ドールズフロントライン(仮)   作:サクサクフェイはや幻想入り

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第74話

先日、鉄血の襲撃があった。 と言ってもこの基地ではなく、S9地区で前線に一番近い基地に襲撃をかけたものの、俺やエルピーダ指揮官の所から増援を出すとあっさり引いていったものだが。 

一応、エルピーダ指揮官の所のAR小隊は敵ハイエンドモデルと戦闘になったらしいが、敵があっさりと引いた為どのどのハイエンドモデルかは確認できなかったようだが。 その引き際にどうも何かあったらしく、エルピーダ指揮官の所は騒がしかった。 ウチは周りの敵の殲滅を担当し、何事もなく帰ってきたのだが。 

そんな事はあったものの、平和なS9地区。 鉄血との小競り合いは続いているものの、新人君達が頑張っている為、中枢である此方の方まで敵が流れてくる事はない

 

「ひまー」

 

そう言ってだらけているのは40で、机で伸びていた。 幾ら裏の組織もいるとは言え、毎日摘発しているわけではなく、敵も来ないので暇を持て余していた。 それはもちろん俺もだが

 

「全く、シャキッとしなさい40」

 

そう注意を促すのはFALだ。 FALはまだパトロールに黙って行ってくれるから良いが、パトロールばかりでは腕が鈍るなど他の人形からは意見も上がってきている。 まぁ、正直な話

 

「そろそろ限界だな」

 

俺がそう言うとFALは銃の手入れをやめ、此方をみてくる。 40も顔だけは此方に向けている

 

「限界、ですか?」

 

首を傾げて聞いてきたのはシーアだ

 

「あぁ。 40はともかくとして、FALも部隊員から同じような声が上がってきているだろう?」

 

「えぇー、なんでさー」

 

「・・・・・・まぁ、ね。 今まで忙しかった分、ここ最近は鉄血とも出会わないもの。 一応、指揮官が気を遣って物資等の護衛に就かせてくれてるけど、前の喧騒とは程遠いって隊員達からは出てるわ」

 

40の言葉は無視し、FALの言葉に耳を傾ける。 まぁ、俺に直接言いにくる人形も居たくらいだったからな、現場を仕切るFALならもっと話を聞くだろう

 

「確かにそうですが...... ですが、これ以上パトロール等の範囲を広げるとなると、他の基地との兼ね合いもありますし、それにあまり基地を空けるのも......」

 

「シーアの言う通りでもあるが、実際無視できるものでもあるまい。 俺の言うことを聞かなくなると言う事はないにしても、士気が下がるのは目に見えている」

 

「それで、何かいい案でもあるのかしら?」

 

「まぁ、コレ次第だろうな」

 

そう言って一通の手紙を取り出す。 本部が直接送ってきたもので、内容は各地区の戦績の報告や、お知らせだ。 本来ならこの地区の統括であるエルピーダ指揮官のところだけに送られるのだが、これまでの作戦でハイエンドモデル殲滅の共同作戦際、連名で報告書を提出していたらしく俺のところにも来た次第だ。 まぁ、別件もあるのだろうが

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