ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
仕事を40とシーアに任せ、俺は街に来ていた。 と言うのも
「服屋はまだまだ沢山あるのよ、早くしてくれないかしら?」
「へいへい......」
FALとの約束を果たすためだ。 なんでこんな面倒なことをと思わなくもないが、約束を反故にするのは良くない。 まぁ、反故にした後の方が面倒な気がしてならないが。
そんなわけで、いつものスケスケなものではなく、
「そこの店も少し覗いてみましょうか」
「好きにしてくれ」
FALの後をついていくと、どうやら服屋は服屋でも男物のようだ。 まさかFALはそっちも着るのかと思えば、適当な商品を取り俺に合わせる
「こっちより、こっちかしら? アコナイトはどっちが良いのかしら?」
「別にこだわりなんてないから任せる」
「はぁー......」
クソでかいため息を目の前で吐かれる。 両手に荷物を持っていなかったら、殴りつけていたかもしれない。 いや、このFALの服が入った袋で殴れば良いのでは? そんな葛藤をしているとは知らずに、FALは話始める
「貴方ねぇ...... 一応貴方は私の指揮官なの、貴方がダサい服なんか着てたら私のセンスを疑われるでしょ?」
「大丈夫だ、その前にお前のセンスが壊滅的だからな」
「はあ? 何度も言うけど、私はセンスの塊だから」
「・・・・・・」
毎度毎度言っているが、何時ものあの格好はただの痴女だ。 実際、新人と言うのも微妙だがわーちゃんやシャアイターなどはFALの服に関して未だにどうにかならないのか言ってくるのだ。 他の人形達は慣れたようだが。 まぁ、今更言っても無駄なのは解っているので、素直に黙ることにした。 その様子に納得したのか一度頷き、オシャレな服がどのように大切なのか語り始めた。 まぁ、その話はほとんど聞き流していたが
「そんなわけで、ちゃんとしてよね」
「善処するとしよう」
俺がそう言うとため息をつくものの、また服を選び始めるFAL。 何が嬉しいのか、少し楽しそうだった
「さて、これなんてどうかしら?」
そう言って、また服を持ってくるFAL
「任せるさ」
「だから」
「お前はセンスがいいんだろう? なら、センスのない俺が選ぶよりいいだろうさ」
「・・・・・・・そう言う事。 ふん、ならもっと似合いそうなのを持ってくるわ」
俺が同じことを繰り返したのが気に入らなかったのか、今度こそ怒ろうとしたFALだったが、俺がそう言うと少し驚いた顔をしながらも挑戦的な笑みで服選びに戻った。 その後、FALの選んだ服で基地に帰ると、皆に驚かれたとか驚かれなかったとか