ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第34話

結局、鉄血のハイエンドモデルであるスケアクロウは見つからなかった。 エルピーダ指揮官のAR小隊とウチの第二部隊で敵の殲滅を行なったものの、痕跡すら見当たらなかった。 不完全燃焼なものの、スコーピオンを筆頭に、騒いでいた奴らは、一応の沈静化に成功した。ハイエンドモデルは倒してないものの、一応鉄血の支配地域を奪取したと言うことで、その地区の調査等細々とした仕事はあるものの、一応今回の作戦は成功に終わった。 とは言え書類は山の様になり、40に手伝って貰いながらようやく半分といったところか。 本当なら終わっていたものの、当たり前だが日を追うごとに報告書などの書類が提出され、書類は増えていっているので当初の予定よりかなりずれ込んでいる。 そんな忙しい中、通信が入る

 

『指揮官』

 

基地内通信のようで、正門の警備からだった。 内容を聞いてみると、不審なトラックが基地内に入ろうとしているようだった。 運転手は食料を運んできたと指揮官言えば解ると言っているのです通信をしてきたようだ。 40を見れば、無言でこちらを見ていた。 だが仕方ないんだ、向こうが指揮官を呼んでいるのだから

 

「・・・・・はぁ、もういいよ。 行ってくればいいじゃん」

 

呆れたように溜息をつく40に苦笑しながら、席を立つ。

 

「すまんな40、助かる」

 

そう言って40の頭を撫で、コートを羽織りながら外に出て行く。 食事や睡眠以外この頃司令室を出なかったからか、職員が驚いたようにこちらを見るが、すぐに切り替え敬礼してくる。 俺はそれに軽く手を上げ返す。 そんな事を何度か繰り返し、正門に辿り着くと困ったように警備の人間が走ってくる

 

「すみません、指揮官」

 

「構わん。 明らかに怪しい場合だったら追い返しても構わんが、今回のように堂々としてるなら連絡してもらって構わん。 もともと、知り合いが勝手に送りつけてきたものだしな」

 

「お知り合いが、ですか? 凄いですね......」

 

「こちらからも伝達出来れば良かったが、何分急でな。 今回の物が良ければ定期的に送ってもらえるよう契約するつもりだ。 次回からは、見分けやすいようにもなるだろうよ」

 

そんな話をしながら、トラックの運転手に話しかけ俺へのメッセージと、荷台の食料を見せてもらう。 やはり質のいいもので、これからの取引に向け詳しい話をするために司令室に通す

 

「さて、ご苦労だったなスケアクロウいやカカシ」

 

「いえ、これくらいはなんてことありません」

 

そう言いながら頭を下げ変装を解いて姿を現したのは、作戦中に忽然と姿を消したスケアクロウだった。 まぁ簡単な話、別行動していた40と代理人で無力化して代理人と同じ様に俺の戦力にしたというわけだ

 

「まぁ、そんな気はしていたけど」

 

呆れたように俺を見るのはFALだ。 彼女も俺を解ってきたらしく、作戦中もあまり突っ込んだ質問をしてこなかった。 鉄血の殲滅作戦の時、スケアクロウが消えたのは俺の戦力にするためであり、今回のこのトラックや食料はすべて俺が用意したものだったというわけだ




スケアクロウが捕まったのちの描写はカットです。 理由は代理人と同じ処理をされたからです
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