ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
夜になり、安い宿に泊まることにした俺と40。 安い宿ではあるが、防犯に関しては40がいるので何も問題はない。
そんなわけで昼間のカフェでは出来なかった話をしていた
「それで、何をする気なんだ?」
「グリフィンのデータベースにアクセスした時、面白い情報を見つけてね?」
そう言って俺にタブレットを見せてくる40。
内容を流し読みすると、金の動きと戦術人形の情報だった
「この情報自体はこの地区のを統治してるグリフィン基地のものなんだけど、本部の方の情報によると」
そう言って次の情報をタブレットに表示する。 そこには、人形の密輸をしている集団が増えつつあるとされていた。 日付は一月くらい前かららしい
「あの事件の影響で金のある奴らに流しているんだろうが、何かあるのか?」
「この近くに、それらしい集団がいるっぽいんだよねぇ」
そう言ってタブレットを操作し、改めて俺に見せてくる40。 これは、ドローンからの映像のようだ。
トラックとそれを囲むように護衛が数人。 しばらく歩いていたものの、積荷を降ろし始めトラックはそのまま走り去っていった。 残ったのは積荷と護衛数人だ。 護衛の方をよく見ると、一人が無線を使っていた。 それからすぐに走り去ったトラックと別方向から、トラックがやってくる。 そのトラックは護衛集団と積荷を回収し、走り去る。 ドローンもその後を追うが、そこまで距離が離れていない崩れたビル群の一角で止まる。 そして護衛や運転手などが車から降り始め、中から現れた者たちが積み荷を運んでいく
「で、この連中にぶつけるのか?」
「まぁ、そうなるかな」
「いいのか、
「このままだと、そこら辺のごろつきに間違えられそうだしね」
またもタブレットを操作し、情報を見せてくる。 これはこの街を統治しているグリフィンのもののようだ。 それによると、グリフィンの物資には手を出していないもの、一部恵まれている者たちに
「それで、どう動く?」
「
「そんなにうまく行くものかねぇ......」
「食いついてくると思うよ? 今のあたいは別にしても、人形だからメンテナンスは必須だし。 それに、何をやるにもお金はかかるでしょ? それでさっきの話に戻るけどアコナイトには、二人に知られないように補佐してあげて」
「・・・・・・はぁ、何も言うまい。 一応は協力してやろう」
「ありがとね、アコナイト」
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~???視点~
「さて、準備して」
「いきなりね」
彼女に声をかけると、銃の手入れをやめ不機嫌そうに眉をしかめる。
まぁ、何時ものことと私は何か言いたげな視線を受け流す
「仕事の時間よ」
「追剥のかしら?」
皮肉気に笑う彼女に、私は笑顔を浮かべてこう返した
「言ってるでしょ、
「・・・・・・どういうことよ」
それまでのどこか捻れたような態度から一転、真顔になる彼女
「さっき、ちょっとのぞき見してたらコンタクトがあってね? それで依頼されたのよ」
「コンタクトって、アンタ!」
掴みかかって来ようとする彼女だけど、その前に彼女の手の届く範囲ら素早く離れる。 彼女は悔しそうな顔をする
「もう、怒らないでよ」
「これで冷静でいられるアンタがおかしいのよ!!私たちの居場所がバレたんでしょ、存在も!」
「そうね。 でも、貴方が想像しているようなことはないと思うわよ?」
「は?」
ポカンとした顔をする彼女に、思わず笑ってしまいそうになるけど我慢だ我慢
「私たちの存在を知っていて、今この瞬間も何も仕掛けてこないでしょ? そもそも、私たちが危惧している相手なら、こんなまどろっこしい真似をする必要ないでしょ?」
「それは、そうだけど......」
「わかってくれて、私も嬉しいわ。 それで依頼の方だけど、私たちにとっても悪い話じゃない」
そう言ってタブレットを投げ渡す。 彼女は特に焦りもせずに内容をチェックし、顔をしかめていく
「密輸業者の殲滅、ねぇ......」
「実は前から調べてたのよ、こいつ等のこと。 だから、どの程度の規模かっていうのは知ってる。 私たち二人なら無理だろうけど、依頼主によれば戦力を用意してくれるって話だし」
「・・・・・・」
「いろいろ言いたそうね? これでもいろいろ考えたのよ?」
「・・・・・・ふん」
彼女は鼻を鳴らすと、メンテナンスを終え、準備を始める。 さて、私も準備をしなくちゃ