ドールズフロントライン(仮) 作:サクサクフェイはや幻想入り
S5地区に移動してから数週間が経過した。 相変わらずハイエンドモデルは姿を現さないものの、人形達にとっては朗報をお届けることが出来そうだ。
今まで気が付いていなかった俺が言うのもなんだが、このS5地区、防衛網に穴がありすぎて敵の侵入を許している。
何故かは知らないが、とある施設を囲んでおり敵の数はどんどん増えている
「この施設、鉄血にとって重要な施設なのか?」
「ふふふ、本来ならそうじゃないんだけどね」
もったいぶった言い方をする40。 この言い方から察するに、この施設には何があるようだ
「それで、ここには何があるのかしら?」
FALが呆れたように言うと、少し笑いながら説明を始める40
「ここ、なんの変哲もない建物に見えるけど、ハッキングしてちょちょいと調べたら、なんと!」
「なんと?」
40の言ったことを繰り返すFAL、すこし怒ったようなFALに慌てて説明を続けようとする40だが、意外な者に説明役を奪われる
「M4達AR小隊がエルピーダ指揮官のもとからを離れたでしょう? その理由がAR-15と接触をしたから。 本部は傘ウイルスを警戒して、AR-15やAR小隊に接触したとされる人形達を片っ端から隔離して傘ウイルスの検査をしているの」
「45〜」
「貴女に任せていたら話しが進まないからよ、40」
「ガーン!」
漫才をやっているUMP姉妹は放っておいて、今UMP45が言っていたことを頭の中で纏める。 AR小隊の新たな所属先を聞いていないとは思っていたが、そんな事になっていたとは。 まぁ確かに、AR-15がああなったのだ、本部が危惧するのもわかる。 とは言え、こんな何もないところでやらないでも、そう思ったが思い直す。
「鉄血がここに集まり出したと言うことは」
「バレた、または当たりをつけたと言う事になるでしょうね」
40と漫才をやっていると思ったら、俺の話も聞いていたか。 UMP45が俺のつぶやきに、少し笑いながら返事をする。 俺から本部にこのことを報告してもいいのだが、せっかくの機会だ人形たちのストレス発散のために鉄血に犠牲になってもらおう
「シーア、基地内に放送を」
「了解しました」
「どんなハイエンドモデルか知らんが、ウチの人形たちのストレス発散に付き合てもらうか」
俺はほくそ笑みながら立ち上がる。 俺もそれなりにストレスが溜まっていたからな発散させてもらうとしよう