ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第33話

FALが司令部に弾薬補充に来ると同時に、戦局が動いたようだ。 エルピーダ指揮官によると、敵の司令部とされて居た所からスケアクロウがようやく動き出したようだった。 どうも近くに居るStG44の部隊の方に向かっているようだ。 StG44に指示を出しドローンで偵察をさせると、スケアクロウを確認出来た。 とはいえ、確認出来ると同時にこちらのドローンは破壊されてしまった。 エルピーダ指揮官の指示でStG44の部隊を撤退させつつ、待機して居たAR小隊を向かわせる

 

「それで、どういう状況かしら?」

 

もともとそんなに弾薬を使っていなかった為か、弾薬を補充し終えたFALが司令部に来たようだ。 俺は地図に視線を向けつつ、FALの質問に答える

 

「ターゲットである鉄血のハイエンドモデルを発見、うちの第一部隊で引きつけつつ、AR小隊を出撃させ、撃破させるつもりだ」

 

「あら、それなら私たちはもう良いのかしら?」

 

「いや? ハイエンドを撃破し終われば残敵の殲滅だ。 ですよね、エルピーダ指揮官」

 

「え? あぁ、はい、そうなります」

 

敵のハイエンドモデルが出たということで、エルピーダ指揮官は人形たちが心配なようで顔が青くなっていた。 エルピーダ指揮官から視線を外し、FALに向き直る

 

「そう言うわけだ。 少し休憩したら、残敵の殲滅に向かってくれ」

 

「了解よ」

 

少し司令部が騒がしくなる。 AR小隊と敵ハイエンドモデルが会敵したようだが

 

「敵ハイエンドモデルの反応が消えた?」

 

そのエルピーダ指揮官の言葉と共に、司令部に通信が入る

 

『こちらM4、司令部応答願います』

 

『こちら司令部、M4さん敵のハイエンドモデルは?』

 

『それが、突然消えてしまって......』

 

その通信を聞くや否や、騒がしくなる司令部。 こちらを見るエルピーダ指揮官。 俺は第一部隊に通信を飛ばし、予備のドローンを飛ばすように言う。 結果は空振りだった。 改めてエルピーダ指揮官の方を向き、首を振る

 

『・・・・・・M4さんたちは残敵の殲滅を。 トラウベさんの部隊は司令部で弾薬などの補給を』

 

そう言って通信を切るエルピーダ指揮官。 その顔は疲れ切っていた

 

「こんな事、あるんでしょうか?」

 

「撤退というには不自然ですからね。 ともかく、切り替えていきましょう。 残敵の殲滅が終われば結果もわかるでしょうし」

 

「そう、ですね」

 

俺との会話で切り替えたのか、表情は疲れているものの前を向いていた。 結局、残敵の殲滅は終わったものの敵のハイエンドモデルを発見することはできなかった

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