ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

113 / 120
第112話

まだ正確な命令は下ってないものの、きたる軍との共同作戦の為、それぞれの地区の基地が色々と忙しい中俺は部隊を率いて遊んでいた。 正確に言うなら、稼働が確認されている鉄血のハイエンドモデルである、デストロイアー、ドリーマーの目撃情報を元に捜索しているのだが

 

「ここもハズレか」

 

「ハズレって言うか、居た形跡はあるけど姿は見えないね」

 

「姿が無ければハズレだ」

 

廃屋の中に足跡などの痕跡はあるものの、肝心なハイエンドモデル達の姿が見えない。 40も屈んで足跡を見ていたもののすぐに切り替え、タブレットからドローンを操作していた

 

「ここら辺は森も多いから探すのも一苦労だよ」

 

「軍との共同作戦があるから、どこの基地も部隊を出すのを控えているから大した目撃情報もないしな」

 

廃屋を出ると、FALが俺たちに気がついたのか寄ってくる

 

「それで、どうだったのかしら?」

 

「ハズレだ」

 

「そ。 まぁ、そんなに簡単に見つかるとも思ってないけど」

 

俺の返事にヤレヤレみたいな感じの返しをするFAL

 

「ともかく、ここらへんの鉄血は殲滅完了よ」

 

「各隊の状態は?」

 

「特に問題なし。 残弾が少し心許ない子達も居るけど、まだ大丈夫よ」

 

「別に無理をする必要もあるまい、基地に帰還するぞ」

 

「了解」

 

背を向け、その場を後にする。 基地からは少し遠いが、まぁ、なんとかなるだろう。 どちらにしろ、あちらの目的も俺なのだろうからな

 

基地に帰るとそれぞれの部隊に労いの言葉をかけ、司令室で書類を片付ける。 大半はシーアがやってしまうのだが、俺の確認がいる書類などは残っている為片付ける。 この前の作戦に連れて行けなかったメンツは拗ねていたりしていたものの、今回の捜索でかなりの数の鉄血の人形をスクラップにしているためか、機嫌も良くなった

 

「それにしても、暇な奴らだ」

 

捜索をしている二体のハイエンドモデルを思い浮かべながら、一人喋る。 大きな動きを見せていないとは言え、本拠地であれだけ暴れたのにも関わらず、自由に動いているハイエンドモデル二体。 しかも片方は、あの時自爆をしたドリーマーだ。 M16A1を確保した後、俺たちの前にふらりと姿を現し、俺の姿を見ると同時に驚いたような表情をした後、狂ったように笑い始めた。 その笑いが何を意味していたのかは分からないが、アイツは俺と同族だ。 近くにドリーマーを置いているのは、多分そう言う事なのだろう。 面倒に思うが、次こそは逃すつもりはない。 俺はほくそ笑みながら書類を進めた

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。