ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
スプリングフィールドが絶対ですからねと念を押しつつ、また新人達の居る方に戻って行った
「いろんな意味で大丈夫なのか?」
心配そうにスプリングフィールドを見ながらそう問うてくるデール、たかが料理を教えるだけなのに何がそんなに心配なのだろうか
「別にただ料理を教えるだけだろうが」
「デールは心配し過ぎですよ」
シーアも俺と同意見なのか、デールをやんわりと注意していた。
その後は新人歓迎会を適当なところで抜け出し、外に出る。 空を見上げ、ふと思う。 別に意識はしていなかったものの、この世界に来てからと言うもの、性格が丸くなったと。
前の世界までなら、襲って来る奴ら、気に入らない奴らは皆殺しにしていたと言うのに。 それに関わる者も探し出し、徹底的に殺し回っていた。 まぁ、命の価値が違うからと言うのもあるが、隣で40が抑えていたからだろう。 でなきゃ、この世界でも同じことをしていた可能性が高い。
とは言え、元の世界に帰れば昔と同じ事をするだろう。 命の価値も文化も何もかもが違う故郷が懐かしく感じる。 まぁ、そもそもムーンゲートが無ければ帰れないし、懐かしく感じる事はあれど、別に進んで帰ろうとも思えないがな。 そもそも、向かって来るから倒していただけで、俺は別に殺しをしたいわけじゃないしな
そんなつまらない事を考えて居ると、何者かの気配が近寄って来る。
「40か」
「うん!ただいま、アコナイト!」
そう言って後ろから腰に抱きついて来る40。 40の頭を撫でつつ、労う
「ご苦労だったな、40」
「別にー。 処刑人のせいで少し遅れたけど、疲れるような事はしてないしねー」
そう言いながら抱きつくのをやめ、頭を撫でられる40。 気持ちがいいのか、目を細めている。 ひとしきり撫で、撫でるのをやめ中に入るために歩き出す。 40は笑顔で隣に並ぶ
「あ、そうだ、彼女達が来たみたいだよ」
「そうか」
「あたい達がシェルター設置し終わった所でドローンの索敵範囲内に入ったから、もう少しでここに到着するんじゃないかな」
「よかったじゃないか、何かと気をかけていた妹分とまた一緒に居られるのだから」
「まーねー」
気の抜けた返事をする40に苦笑しつつ、会話を続ける
「なら司令室に戻るとするか」
「えー、あたい帰ってきたばっかりなのに!」
「なら新人歓迎会に行くか、スコーピオンが少しうるさいが」
「えぇー...... それはそれでちょっと」
そんなくだらない事を話つつ、司令室に向かって歩く