ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第29話

第一部隊からの報告書を受け取り、ようやく一息をつく。

結局、昼間は敵と遭遇することなく、そのまま仕事を終えた。 何処かからか逸れた人形が来ないか期待したものの、そんな事もなかった。

 

「それじゃあ第二部隊、パトロールをに向かうわ」

 

「昼間は何もなかったが、夜はわからん。 それぞれ装備は夜のものに変えたな?」

 

「問題ないわ。 こちらでも確認を行ったもの」

 

「なら、よろしく頼む」

 

「了解。 それじゃあ行きましょう」

 

そう言ってFALが率いる第二部隊は、司令室を出て行く

 

「行ったね」

 

「ああ。 代理人」

 

「ここに居ます、ご主人様」

 

代理人を呼ぶと、俺の後ろに控えて居た代理人が返事をする

 

「この周辺の鉄血の人形共を殲滅しろ。 ただ、FAL達に見つからないようにな。 まぁ、ドローンとのリンクを済ませているから問題ないとは思うが」

 

「了解しました、それでは失礼します」

 

そう言って音もなく司令室を出て行く代理人。 少しドラゴンに食わせただけだが、どうやら他のステータスも上がっているようだ。 さて、もう書類は終わってるし、仕事自体はもうない。 俺は立ち上がる

 

「アコナイト?」

 

「お前も来るか?」

 

~FAL視点~

 

夜のパトロールが始まる。 一応、代理人の方には巡回コースは言ってあるし、被らないとは思うけどドローンとリンクはしておく。 それにしても、このドローンと位置情報をリンクするのは非常に楽ね。 見えないところにある、遥か上空のドローンを横目に、歩く。 40のおかげで処理能力が上がっているおかげか、夜でもよく見える。 遠くでは、ウチの基地の受け持ちギリギリで鉄血と代理人が戦闘を開始したようだ。 それにしても暇な任務ね。 第二部隊の士気は高い。 スコーピオンやPPSh-41は前のところでどんな扱いを受けていたかは知らないけど、こういうパトロールでも喜んでこなしている。 装備も最新式のものだし、状況だけ見れば至れり尽くせりなのも頷ける。 まぁ、指揮官の本性を知っている私からすれば、少し可哀想な気もするけど。 M1895は気張らず自然体のようだ

 

「のうFAL」

 

「何かしら?」

 

しばらく歩いていると、M1895が話しかけてきた

 

「指揮官はどういう人物なんじゃ? わしは指揮官と会ったばっかりでどういう人となりなのかわからんのじゃ。 スコーピオンやPPSh-41にも聞いたのじゃが、いまいちわからなくてのぅ」

 

「指揮官のこと?」

 

M1895の聞きたいこと、それは指揮官の事らしい。 まぁ、確かに配属されたばかりじゃ気になるわよね。 とは言え

 

「ごめんなさいね、私もあまり詳しくないのよ」

 

「そうなのか? いつも指揮官と一緒に居るからてっきり」

 

「あぁー......」

 

今思い返してみれば、確かに指揮官と一緒に居るのは多かった気がする。 寝るのまで一緒というわけじゃないけど、一緒に行動する時間は多かった。 それは、人には言えない秘密を共有させられたというのもあるけど

 

「まぁ確かにそうなんだけど、まだ出会って二日三日よ? 指揮官のことを聞きたいんだったら、UMP40(彼女)に聞いたら?」

 

「指揮官の連れと言ってた女性か? そう言えば名前も紹介してもらってなかったの」

 

そう言えば確かにそうだ。 UMP40、彼女はそう指揮官に呼ばれていたが、グリフィンに登録されてない。 指揮官にべったりな様子を見れば特殊な人形なのだろうけど...... 不意に、指揮官が言った言葉を思い出す。 奴隷(ペット)。 嫌な事を思い出した私は、内心舌打ちをする

 

「ま、私よりも詳しいと思うわよ?」

 

「では、連れの方に聞いてみるとするかの」

 

そんな話をしながら、敵と会うことのないパトロールを続ける

 

~FAL視点 end~

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