ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第109話

「40、最後の救出対象は何処にいるんだ」

 

増援もひと段落し、とどめを刺した最後の鉄血人形から剣を引き抜きつつ、近くにいる40に聞く。 殲滅に少し時間をかけてしまったが、全員が無事なようなら問題ないだろう

 

「後は追えるけど、何処に向かっているかまではわからないかな」

 

「構わん、案内してくれ」

 

全員に集まるように声をかけつつ、M16A1の保護をするため歩き始める

 

~M16A1 視点~

 

「戦闘音が止んだ? 向こうの戦闘が終わったのか?」

 

『すごいわねあの指揮官、人形達に混じって戦闘していたわよ』

 

「トウラベ・アコナイト指揮官だったか?」

 

『そうよ。 あの任務で貴女達を助けてグリフィンに入り、この短期間であり得ない功績を挙げている、ね。 もっとも、その功績はほとんどエルピーダ指揮官のものになってるけどね』

 

楽しそうなペルシカの声を聞きつつ、私は信号の下に歩いていく。 私の記憶にないはずなのに、見覚えがあるこの通路。 人形だから、忘れると言うことはないはずなのだが。 ペルシカは何か知っているようだが、聞いても教える気がないだろう

 

「それで、外の状況は?」

 

ペルシカの話を聞き流しつつ、話の切れたタイミングで外の状況を聞く

 

『SOPMODとROはさっきも言った通りトウラベ指揮官に保護されて脱出完了、ヘリでこちらに帰ってくる途中よ』

 

「・・・・・・そうか」

 

思い出すのは別れる前、不安そうな顔をしていた二人だった。 SOPMODは私のやる事をわかっていたし、ROはもっといい案があったのではないかと悔やんでいた。 最終的にはペルシカやUMP40 の説得もあり、ROが折れたが

 

『で、トウラベ指揮官なのだけど』

 

「何かあったのか?」

 

『その建物内に入って行ったわ』

 

「!それは私を追ってと言うことか? それとも......」

 

『どうでしょうね、彼はクルーガーから個人的に依頼を受けていたみたいだし。 彼らも情報を欲しているのか、それともアナタを助けに来たのか』

 

「ふん、ご苦労なことだ」

 

元より覚悟は決めている。 ROやSOPMODには悪いが、例えここで死ぬことになろうとも、M4が目覚めるのなら。 そんな覚悟を持って信号が発信されている部屋の扉を開ける。 敵が出てくることはなく、あるのは何かの装置だった。 ペルシカに言われた通り記録されていた録画データを保存するストレージを探し当てたのは良かったものの、鉄血の最高ランクのセキュリティに、私は傘のデータが入ったアンプルを見ていた

 

『それを刺せばもとに戻れないわよ』

 

「もとより覚悟の上だ」

 

そう言ってトランジスタをみる

 

「まったく、ようやく見つけた」

 

そんな声と同時に、私の意識は暗転した

 

~M16A1 視点 end~

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