ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
UMP45からの視線が鋭くなった。 特に俺は何かをした訳ではないのだが、薄く笑う事がなくなった。 だが俺はそんなことを気にすることなく、UMP45を副官にして仕事をする
「これを機に部隊の再編をしてもいいかもな」
「まぁ、最初のままだったからね」
今回の作戦にあたり、臨時で組み直した部隊表を見つつ、40と会話をする。 各部隊の隊長や40などと話し合い決めた今回の部隊、これで鉄血のハイエンドモデルを殲滅する
「さて、お前達は今回の作戦のキモになる、よろしく頼むぞUMP45」
「・・・・・・よく指揮官も私達みたいな信用ならない部隊を作戦の中心に使う気になりましたね」
「信用なるならないは別としても、グリフィンの裏の仕事を遂行する力はあるんだ、その実力を買ってるだけだ」
「ふーん」
自分から話を振っておいて興味のなさそうに返事をするUMP45、40を見ると苦笑している。 手に負えなくなった俺は、書類を片付ける。 今回の作戦に関する書類が多くなったので、シーアが振り分けておいてくれているので大変助かる
「トウラベ指揮官、申し訳ないのですがこの書類なんですが急に提出するようになってしまって」
「すくにチェックしよう」
シーアから書類を受け取り、素早くチェック。 それが終わりシーアに返すと、急いで司令室を出て行ってしまう。 余程急ぎだったようだ、内容的にそんなに急を要するものでもなかったような気もするが。 そんな風に俺、40、UMP45の三人で仕事を続けていると、不意にUMP45が口を開く
「一つ、お二人に聞きたいことがあるのですが」
急な改まった口調に可笑しさを感じ顔を上げると、UMP45がこちらを真剣に見ていた。 何なのだろうかと思い40を見るも、40も心当たりがないようだ
「指揮官達は何年か前、私達に依頼を出さなかった?」
「・・・・・・」
何だ、そのことか。 正直、もっとヤバいことにでも気が付いたのかと思った。 40の正体とか。 まぁ、40の正体に気が付いたのなら、UMP45がこんなに冷静に問いかけてこないか。 さて、UMP45の質問だが、404に依頼を出すのは全て40が勝手にやっていたので俺は正確な数を知らない。 とは言え、心当たりがあるとすればUMP9の件だろう
「さて、いろんなところを転々としていたのでな、覚えていないな」
「私たちも知らなかった9の本当の名前を知っていたのに?」
「風の噂で聞いたんじゃないか?」
「とぼけないで!!」
書類を続けながらUMP45の質問に答えていると、とうとう我慢できなくなったのか持っていた資料を床に叩きつけ俺に近づいてくるUMP45
「どういう手段を使ったのかは知らないけど、9をもとに戻しなさい!!」
「悪いが何もやっていないんでな、元に戻しようがない。 どちらかと言えば、最初からじゃないのか? 404とはそう言う集まりだろう?」
服を掴みガクガク揺らしてくるがそれを意に介さず、UMP45に言う。 一瞬勢いが止まったものの、また揺らそうとしたところで40が止めに入る
「まーまー、そこらへんにしなよ45」
「部外者は黙ってて!!」
「はー...... 仕方ないか」
40がUMP45肩に手を置き、一拍おくとUMP45が倒れかかってくる
「随分と手荒な」
「あたい的にも少し見過ごせなかったからね」
そう言うと自分の席に戻り、書類を続ける40。 俺は俺でUMP9を司令室に呼びつける
「指揮官、呼んだ?」
「来たか、UMP9。 悪いがそこで寝ているUMP45を持って帰ってくれ」
「・・・・・・何をしたの?」
こちらを訝しむような眼で見るUMP9。 俺はそれに首を振ってこたえる
「なに、お前をもとに戻せと言われてな。 そもそも、何もやってないと言ったら掴みかかってきてな」
「あー、私のせい?」
「別にそんなことないだろう」
「んー、ごめんなさい、指揮官。 でも、45姉も色々と混乱してると思うから許してあげて?」
そう言いながら申し訳なさそうに司令室を去って行くUMP9
「色々混乱、ね」