ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
第46話
~???~
「来たみたいだな」
「一緒に報告をする必要も感じませんが、一応」
この人形達が所属する基地内でも、普段から人が全く来ない屋外倉庫の一角。 二体の人形が何やら話し合っていた
「それがこの間言っていたスキンか」
「えぇ、まぁ...... 少し動きにくいですが、慣れれば問題ないかと」
そう言ってその場で一回転する人形。 その服を見る目は、どこか複雑そうである
「まぁ、前の服はな......」
「その話はいいんです、はやく報告を」
「そう急かすな、分かっているさ」
関係ない会話に気を害したのか、それとも話題に触れてほしくないだけか、片方の人形がそう言うとすぐに無線機を取り出し通信を開始する
「報告の方を。 えぇ、報告書は別途で上げた通りです。 戦闘力は聞いてましたが、まさか戦術人形が付いていたとは言え、人間二人と戦術人形で鉄血のハイエンドモデルを倒すとは。 私と彼女は別々に行動してましたので。 私は敵部隊の殲滅で動いていましたし、彼女は仮設の拠点で待機を。 ・・・・・・・流石にハンターの罠が張り巡らされているエリアには、私も彼女も。 今もあそこは立ち入り禁止ですから、確認のしようが...... はい、後で忍び込むだけ忍び込みますが、結果は期待しないでください」
会話をするごとに会話をしている人形の表情は険しくなる。 もう一体の人形はそれを見ている
「えぇ、それでは...... まったく、無茶を言う」
「忍び込むってことでしたが」
「今も立ち入り禁止のあの森をだ。 本当にエクスキューショナーはともかく、ハンターを撃破したのか、後はできればハンターのパーツの回収もだそうだ」
「パーツの回収?」
怪訝そうな顔をする人形に、報告をしていた人形は呆れた表情をしながら話し始める
「鉄血のノーマル人形ならいくらでも鹵獲できるだろうが、ハイエンドモデルと言えばそうじゃない。 目撃例や交戦回数なんかが多くても、自爆や逃がしたり、辛うじて撃破してもボロボロで解析も出来ない。 今回あの男がどのくらい激しい戦闘をしたのかは知らないが、パーツなんかでも回収できれば、解析も進むということじゃないか? 回収に関してはI.O.P.側から、言われたみたいだしな」
「そう言う事ですか。 回収の方は私がやっておきます、そう言うのは得意ですから」
「ならよろしく頼む」
会話が終わると同時に、二体の人形は別々にその場から離れた
~??? end~
~404小隊~
「報酬の方はいつものところに、よろしくね」
無線機を片手に左目に傷跡のある人形が喋っていた。 その周りでは、右目に傷跡のある人形が眠そうな人形の頬で遊び、もう一体の人形は銃の手入れをしていた。 彼女らは404 Not Found小隊、グリフィンに所属しているが、極秘任務を主に担当し、その存在は秘匿されている
「新しい任務? 休ませてくれないのね、詳細は?」
任務と聞こえたのか、右目に傷跡のある人形、UMP9は眠そうな人形Gr G11の頬で遊ぶのをやめ、Gr G11はこれ幸いと寝ようとしていた。 銃の手入れをしていた人形、416は左目に傷跡がある人形UMP45を一瞥すると、銃の手入れが終わったのか自分の脇に置く。 UMP45は無線機で依頼主と話していた。 へーと相槌を打ちつつ、薄く笑っていた。 それが数分続き、ようやく無線機を置く。 するとUMP9は待てましたと言わんばかりにUMP45に近づく
「45姉、新しい任務って言ってたけど?」
「ホント、ヘリアンも人使いならぬ人形遣いが荒いわよね~」
「とっとと任務の内容を言いなさいよ」
UMP9とそのままお喋りでもしそうだったのか416がUMP45に注意するも、UMP45は気にしてないのか笑顔を崩さずにそのまま任務の説明にはいった
「はいはい、わかりましたよ~。 とは言っても、簡単な話潜入任務よ」
「潜入? どこに?」
「あの時AR小隊を助けた人物のところよ」
不思議そうに質問するUMP9にそう答えるUMP45、その顔はどこか楽しそうだった。 だが、それを聞いた416は逆に表情を顰める。 その視線はUMP45に向けて
~404小隊 end~