ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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お気に入り、あざす!
でも、こんかいで減るかもなぁ......
先に言っときます! 注意!今回はかなりマイルドにしたけど、グロテスクな表現があります

こんなのの後に言うことじゃないけど、40かわいい


第4話

「ね、ね!これからどこに行くの?」

 

そう言いながら俺の周りをうろちょろする40、正直に言うとうざい。 早くも勝手にしろと言う自分の発言に後悔しつつ、40の質問に答える

 

「まずはムーンゲートを探す。 この世界が飽きたら、すぐにでも移動できるようにな」

 

「ムーンゲート?」

 

不思議そうに首をかしげる40に、そういえば説明していなかったと思い、ムーンゲートの説明をする

 

「簡単に言えば世界を移動出来るものだな。 持ち運び出来るが重量がかなりある上に、ムーンゲートをくぐるとその場で消えてしまう。 しかも、その出た先はランダムだ。 俺も何回もムーンゲートをくぐっているが、しばらく元の世界に帰っていないな」

 

「それって、寂しくないの?」

 

心配そうな顔をされるが

 

「別にそんな事はないな。 もともとノースティリス、俺のいた世界にそんなに思い入れもないしな」

 

そんな話をしながら歩くも、周りの風景は変わらず歩いていてもなんの面白みもなかった

 

「40、お前はここら辺の地理に詳しいか?」

 

「んー? なーにー?」

 

俺には変わり映えせず退屈な風景だったものの、40はそう感じなかったようで、俺について来ながらも周りを見て瞳を輝かせていた

 

「ここら辺の地理は詳しいのか、って聞いたんだ」

 

「いやぁ~、あたいってそんな器用な人形じゃなくて......」

 

「まぁ確かに、頭良さそうには見えないな」

 

「んなっ!?」

 

そう呟きながら、四次元ポケットからモンスターボールを取り出し、近くに投げる。 中に入っていたものはその場に飛び出し、ボールだけ俺のほうに帰ってくる

 

「馬ー!?」

 

「そういうことは知っているんだな」

 

俺のつぶやきは聞こえなかったのか、はたまた馬に興味をとられたのか、特に何か言ってくることはなかった。

俺は馬に飛び乗ると、出発しようとするも

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!あたいは!?」

 

「ん? んー、あー、忘れてた。 まぁそもそも、ペットの馬はこの一頭しか居ないし、お前が乗ろうとしても蹴り飛ばされて終わりのような気がするが」

 

「舐めないでよね!これでもあたいは強いんだよ!」

 

そう言ってファイティングポーズをとるものの、強そうには見えない。 

俺はもう面倒になったのでため息をつきながら、乗馬したまま40に近づき引っ張り上げて座らせる

 

「お? おぉ? おー!」

 

「うるさい、後しっかり掴まっておけ」

 

鞍を付けていないため不安定だが、俺の前に座らせたので問題ないだろう。 それにより物理的に距離が近く、うるささも増したのだが。 

ペットの馬がこちらを見たが、出発するように合図をすると走り出す。 その際に揺れるだの、バランスがとり辛いだのわめいているもののすべて無視してやった

 

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しばらく馬に乗って走っていると、人工の建造物が見えてくる。 このまま馬に乗って探索してもいいが、遠目から見ても瓦礫が散乱し足場が悪かった。

馬から降り、水を与えてからモンスターボールに戻し歩き始める。

 

「うぅ...... 揺れたー、お尻痛いー」

 

「そう言うものだ、慣れろ」

 

俺に恨みがましい目を向けながら文句を言ってくる40だが、俺はそれに取り合わず周りの気配を探りながら歩く。

なぜこの街のようなものに立ち寄ったかと言われれば、ムーンゲートを探すのもあるが、地図などが欲しかったからだ。 40がそこら辺の情報を持っていなかったからなのだが

ムーンゲートは期待していなかったからいいものの、しばらく探しはしたが何の収穫もなかった。 とはいえ、40が生活痕を見つけたので、人が住んでいないということはなさそうだ

 

「ここはどういう街だったのかなー?」

 

「さてな」

 

