ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第43話

エクスキューショナーがこちらに乱入して来るというアクシデント? はあったものの、残敵を殲滅し作戦は終了となった。

終了後エルピーダ指揮官と顔を合わせると落ち込んでいたが、40曰く俺が言葉をかけるのは逆効果という事だったので、次も機会があればまた合同で作戦をと言って基地に帰ってきた。

基地に帰ってきたと言っても、これからは書類仕事をしなければならないので、また別の意味で忙しくなる。

まずは人形達に作戦報告書を提出させ、その報告書を纏めてまた新人達が配属された時に使えるようにしなければならない。 こちらはシーアに任せる事が出来るからまだいいのだが、本部用に提出する書類が問題だ。 エクスキューショナーは自爆したという事で良いとしても、ハンターは俺や40、FALで倒した為、報告がかなり面倒だ。 とは言え、戦闘は見られていないので、いくらでも書きようがある

 

「はぁ...... やるとするか。 あぁFAL今回はお前にも手伝って貰うぞ」

 

「まぁ、そうなるわよね......」

 

気配を消して司令室から出ようとしたFALに声をかけると、渋々と言った感じでFALは近くのデスクに座る。 俺と40、FALは報告書の作成に取り掛かった

 

~エルピーダ視点~

 

「はぁ......」

 

「すみません指揮官、私達がエクスキューショナーを逃がしたばっかりに」

 

「そんな、M4のせいじゃないよ!」

 

トウラベ指揮官との2回目の合同作戦。 前回はコチラの戦力に不安があったからトウラベ指揮官と合同で作戦を行ったものの、今回は逆のトウラベ指揮官から協力の申し出があった。

その内容は、鉄血のハイエンドモデル二体を同時に相手取るものだった。 前回の作戦後、かなり苦しいけど本部からは敵ハイエンドモデル撃退の報酬で新しく人形が配備され戦力拡大した。 でも、幾ら合同であるものの二体のハイエンドモデルを相手にするのは不安だった。 でもトウラベ指揮官は違ったようで、既に作戦を立案していてそれを見せてくれた。 その作戦内容も驚いたけど...... トウラベ指揮官と他少数でのハンターの撃破。 戦術人形は戦闘に重きを置いた人形で、今は滅びてしまったものの鉄血工業製の人形はより戦闘に特化されている。 それを少人数で。 正直、死にたいのかと僕は思った。 でも、資料を読み進めていくとそうも言ってられない事情があった。 ハンタータイプは自分の有利なところで戦うことが確認されており、今回は森に罠を仕掛けていたからこの作戦を立案したとトウラベ指揮官に説明を受ける。 それでもと食い下がったものの、これ以上有効な作戦は出てこなかった。 合同の作戦はもちろん受けることにした。 前回情報の提供や大事な人形たちを貸してもらったのだから、その恩を返そうとした。 でも作戦は失敗した...... いや、作戦自体は成功した。 敵ハイエンドモデルは二体は無事に撃破、残敵も殲滅。 結果だけ見れば大成功だけど、僕は自分の役目を果たせなかった。 エクスキューショナーを抑え、倒すのが僕の役目だったのに、途中攻撃を受けても止まらずひたすら離脱しようとするエクスキューショナーに驚き、指示が遅れてしまった。 その一瞬のスキをついて、エクスキューショナーには作戦区域から離脱されてしまった。 すぐに追撃の命令と、仮説の拠点から親交を止めるように部隊を出したけど、結局間に合わずにトウラベ指揮官のところまで行ってしまった。 そして、その失敗をいつまでも落ち込んで、M4達にまで心配をかけてしまった

 

「僕は本当にダメな指揮官だ......」

 

「ふむ...... 指揮官、こいつを見てくれ」

 

M16が声をかけてきたと思ったら、何故かお酒を持っていた。 それも配給で配られるようなお酒ではなく、高級なお酒だ

 

「・・・・・・いや、何処から出したの!?」

 

「こいつを、こうして、こうだ!」

 

「もぽぽ!?」

 

「姉さん!?」

 

何故か封を開けると、僕の口に押し込んできた。 いや、確かに僕は成人してるけど、お酒は。 あぁ、なんかM4の声が遠く聞こえる

 

「なぁ指揮官、失敗なんてものは誰にでもある、勿論私にもな。 だがそれを気にしてるままじゃ、いつまでも成長できないぜ? あのトウラベ指揮官は別物だとしても、指揮官には指揮官にしか出来ないことがある。 だから、そんなにしょげるなよ」

 

M16の言葉がおぼろげに聞こえる。 あぁ、そうかもしれない、そうかもしれないけど、いまはあたまがいたい

 

「何キメ顔で言ってるんですか、姉さん!あぁ、指揮官さん!!」

 

「はぁ......」

 

「あははははは!」

 

~エルピーダ視点 end~

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