ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
あの夜に星空を見上げてからというもの、UMP9が俺の近くをうろちょろしているのが増えた。 これはUMP45とが指示したことではないらしく、頭を抱えていたのを見て俺はほくそ笑んでいたが。 40は相変わらずそんな俺たちの様子を楽しそうにしている。
UMP9もあの時の依頼人が40と言うのに薄々気がついているのか、40との会話が増えていた。
そう言えばUMP9が俺の周りをうろちょろし始めたら、FALが俺をゴミを見るような目でみていたな。 流石に腹が立ったから終末起こしたシェルターに放置しておいたのだが、俺と40がシェルターに入るまで生き残っていたのには驚いたが。
そんな細々とした問題と言えない事を処理しつつ、仕事をする。 目下の問題はここ数日で現れた新しい鉄血のハイエンドモデルだ。 腹立たしいことに、ウチの基地から少し遠く、往復でほぼ一日がつぶれるのであまりパトロールの時間が取れない地区にそいつは現れた。
しかもこれまでと違いその少ないパトロールの時には姿を現さず、パトロールが終わるとこちらのパトロールの領域を引っ掻き回すのだ。 あまり重要な地区でもないし放っておいてもいいのだが、鉄血のハイエンドともなればそうもいかないのも事実。
エルピーダ指揮官は街の建設や運営、各前線基地の纏めなんかで余裕はないし、前線基地はウチ以外新入りで、まともな戦力がない。 そうなればウチにお鉢が回ってくるのは当たり前で
「どうするの指揮官?」
「お前はくっつくなUMP9。 UMP45何とかしろ」
「9」
「はーい、45姉」
UMP45が仕方なさそうに注意するとUMP9が離れる。 そのついでにお小言を言っているようだが、UMP9に反省した様子はない。 そんなUMP姉妹は放っておきつつ、作戦を考える
「敵は明らかに私たちを意識しています。 事実、パトロールの時は姿を現さず、パトロール後こちらのエリアに入ってきているのですから」
「だろうな。 とは言え、あそこらへんのエリアは奪取したばかりで戦況が不安定だ。 このハイエンドモデルのせいと言うのもあるが」
そう言いながら、偶然撮れたハイエンドモデルが写っている写真を指ではじく。 とは言え、企業だった頃の鉄血の人形カタログデータには載ってないらしく、また交戦回数も少ないため名前が分からない。 表向きはだ
「仮説の拠点でも作って、そこから攻撃する?」
「・・・・・・まぁ、それが一番だろう。 ウチが受け持っているパトロールの地区は、エルピーダ指揮官に話を通せば、一時的にでも変わってもらえるだろう。 流石に基地を空けるわけにも行かないから少数の人形は残すが、一気に攻撃を仕掛けて殲滅したほうがいいだろう。 敵の狙いが何であれ、時間をかけすぎるのもよくないからな」
40の言葉に、俺は判断を下す。 幸い、腕の立つ技師はいる。 ナビゲーターの補佐、予備戦力も十分だろう。 各部署や部隊に話を付け、早速メンバーの選別に移ることにした