ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第19話

~M4A1視点~

 

あの女性と別れ、途中で鉄血の待ち伏せにあったものの、私達はようやく回収地点に到着した

 

「全員、大丈夫?」

「問題なーし!」

 

「多少被弾したが問題ない」

 

「私も問題はないわ。 でも…」

 

「えぇ......」

 

AR-15の言葉に全員が頷く。 障害物があって被弾はしなかったものの、鉄血の待ち伏せのせいで多くの弾を使ってしまった。 私のマガジンは後3つ。 多少の違いはあるものの、みんな同じくらいの数だった。 あの時女性に貰っておけばと思うものの、後悔しても状況は変わらない

 

「M4、ペルシカに回収を頼んでくれ。 一応ここの近辺は安全なようだが、いつまた鉄血が私達を捕捉するかわからない。 早めに脱出しよう」

 

「・・・・・・そうですね、今通信をします」

 

M16姉さんの言葉に私は顔を上げる。 反省は後でも出来る、今は情報を持ち帰らなければならない

 

『ペルシカさん、応答願います。 ペルシカさん、応答願います。 M4A1です』

 

『ようやく繋がった...... 心配したよM4』

 

通信を行うと、ペルシカさんはすぐに応答してくれた。 前回の通信はエージェント(代理人)に中断されてしまったので、かなり心配を掛けてしまったみたいだ。 とても申し訳なく思う

 

『ごめんなさい、色々と立て込んでて......』

 

『気にしなくていいわ、それでどうしたの?』

 

『回収地点に到着したので、ヘリを要請したいと思いまして』

 

『わぉ、流石だね。 ヘリの方は了解したよ、出来るだけ急がせるから。 お疲れ様M4a』

 

『いえ、まだ終わってませんので』

 

『相変わらず堅いなぁ。 まぁ、そこがM4のいいところだけど』

 

ペルシカさんとの通信を終了し、周囲の警戒をする。 もうすぐでヘリも到着し、任務も終わると思っていたけど

 

「っ!高速で何かが近づいてきてるぞ!」

 

「こんな時に!」

 

最初に気が付いたのはM16姉さん、M16姉さんが指さした方向を見てみると、単騎でこちらに一直線に向かってくる影が

 

エージェント(代理人)!!」

 

「単騎で突っ込んでくるなんて。 でも残念だったね!」

 

私とM16姉さん、AR-15で行動を制限させ、SOPMODの榴弾で仕留める

 

「もう壊れちゃったの?大したこと無いんだから。ゲームオーバー♪」

 

SOPMODの言う通り、爆炎が晴れるとそこには何も残っていなかった。 ・・・・・・なにも?

 

「SOPMOD、警戒を緩めるな!」

 

「えーでも、あの爆発逃げられるとは思えないよー?」

 

「何か絡繰りがあるはずよ、ともかく油断しないように、っ!?」

 

「くそっ...... やられた」

 

「・・・・・・」

 

エージェント(代理人)とはそんなに戦闘していないはずなのに、いつの間にか鉄血の部隊に囲まれていた。 まさか

 

「最初から分かっていて?」

 

「その通りですよ、M4A1」

 

鉄血の部隊の中から現れたのは、さっき吹き飛ばしたはずのエージェント(代理人)

 

「なんで? さっき私が榴弾で吹き飛ばしたはずじゃ?」

 

「分身ですよ、分身。 まさかすべて倒されて、私が出ることになるとは思いもしませんでしたが」

 

SOPMODの言葉に律儀に答えるエージェント(代理人)。 なにか、この状況を打開する策は......

 

「良いですね、その絶望の表情。 少し邪魔が入りましたが、これで終わりです」

 

エージェント(代理人)が腕をあげると、動きのなかった鉄血の部隊が武器を構える

 

「ほー、じゃあ今のお前が本物か」

 

~M4A1視点 end~

 

少し回収物を回収していたら、AR小隊が敵に囲まれて絶体絶命の状況に陥っていた。 すぐ助けに行こうとするグリフィンの部隊を説得し、会話を聞いていると有益な情報が。 どうやら、分身ではなく本体らしい。 まさか、こんなチャンスが訪れるとはグリフィンの部隊に合図をし、手榴弾や榴弾を撃ち込ませる。 混乱する鉄血の部隊に、俺の方を向くエージェント(代理人)。 まったく、そんなことをせずに逃げればよかったものを。 加速の魔法を使い、エージェント(代理人)の顔を掴みその場を離れる。 鉄血の部隊にぶつかったりしたが、あっちが粉々になったので問題ない。 AR小隊や404から見えなくなったところで、エージェント(代理人)を地面にたたきつける

 

「くっ、やはり貴様か!」

 

スカートの中から出てきた銃口付きサブアームは蹴り飛ばしておいたので、両手で俺の拘束を解こうとしていた

 

『おーい、40』

 

『アコナイト、何処に居るのさ。 どうせ加速の魔法でも使ったんだろうけど』

 

『そんなに離れていないさ。 それより朗報だ、目標を捕まえた』

 

『すぐ行く』

 

~UMP45 視点~

 

「記録はこれで終わりね」

 

「映画みたいだった...... もう寝てもいいよね?」

 

「良いわけないでしょ。 とっとと起きて働きなさい!」

 

何時ものようにイチャイチャし始める416とG11は放っておいて、今回の作戦記録を依頼主であるグリフィンとペルシカリアに送っておく

 

「45姉、終わった?」

 

「ええ、終わったわよ9」

 

これぐらい、私の性能から言えばすぐだ

 

「それにしても、危ない場面はあったけど無事に終わったねー」

 

「ふん、アレで?」

 

9の言葉に反応したのは416で、まぁ何時もの通りだ

 

「とは言え、あの二人組はな誰なのか謎ね~」

 

~UMP45視点 end~

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