ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
「まさか、今回の話に応じてもらえるとは」
「いえ、前回こちらが協力していただいたわけですし」
そう言ってにこやかに握手を求めてくるエルピーダ指揮官。 俺はそれに応じ、椅子に座るように促す。 正直、前回借りを作ったとはいえ今回の話に乗ってくるか可能性は半々と見ていた、見事賭けに勝ったわけだが。 今回呼んだのは他でもなく、二体のハイエンドモデルをどうやって二体同時に相手どるかだ。 一応、ウチの基地だけでも可能と言えば可能だが不確定要素は出来るだけなくしておきたい。 そこで白羽の矢が立ったのが彼と言うわけだ。 後ろで控えていたシーアに今回の作戦に関する資料を配ってもらうと、エルピーダ指揮官は不思議そうな顔をしていた
「あの、彼女は?」
「あぁ、前回はいなかったですからね。 彼女はシーア、俺の補佐と作戦に関するオペレーターと言った所でしょうか」
「シーアです、よろしくお願いいたしますエルピーダ指揮官」
「あ、えっと、こちらこそ!!」
緊張した様子でいるエルピーダ指揮官をおかしく思いつつ、今回の作戦について話を切り出す
「さて、通信でも話しましたが今回、二体の鉄血のハイエンドモデルを確認しました」
「ハンターとエクスキューショナー、ですね。 一体でも大変だったのに二体同時なんて......」
「このハンターとエクスキューショナーに関しては、同時に目撃されることも多いですからね」
「まさか前回のスケアクロウが?」
「さて、それはどうでしょうかね。 アレからこちらでは目撃されてませんし、そちらは?」
「こちらでも目撃は......」
まぁ、目撃されることがあるはずないのだが。 定期的に食糧をウチに卸してるか、シェルターでドラゴンやバブルと戦てるんだからな。 とは言え、それを知らないのだからエルピーダ指揮官が考えるのも当たり前だ。
でも、可能性がないとも言い切れない。 代理人に続いて、カカシまで行方不明になったわけだからな。 とは言え、代理人はともかく、カカシは自分でも言っていたが鉄血のハイエンドモデルモデルの中でも下級モデルだ、量産もされているらしいからそのうち違う個体のスケアクロウが出てきてもおかしくはない
「その資料にもある通り、二体が根城にしているエリアは近く、下手に合流されればこちらが被る損害はとてつもなく大きいものになるでしょう。 そのため、各個撃破を狙っていきたいと思います」
「エクスキューショナーは近接型、ハンターは自分のエリアからほぼ出てこない。 どういった作戦を?」
「簡単な話です。 エクスキューショナーとハンターから離し、各個撃破を狙っていきます」
「でも危険では? エクスキューショナーはともかく、ハンターは自分のエリアから出てくるとは......」
「ええ、そうでしょうね。 だからハンターと戦う部隊は少人数で突入し、速やかに撃破する必要があるでしょう」