ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
「は、始めまして、指揮官のエルピーダ・フォスです、今回はありがとうございます!」
「トラウベ・アコナイト、今回はよろしくお願いします」
一応成人男性ということだったが、かなり背が小さい。 それに強そうにも見えんな。 それが俺の初対面の彼に対する評価だった。
とは言えそれを態度には出さず、40のカンペ通りの挨拶を返す。 ・・・・・・俺が普通に喋ると失礼なことしか言わないから、だそうだ。
彼の隣には、AR小隊の隊長であるM4A1が控えて居た。 自分の指揮官の手前勝手に話すことはしないが、何か言いたそうにこちらを見て居た
「早速ですが、今回の作戦についてです。 こちら数日間、ドローンで敵の動きを監視したデータです」
そう言って、予め40から受け取ったタブレットで動画や画像を指揮官やM4A1に見せる。 とは言ってもグリフィンから支給されたドローンの物なので、40が作ったものよりは性能が落ちる。 こちらはこちらで、40のドローンのデータがあるので、それで臨機応変に対応するだけだ
「短期間で、ここまでのデータを......」
「何分時間がなかったもので...... ハイエンドモデルの姿も確認されたという噂もありましたし」
「いえいえ、そんな事は!僕の能力だけだと不安ですし、こういうデータはとても助かります!」
「そう言って頂けると、幸いです」
自分の能力だけでは不安ということだったが、40が得た情報によれば模擬戦の試験結果は満点だったはずだ。 なのにこの自信のなさ
「それで全体指揮ですが、本当に僕でよろしいんですか? M4達AR小隊のみんなから聞きましたが、貴方ともう一人の方の方が実戦経験もありますし、僕よりも......」
「あくまで実戦経験があるだけです。 貴方の能力の事は風の噂で聞きましが、貴方の方が指揮をするのに向いているでしょう。 何か予想外の事があれば、私が動けばいいだけです」
「・・・・・・」
「指揮官さまー、そろそろ時間ですよ?」
「あぁ、うん、わかった......」
「指揮官さん自身を持ってください、私や姉さんたちも最善を尽くしますから」
さっき紹介された後方幕僚カリーナに呼ばれ、待たせていた人形たちの前に立ち今回の作戦の説明をし始める。 ウチの基地には後方幕僚という役職はないが、まぁ40がそれにあたるのか。
今回の作戦は、簡単に言えばこの作戦範囲近辺の鉄血の殲滅だ。 ただ、鉄血のハイエンドモデルであるスケアクロウが目撃されていることから、作戦には細心の注意を払うことになっている。 俺の貸し出した部隊、何時もの昼と夜で分けている第一第二部隊、それと彼の保有しているAR小隊とは別の部隊で、敵の殲滅ということになっている。 AR小隊は対鉄血のハイエンドモデルにという感じだ。 面白みも何もないが、堅実な立ち回りだ。 それぞれの部隊が作戦位置につき、作戦開始となった