ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第106話

「それにしても珍しいな、お前達が俺と共に来るとは」

 

FAL達を外に待機させ、40達を施設内に入らせた後、バレないように予定地点へと移動していた。 警備は厳しいものの、意外と抜け道や死角もあり予定地点への移動は苦ではない。 もっとも、気を抜けばバレるだろうが。

 

「効率的に考えた結果よ。 AR小隊の位置を掴んでいるのは40だけ、囮役をするなら身軽な私と火力担当の416が必要でしょ?」

 

「別に40がお前にAR小隊の補足方法を教えればお前でも出来るだろう? 火力はまぁ、416が適任ではあるが」

 

そう俺が言えば、視界の隅に見えていた416がすまし顔で軽く頭を下げていた

 

「あら? 私より40の方がよかったかしら? まぁ、指揮官の言う通りなんだけど。 ああいう繊細なハッキングは40の方が得意だもの、40に任せた方が確実なの」

 

「なるほど」

 

俺はその言葉に納得し、手に持つ銃をチェックする。 この頃コイツらに関わるようになってから銃の手入れをし始めたが、やはり使い心地は余り変わらない。 二人も俺につられ自分の銃をチェックし始める。 予定のポイントに移動も終わり、後は40達の合図を待つだけだ

 

~RO635 視点~

 

部屋から出る前に少しでも情報をと思い情報を探っていると、待っていたのは絶望だった。 元々予定していた脱出ルートを使えず、予備プランは敵が多すぎて成功率は半々と言ったところ。 強行突破も考えたけどこちらは三人、誰かが犠牲になるなんて到底認められない。 その事をM16に相談するも

 

「・・・・・・仕方あるまい」

 

そう言って考え込んでしまう。 こういう時、貴女ならどうしていたのですか、M4。 そんな現実逃避に似た事を考えていると、足音が聞こえてくる。 SOPMODやM16と顔を見合わせ、全員で銃を構える。 足音はこちらに迫ってきている。 どうしてバレた、いつバレたと思考がぐちゃぐちゃになるが、なんとかそれを表に出さずこの部屋唯一の出入り口を注視する。 一歩二歩と近づいて、扉の前で止まる。 そして

 

「ヤッホー、今から入るけど味方だから撃たないでねAR小隊のみんな」

 

そんな間の抜けた声をしながら入ってくる。 思わず引き金指に力を込めようとするけど、すんでのところでM16が手をあげる

 

「・・・・・・味方だ」

 

その言葉に安堵するとともに、違和感を覚える。 今回のこの任務、指揮官の部隊以外は居ないはずだ、それなのに味方? 注視して味方の三人を見てみるものの、グリフィンのデータベースには見当たらない。 なのに何故味方などとわかるのか、私が困惑していると、先頭に立つ人形が笑った気がした

 

~RO635視点 end~

 

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