ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第118話

目についた敵を倒しつつ、戦場を駆ける

 

「それで、本隊の状況は?」

 

「仕掛けが作動した分、楽になったみたいだね。 グリフィンは軍に追いついて、スケジュール通りに動いてるよ」

 

「AR小隊の方は?」

 

「軍がうちの部隊と一緒に拾って最前線」

 

「そうか」

 

AR小隊が最前線にいるとなると、ハイエンドモデルはそちらの方に向かったのだろう。 止まってドローンで上空から見ても、敵はまばらにいるだけだ

 

「俺たちもそろそろ前線に行くか」

 

「あら、ハイエンドモデル探しはいいの?」

 

相変わらず貼り付けた笑みを向けてくる45にため息を吐きつつ、言葉を返す

 

「鉄血の目的がAR小隊、いや、M4A1ならそちらに戦力を集中させるだろうよ。 実際、鉄血の部隊の大部分が移動してる」

 

「結局、今戦闘していたのも待ち伏せの部隊じゃったようだしの」

 

そう言ってM1895が地面に落ちているボロ布を摘む。 もはや機能はしていないものの、鉄血のイェーガーが被っていた光学迷彩だ

 

「でも、何が目的なのかしら? ここはグリフィンと軍の作戦範囲だけど、かなりハズレの方よ?」

 

「さてな。 あるとすれば作戦が失敗して退却する時に討ち取る為か」

 

「作戦が失敗するってこと、指揮官?」

 

そう聞いてきたのは9で、不思議そうな顔をしている

 

「軍の機械が居るからな、そうそう負けはしないだろうが。 ともかく、前線に移動するぞ」

 

~M4A1 視点~ 

 

トウラベ指揮官の部隊に護衛されながら前線を目指す途中、砲撃の音とともに先頭車両が破壊されてしまった

 

「敵襲!」

 

「あちゃー、本当についてないなぁ」

 

車からすぐさま降りると、武器の状態をチェックしながらスコーピオンが嬉しそうに呟いた。 なんでそんなに嬉しそうなのか

 

「そう言っている割には余裕そうだな、スコーピオン」

 

「んー? そう見える?」

 

「当たり前ですわ、笑って言ってれば誰でもそう見えますよ?」

 

「アッハッハ」

 

StG44に言われるも、相変わらず笑っているスコーピオン。 敵は両翼から攻めてきているのに何故こんなに楽観視できるのかわからなくて、イライラしてくる

 

「まぁ、真面目な話、別にこんな状況よくあったしね。 アンタ達と最初に会った時もこんな感じだったし」

 

「・・・・・・そういえばそうだったな」

 

その時のことを思い出したのか、苦い顔をしながらスコーピオンを見るm16姉さん。 生き残る為とはいえ、スコーピオン達を犠牲にしたのだから、当然だ。 でもスコーピオン達は真面目な顔を崩し、笑い始める

 

「あ、いや、別に攻めてる訳じゃないから。 あの時とは違って弾薬も仲間もいるからね、負ける気がしないってだけ。 それじゃ、指揮はよろしくねM4」

 

~M4A1 視点 end~

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