ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
「来たか」
「あちゃー、アンタ達の方が早かったね。 ごめんね、待たせちゃって」
全力で逃げていた為、意外にも40達より早く目標地点についてしまい、周囲を警戒しながら40達を待っていればそれから程なくして40達が姿を現した。 だが、救出対象が一体足らない
「それは構わないけど、M16は?」
「あー、それがねぇ......」
そうM16A1が居ないのである。 気になった45が聞くも、40は面倒そうに答えた。 つまり話を要約すれば、こちらのハッキングが確実に脱出できる手段ではない以上、AR小隊の脱出プランに従い制御室を物理的に破壊しに行ったと言うことだった
「どうするの指揮官?」
俺に指示を求めてくる45に頭が痛くなってくる。 ハッキングが通じないなら、この大きな門を物理的に破壊すればいい話だ、別にそんな危険を犯す必要もない。 とは言え、そんな事をM16A1が知るはずもない。 だが、40の言い方だと、一人で行動したがっていた、と言うことはM16A1にそう命令した人物が居るはずだ。 まぁ、予想はつくがな
「ともかく、最重要なデータを持っているのはこの二人だ、彼女等は確実に撤退させる必要がある」
「私も同意見よ」
俺と45は頷き、40を見る。 40は頷くと門の近くにあるコントロールパネルを操作し、大きな門が開き始める。 その音につられ、鉄血の人形が集まり始める
「さっさと脱出しろAR小隊。 脱出用のヘリもこちらへ向かっている、後はウチの人形の指示に従いつつ逃げれば、問題なくヘリに乗れるだろう」
「あのトウラベ指揮官、M16は?」
遠慮がちに聞いてくるAR小隊の臨時隊長。 その言葉に、敵からの攻撃が始まり遮蔽物に身を隠しながら、答える
「一応待ってはみるが、どうだかな。 早く行け、出られなくなるぞ」
そう言いつつ攻撃を開始する。 正直言ってAR小隊は邪魔なのだ、早くこのエリアから出て行ってもらいたい。 まぁ、殿がFALなので無理矢理連れて行くと思うが。 そんな事を考えていると、門が閉まり始める。 もっとも、40が操作をして閉めているだけなので脱出事態は問題はない
「416、榴弾の残数は?」
「通常のものは二発、特殊弾頭の方は使用していません」
「両方とも使え。 特殊弾頭は残すようにして敵を殲滅する」
幾ら敵の本拠地とは言え、数には限りがあるはずだ。 よほどの馬鹿でもない限り、ここに全戦力投入などしないだろう。 事実、敵の数は多かったものの、増援に来る数は確実に減っている
「了解しました」
そう言って416は特殊弾頭の榴弾を発射する。