 

「ん」

 

思わず叫んでしまったけれど、SOPMODの声を聞いて、少しは冷静になれた。 私はデータの取得が終わりSOPMODより一足先にこちらに帰ってきたけど、そこに私達を見ているはずのM16は居なかった。 ちゃんと一声かけるように言っておいたのに。 とは言え、敵を見つければここに急いで戻ってくると思うので、敵に見つかっては居ないのだろうけど...... そんなことを考えて居ると、M16が帰ってくる

 

「M16!」

 

「RO、もう終わってたのか早いな」

 

「早いなではありません!何度言ったら!」

 

「仕方ないだろう、基地内の敵が時間を経るごとに多くなって居るんだ、気がついたら囲まれていたなんて事態になれば、全滅など必須だぞ?」

 

「それは......」

 

M16が言うことはわかっているが、それでも

 

「とは言え、だ。 勝手に見回っていたことは謝ろう、すまなかった」

 

「・・・・・・いいですよ、もう」

 

そんな私の態度に苦笑を浮かべるm16。 なんですかその顔は、まるで私が悪いみたいじゃないですか。 そんな事を考えていると、後ろからすごい音がした。 そちらを見てみると、SOPMODが床に倒れていた

 

「SOPMOD!?」

 

私は急いでSOPMODに駆け寄り、体を起こす。 どうやら異常はないみたいだけど…

 

「多分、今までDLにキャッシュを割かれていたからいきなり動いて体がついていかなかったんだろう。 ともかく、DLは終わったのかSOPMOD」

 

「アイタタタタ...... うん、情報は抜いてペルシカのところに送っておいたよ」

 

「なら任務は完了だな」

 

「急いで脱出しましょう」

 

~RO635 視点 end~

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。