人を探すのに飽きたのか、40が話しかけてくる。 建物を見ても、ノースティリスにはなかったかなり高い建築物だ。 そういうのはこの世界の生まれである40の方が詳しそうなものだが、そういうわけではないらしい。 とはいえ、見てもわかる通り風化してボロボロだ。 こういうところを見ると、ノースティリスとは違うということがよくわかる。

 

「もー!飽きたー!!」

 

街をほぼ探し終え歩いていると、40が大声を出して俺に抱き着いてくる。 そうして俺の腕を持つと、引っ張って揺らしてくる

 

「飽きた!」

 

「・・・・・・お前というやつは。 まぁ、この街はほぼ探し終えたしな出ていてもいいが」

 

俺がそう言うと、後ろからかすかな音がした。 

ふむ、ようやく釣れたか。

生活痕を見つけた辺りからか、つけられてる感じはしていたがなかなか尻尾を出さなかったのだ。 俺たちがこの街から出ることを聞いて、ようやく尻尾を現した。 音から察するに、十数人いるようだ。

それにしても、このポンコツ(40)はいまだに気が付いてないらしい。 相変わらず、俺を揺すっている。

そうしている間にも、その数十人は俺たちを囲い込んでくる。 

一応は、セオリーというものを解っているらしい。 逃げられないように大人数で囲む、基本だな。

情報を持っていればいいのだが。 そう思うと思わず顔がにやけたようで、40が引いていた

 

「・・・・・・うわ、何その顔」

 

「なに、すぐにわかる」

 

「何がだ、兄ちゃん?」

 

「っ!」

 

リーダーか下っ端か、よくわからない不衛生な格好をした男が俺たちの正面に姿を現した。 それを合図に、他の男たちも姿を現す。 ここにきて40もようやく事態を理解したのか、身体を強張らせていた。

ふむ、戦闘慣れしていないのか? そんな40を少し意外に思いながら、目の前の話しかけてきた男に意識を向ける

 

「いや、何もないさ。 それよりここら辺の地図を持っていないか?」

 

「く、ククク。 なぁ兄ちゃん、この状況分かってるか?」

 

おかしそうに男が俺に問うてきた。

この状況?

 

「哀れな物乞いが、俺に地図を献上に来たんじゃないのか?」

 

「ちょ!?」

 

40が俺の発言に驚いたような声をあげるが、俺は気にせずに男を見る。 男はその答えに笑みは消え、顔が赤くなる

 

「なんだと!? てめぇ、状況が分かってねぇみたいだな!!」

 

周りの男たちも騒ぎ始める。 やれやれ、うるさいことこの上ない。 黙らせるか。

加速の魔法を使用し、目の前の男の腹に拳をめり込ませる。 

危ない危ない、リーダー格の男を殺すのは流石にな。 それにしても、この世界の人間は脆いものだ。 そんなことを思いつつ、四次元ポケットから取り出しておいた拳銃で残りを片付ける

 

「一瞬で...... じゃなくて、何も殺さなくても!!」

 

呆気に取られていた40だったが、冷静になったのか俺に詰め寄ってくる。 くるのだが

 

「殺さなくてもって、お前は何を言っているんだ?」

 

「え?」

 

()()()()()()()()()()()()()、それだけの話だ」

 

「は?」

 

俺を見て呆ける40をそのままにし、俺は四次元ポケットからサンドバックを取り出す。 そして、さっき弱らせたリーダーを吊るし、質問をする

 

「さて、さっきも質問したがここら辺の地図はあるかな?」

 

「いてぇ、いてぇよぉ......」

 

リーダーは顔面をぐしゃぐしゃにして泣いていたが、俺には慣れたものだった

 

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「もうやめて、やめてあげてよぉ......」

 

40が泣きながら振りかぶっていた腕に抱き着いてきた。 どうやら俺も久しぶりだったからか熱が入っていたようで、尋問していたら辺りは暗くなっていた。 とはいえ、情報も粗方入手したので40の言う通りやめてやることにした。 リーダーの男をサンドバックから解放すると、地面に落ちる。 俺はそれを確認し、腕に抱き着いて泣いている40と共にその場を後にした




尋問中は、ただ殴っていただけです。 ひたすら
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