ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第32話

~StG44視点~

 

私たちの指揮官ではなく、S9の指揮官であるエルピーダ指揮官の指揮下に入り、私達は作戦を開始しました。 噂では聞いて居ましたが、エルピーダ指揮官の能力は本物だったようです。 敵の正確な規模わわからないにしても、敵の種類がわかる為対策を立てやすいです。 私達の指揮官はドローンでの先行偵察をもとに作戦などを立てるため、戦闘開始まで少し時間を要しますが、エルピーダ指揮官は事前に対策を立てながら戦闘にはいれるので戦いやすいですね。 別に、私たちの指揮官のやり方が間違っているとも、行動し辛いと思っているわけではないですけど。 噂だとバックアップがあるからと無理に突っ込ませる指揮官もいるようですし....... ともかく、作戦は順調。 順調すぎて怖いぐらいですが、あまり不安に思うことでもありませんわね。 もっともウチの基地に所属してる、指揮官に拾われた私たちから言わせると、指揮官本人が出た方が速いのでは? なんてみんな言っていますが......

 

『StG44さん、そこにはRipperとVespidの混成部隊が居ますので気をつけてください』

 

『了解です』

 

ただ思うのは、通信するときもっと自信を持って指揮をしてもらいたい事でしょうか。 実戦経験があまりないということでしたが...... 

気持ちを切り替えつつ、ドローンで敵の数を偵察する。 このぐらいの敵なら、問題なさそうですわね。 

一つ気になるのが、この作戦が始まってから私達の指揮官が指揮をしないのが少し気になり......  いえ、普段から余り指揮をして居ないような気がしますね。 確かに指揮官が指揮をする時もありますが、ほとんど連れの女性が指揮をしていたような

 

『MP40、わたくしが榴弾を発射すると同時に、回避しつつ敵に接近を。  Gew43はMP40を狙っている敵を優先的に排除を。 M1911とP38は無理をしない程度に近づいて、近場の敵の排除を』

 

指示を出しつつ、無駄ない動きを意識する。 指揮官が私たちより強いと言っても、戦闘はわたくしたち戦術人形の仕事です

 

「叩きのめして差し上げるわ」

 

仲間の頼もしい声を聞きつつ、わたくしは戦闘を開始する

 

~StG44視点 end~

 

~FAL視点~

 

「これで最後ね」

 

最後のVespidの頭を撃ち抜き、素早く周りの確認をする。 動く残骸や気配は、なし。 構えた銃を降ろし、一息つく。 少し連戦になってしまったけど、私からしたらようやくウォーミングアップが終わったところ、と言った所かしら。 とは言え、部隊員はそうではないらしく、少し疲れた様子だった

 

「うぅ、FALさんはまだまだ余裕そうですね......」

 

「まぁ、一応部隊長だしね。 各員、残弾チェック」

 

特に疲れていそうなPPSh-41が、疲れたように私に話しかけてくる。 スコーピオンと一緒に敵のターゲットをとる彼女だ、疲れるのも当然といたところかしら。 その割には、同じ前衛のスコーピオンが元気なのが気になるけど。 私はあまり弾を使わず、PPSh-41は撃つというよりも敵の攻撃を引き付けるので、弾の消費は激しくない。 M1895はそこそこなのだが、問題は

 

「スコーピオン......」

 

「あはははは....... ごめんなさい」

 

スコーピオンはほぼ弾を使いきっていた。 おまけに焼夷手榴弾も。 一応、戦闘が終わるごとに言っていたのだが、効き目はなかったらしい。 今も笑って誤魔化そうとしたが、素直に謝ってくる。 仕方ないので、司令部に無線をかける

 

『こちら第二部隊』

 

『こちら司令部』

 

『あら指揮官じゃない、ちょうどよかったわ。 スコーピオンが弾薬使い切ってしまったからそっちに戻りたいのだけど?』

 

『問題ないぞ、お前もわかっていると思うが

 

まぁ、ね。 ならそちらに戻らせてもらうわ』

 

無線を切り、司令部に向かって歩き出す。

 

~FAL視点 end~

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