ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
UMP姉妹の地獄の鬼ごっこから数日、S5地区はS9地区以上に暇だった。 あまり重要な拠点ではないからか、パトロールも一日一回で良いとかなり暇だった。
寒いから外に出たくないと言うのはあるものの、暇過ぎれば基地内の空気も悪くなる。 出掛けようにもさっきも言った通り重要な拠点ではないので、大きな街もない。 ここをグリフィンが統括しているのは、本部からここの地区を経由して他の地区へのアクセスがいいからだ。 とは言え、仮にここのエリアが鉄血などに占拠されたとしても、今なら多少回り道をすれば良いだけなのでそこまで支障がない
「それで、この状況どうするつもりなの?」
自分の椅子に座り、俺に聞いてくるFAL。 司令室にいるものの、特にやることも無いのでこの部屋にいる必要はないのだが、何かあったら仕方ないのでいるのだ。 一応、シーアにも暇は出しているのだが、何故かこの部屋で資料の整理などをしている
「どうするも何も、暇な人員を集めて、屋外の演習場を作っているところだろう? もう少しで完成だし、それで少しは気晴らしになるだろう」
「そんなもの、持って数日でしょう。 実際、基地に来たての頃は皆んな雪合戦とかやっていたけど、今はどうなの?」
「そうは言ってもな......」
一応、このエリアでハイエンドモデルが目撃されたから来たものの、そのハイエンドモデル自体が見つからない。 ドローン関連も40がアップデートすると言って出していない。 そもそも、地走用のドローンも雪道に対応していないので、それの改造も施すと言っていたのでちょうど良いと言えばちょうどいいのだが
「まぁ、ドローンのアップデートが終われば、この状況も打破できるだろうよ」
「確か前回の秘密基地襲撃時の教訓を活かすとか言っていたけど」
「詳しい仕様書は...... シーア」
「ここにあります。 それとコーヒーもどうぞ」
「ありがとう」
40から提出された仕様書とコーヒーを受け取り、シーアに礼を言う。 受け取った仕様書をFALに投げると、早速仕様書を読み込むFAL。 色々と小難しいことが書いてあるものの、要約すれば前回の秘密基地襲撃の時敵が潜んでいたのを感知できなかったので、それを感知する機能を取り付けますということだ。 他にもいろいろと細かいアップデートがあるようだが
「40も色々大変ね」
仕様書を俺に返すと、ため息をつきながらそう言うFAL。 とは言え、40も好きでやっていることなのでなんとも思わないようだが